今回はバーボンから、ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサスのスタンダードを飲みます。

テキサスの美人

_DSC3906_01ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス、「テキサスの黄色いバラ」とは、テキサスの美人の異名で、南北戦争時に歌われていたバラードの題材にもなりました。

発売するのは、ヘブンヒルの子会社であるケンタッキー・リザーヴ・ディスティリング社です。

同社では、ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサスの発売前の1788年から操業をしており、バーボンの蒸溜所としても古参に当たります。

ラインナップとしては、今回飲むスタンダードの他、8年、12年、15年があります。

もっと詳しい資料がないかを探しましたが、これ以上のものはありませんでした。

甘い香りが目立つ

グラスからの香り、液色

グラスからは、バーボンならではの接着剤の香りが強く感じられます。その奥からはバニラの甘い香りも得られます。

液色は中庸な琥珀色です。

ストレート

先に接着剤の香りが広がり、後からライム、青リンゴ、バニラ、バナナと続きます。
味わいは、アルコールからの辛みが強く、しばらく立ってから酸味が広がっていきます。

ロック

接着剤やメロンを思わせる香りが先に訪れ、その後はライム、石鹸、ナッツ、青リンゴの香りが続きます。
バニラの香りは残り香のような感じられます。

味わいは、苦みを先に感じた後、軽い酸味とともに甘みが得られます。

ハイボール

メロンとナッツの香りが広がり、奥からはバニラの香りが広がっていきます。
味わいは多少苦みがあるものの、全体的には甘みと酸味が絡み合うように感じられます。

まとめ

全体的には一般的なバーボンの香り、味わいを持っていますが、バニラやバナナの甘い香りや味わいにも甘みが目立って、比較的飲みやすいかと思います。

ただ、特段にうまいと言うほどでは無く、おすすめできるほどのものでは無いです。

700mL、アルコール度数40度、価格は1500円ほど。
1000円台のスタンダードなバーボンとしてみれば、外れの無い安心感があるでしょう。

<個人的評価>

  • 香り B: 接着剤、メロン、ナッツの香りが先に訪れ、バニラ、バナナの甘い香りが続く。
  • 味わい C: ストレートではアルコールからの辛みが強め。加水で苦みが多少感じられるが、比較的甘みが強め。
  • 総評 C: 比較的甘みがあって、癖が少なくてとっつきやすい。