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【徹底比較】自動車保険のおすすめ人気ランキング16選【安くて補償が充実しているのはどこ?】

自動車保険はチューリッヒ・アクサダイレクト・SBI損保をはじめとして、たくさんの種類の商品が販売されています。ネットでシミュレーションや一括見積もりをしてみても、人身傷害補償や車両保険、免責金額などの任意保険の内容も複雑ですし、20代・30代・40代など年齢によって選ぶ基準が異なるので、どれに加入すればよいか悩んでいる人も多いでのはないでしょうか?


そこで今回はインターネットで人気の自動車保険16商品を徹底的に比較し、ランキング形式でご紹介していきたいと思います。


比較検証は以下の4点について行いました。

  1. 事故対応力
  2. 保険料
  3. ロードサービス
  4. 補償内容

安くて補償が充実しているあなたにおすすめの自動車保険はどれなのでしょうか?自動車保険の選び方や費用の相場、各自動車保険の比較表も掲載していますので、ぜひ加入の際の参考にしてみてください。

  • 2021年07月26日更新

この記事を監修する専門家

CFP ®認定者・1級FP技能士
松浦建二
青山学院大学卒。大手ハウスメーカー、外資系生命保険会社を経て2002年よりファイナンシャルプランナーとして活動。個人を中心に住宅購入やライフプラン、保障設計、節税、運用等の相談業務をはじめ、各分野の執筆や講演等もおこなっている。青山学院大学非常勤講師。オールアバウトマネーガイド。

検証のポイント

人気の自動車保険16サービスをすべて集めて、徹底的に比較検証しました
  • 事故対応力

    検証① 事故対応力

    まずは、万が一事故を起こしてしまったときのことを考えて注目しておきたい、保険会社の事故対応力を調査しました。調査では「コールセンターの応対力」「事故現場でのスタッフの対応力」「示談交渉サービス」の3つについて、それぞれ質問を設定して満足度を回答してもらっています。質問は以下の3項目とし、それぞれについて5段階評価で回答を集めたのち、3項目の評価を平均して評価しました。なお、総合評価における本検証軸での評価は25%を占めています。【質問文】Q1.事故受付コールセンターの応対について、どれくらい満足していますか?Q2.あなたが自動車事故に遭った際、事故現場でのスタッフの対応について、どれくらい満足していますか?Q3.保険会社の示談交渉について、どれくらい満足していますか?【回答選択肢】5点:とても満足4点:まあまあ満足3点:普通2点:やや不満1点:とても不満【調査概要】調査日:2020年12月調査対象:事故対応16サービスの利用者有効回答数:835人調査会社:大手アンケート調査会社

  • 保険料

    検証② 保険料

    次に、保険料を検証しました。保険料は、自動車保険16商品それぞれについて以下の条件で試算を行い、総合的に安いものを高評価として評価づけを行いました。総合評価における本検証軸での評価は、25%を占めています。車両・初年度登録:①トヨタ プリウスS・2017年2月 ②ホンダ NboxカスタムGL・2017年9月保険期間:1年間契約開始日:2021年3月使用目的:日常・レジャー年間走行距離:10,000km年齢・免許証の色・等級:①25歳・ブルー・6等級 ②45歳・ゴールド・15等級 ③60歳・ゴールド・20等級運転者範囲:本人と配偶者限定(同年齢)年齢条件:年齢3パターンそれぞれについて最小限で設定対人・対物補償:無制限対物超過費用補償:無制限人身傷害補償:5,000万円(搭乗中のみ)搭乗者傷害補償:なし無保険車傷害補償:あり車両保険:あり(限定型)車両保険の免責金額:1回目5万円・2回目10万円付加する特約:弁護士費用特約ロードサービス:ありなお、この条件と同様に設定できない商品の場合、これに最も近い条件で試算を行いました。

  • ロードサービス

    検証③ ロードサービス

    さらに、事故を起こしてしまったときや、車が故障したときに備えるために注目したい、ロードサービスの充実度を検証しました。今回は、16商品のロードサービスの充実度を確認し、加点評価をしています。評価づけは、下記25項目について行いました。なお、総合評価における本検証軸での評価は、25%を占めています。24時間365日対応+0.5点スマホ連携+0.2点自動付帯+0.3点レッカー無料搬送距離50km以上+0.3点提携工場あり+0.25点引取費用補償+0.1点納車費用補償+0.1点宿泊費用補償+0.25点帰宅費用補償+0.25点ペット宿泊費用補償+0.1点代車・レンタカー費用補償+0.25点情報提供サービス+0.2点家族への伝言サービス+0.1点パンク対応+0.3点バッテリー上がり対応+0.3点脱輪対応+0.3点ガス欠対応+0.2点キー閉じ込み対応+0.1点オイル漏れ対応+0.1点冷却水補充+0.1点バルブ交換対応+0.1点ボルト締め増し対応+0.1点スタック+0.2点チェーン着脱+0.2点サイドブレーキ固着解除+0.1点

  • 補償内容

    検証④ 補償内容

    最後に、自動車保険へ加入する際に必ず確認しておきたい、補償内容の充実度を検証しました。今回は、16商品の補償内容の充実度を確認し、加点評価をしています。評価づけは、下記30項目について行いました。なお、総合評価における本検証軸での評価は、25%を占めています。対人対物賠償・無制限設定可能+0.5点対物超過費用補償・限度額無制限設定可能+0.25点対物超過費用補償・自動付帯+0.15点人身傷害補償・補償範囲車内外選択可能+0.2点搭乗者傷害補償・交通事故2倍特約+0.1点無保険車傷害補償・自動付帯+0.2点車両保険・一般型/限定型選択可能+0.3点車両保険(限定型)各+0.1点:自損事故/自転車接触/当て逃げ/転覆落下/火災/他車接触/飛来物/ 自然災害/落書き・いたずら・騒擾/盗難車両保険・車対車免責ゼロ特約あり+0.1点示談交渉サービスあり+0.5点弁護士費用特約・交通事故+日常生活補償+0.2点弁護士費用補償・限度額300万円+0.25点現場かけつけサービス+0.1点ドラレコ特約あり+0.1点個人賠償責任補償・自転車事故補償+0.2点ファミリーバイク特約・人身傷害補償付き+0.2点他車運転特約・自動付帯+0.2点身の回り品補償特約あり+0.1点全損時諸費用補償特約あり+0.1点被害者救済費用特約・自動付帯+0.15点地震等被害に関わる費用補償特約+0.1点

  • すべての検証はmybest社内で行っています

    自社施設
    本記事はmybestが独自に調査・作成しています。記事公開後、記事内容に関連した広告を出稿いただくこともありますが、広告出稿の有無によって順位、内容は改変されません。
    専門家は選び方を監修しています。ランキングに掲載している商品は専門家が選定したものではなく、編集部が独自に集計・ランキング付けしたものです。
    本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の保険商品についての勧誘や契約の推奨を目的としたものではありません。弊社が内容について正確性を含め一切を保証するものではないため、個別商品については各保険会社にお問い合わせください。

    「任意保険」に加入しないと危険?「自賠責保険」との違い

    「任意保険」に加入しないと危険?「自賠責保険」との違い

    自動車事故に備える保険は「任意保険」と「自賠責保険」の2種類。任意保険は、加入するかどうか個人の自由です。一方、自賠責保険は車を持っているすべての人に対して加入が義務づけられています。つまり、車を持っている人はすでに自動車保険へ加入しているということです。


    しかし、自賠責保険だけでは、自動車事故に十分な備えができているとはいえません。自賠責保険の内容は相手のケガへの補償に限られており、限度額は被害者の死亡・後遺障害で3,000万円(常時介護の場合は4,000万円)が最大。さらに、相手のものや自分のケガへの補償はいっさい受けられません。


    自動車事故では、損害賠償の金額が数億円となったケースが過去に何度もあります。そのため、自賠責保険でカバーしきれない部分の差額を自己負担することのないよう、任意保険に加入して、しっかり備えることが重要です。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    自賠責保険は、あくまで最低限の補償です。自賠責保険だけにしか加入していない場合、相手のケガに対する補償しか受けることができず、十分な備えはできません。そのため、任意保険に加入して、相手のケガだけでなく、相手のものや自分も守ることがとても重要になります。

    自動車保険の種類は?「ダイレクト型」「代理店型」の2種類

    自動車保険の種類は?「ダイレクト型」「代理店型」の2種類

    自動車保険の任意保険には「ダイレクト型」と「代理店型」の2つのタイプがあります。ダイレクト型は、申し込みや事故連絡などを保険会社と直接やりとりするタイプ。仲介する人が少ない分、保険料が割安になる傾向に。ただし、決まった担当者はいないので、自分で補償を決めたい人に向いています。


    代理店型は代理店の担当者をとおして、申し込みや保険会社との連絡を行うタイプ。疑問点の解決や事故のときも、決まった担当者に連絡できるのが強みです。保険料は仲介する人が多い分、ダイレクト型に比べると高くなる傾向にあります。


    それぞれに特徴はあるものの、自動車保険の補償はどちらも問題なく受けられます。あとは自分が安心できたり、満足感を得られたりするほうを選べばOK。なお、このあと紹介する自動車保険の選び方は、ダイレクト型・代理店型どちらにも共通するポイントですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    自動車保険に加入するときは、補償の内容と保険料のバランスをよく考えることが大切です。タイプによる違いはありますが、自分が納得感を持てる自動車保険に加入するようにしましょう。


    なお代理店型は、自分のことをよく知ってくれている担当者に相談できるので、いざというときに心強いといえます。

    自動車保険の選び方

    ここからは、自動車保険を選ぶ際にチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。

    ① 事故対応力で選ぶ。とくに示談交渉サービス・弁護士費用特約に注目

    自動車保険を選ぶ際に注目したいのが、万が一事故を起こしてしまったときの保険会社の事故対応力です。


    各社の事故対応力を判断するには、以下のポイントを確認するようにしてください。

    示談交渉サービスが付帯しているとプロに交渉をおまかせできる

    示談交渉サービスが付帯しているとプロに交渉をおまかせできる

    まずは「示談交渉サービス」が付帯するのかを確認しましょう。


    示談交渉とは事故の状況をみて、損害賠償の金額や負担する割合を決める話し合いのこと。時間がかかるうえに法律の専門知識も必要になるので、自分で交渉を進めるのは非常に困難です。


    そこで、力を発揮するのが示談交渉サービス。保険会社のプロが示談交渉を引き受けてくれるので、複雑な話し合いに気を揉むことがなくなります。一度依頼すれば、あとは保険会社からの状況報告を待つだけ。事故のあとも仕事や家事など日常生活は続くので、とても心強いサービスといえるでしょう。


    また、事故のあとはお互い気が立っていることも考えられます。冷静な話し合いを進めるのは精神的にもつらく、示談交渉は大きなストレスとなってしまうこともあるため、できれば避けたいですよね。いざというときに安心できるよう、示談交渉サービスのついた自動車保険を選ぶようにしましょう。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    加害者であっても、被害者であっても、交通事故のあとに相手と交渉するのは、精神的にとても大変なものです。さらに、ケガをしていれば肉体的にもつらくなるケースも。その際、保険会社に代わりに示談交渉をしてもらえるのは、とてもありがたいことです。


    また、事故の当事者同士で交渉しようとしても、なかなかお互いの意見が噛み合わないこともしばしばあります。そうした事態を避けるためにも、専門家にまかせるのが無難なので、示談交渉サービスはぜひ注目しておきたいサービスです

    弁護士費用特約が付帯しているともらい事故でもプロに相談ができる

    弁護士費用特約が付帯しているともらい事故でもプロに相談ができる
    出典:zurich.co.jp

    次に「弁護士費用特約」が付帯しているかも確認しましょう。


    この特約は主に「もらい事故」の際、弁護士への相談費用を補償してくれるものです。先ほどご紹介した示談交渉サービスは主に自分が事故を起こした際に利用できるサービスであり、自分に非がないもらい事故では原則利用することができません。


    自動車事故では3件に1件がもらい事故であり、被害に遭うリスクも十分に想定できます。その際、示談交渉を自分だけで進めるのは難しいため、数十万円の相談料を支払って弁護士に手助けをお願いするのがスタンダード。自分で負担するには大きな金額なので、しっかりと備えておきたいところです。


    なお、基本的に弁護士費用特約は家族のなかでひとり加入していれば、全員が補償を受けられます。すでに自動車保険の契約がある人は、付帯する前にいまの加入状況と補償範囲を確認して、補償が重複しないように注意しましょう。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    もらい事故では、保険会社の示談交渉サービスを利用することができません。そのため、弁護士費用特約を付帯して、専門家のサポートを得られる態勢を整えておくことが大切です。


    示談交渉は、話の進め方によって大きく結果が変わることがあります。また、自分と相手とで意見の食い違いがある場合などでも、弁護士に相談することで精神的に安心できる部分が大きいでしょう。

    事故の初動対応を確認。24時間365日対応がおすすめ

    事故の初動対応を確認。24時間365日対応がおすすめ
    出典:m.my-best.com

    夜間や休日に事故を起こしてしまった場合に備えて、事故の初動対応時間が「24時間365日」かチェックしましょう。


    初動対応とは、保険会社のオペレーターが相手への連絡や代車の手配などをしてくれるサポートのこと。事故報告の受付だけを行う「事故受付時間」とは異なるので、注意が必要です。


    また、事故の現場にスタッフが急行してくれる「現場かけつけサービス」の付帯も、あわせて確認を。事故のときは気が動転することもあり、なかなか冷静に対処することは難しいもの。現場かけつけサービスがあれば、プロが事故現場で必要な連絡や対応を代行してくれるので安心といえます。


    なお、初動対応が24時間対応でなくでも、ロードサービスはいつでも依頼できることが一般的。交通事故で車が動かなくなり、レッカー車をお願いしたい場合は、たとえ夜間でも基本的に対応してもらえますよ。ただし、商品によって違いもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    休日や夜間、また早朝の事故など、いつでも対応してもらえる自動車保険ならとても心強いですよね。自動車保険に加入する際は、事故の対応をしてもらえる時間帯を必ずチェックしましょう。

    ロードサービスのレッカー無料搬送距離をチェック。普段の外出の範囲を目安にして

    ロードサービスのレッカー無料搬送距離をチェック。普段の外出の範囲を目安にして
    出典:edsp.co.jp

    事故で車が動かなくなったときのために、ロードサービスの「レッカー無料搬送距離」も確認したいポイントです。


    搬送先は自分が指定する修理工場か、保険会社と提携している工場から選ぶのが基本です。工場にこだわりがあり、それほど遠出をしない人なら、自宅の50km圏内をカバーできれば基本的に問題ないでしょう。


    一方どこの修理工場でも気にしない人は、それほどレッカー無料搬送距離に注目しなくてもOK。工場を指定しない場合は、保険会社の提携工場に運ばれますが、提携工場なら搬送料は距離に関係なく無料なのが一般的。ただし、なかには有料の商品もあるので、加入前にチェックしておくとよいでしょう。


    なお、ロードサービスは交通事故のとき以外に、車が故障してしまった際も利用できるので、ぜひチェックしておきたいサービスです。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    保険会社と提携している工場へ運ぶ場合は、搬送距離に関わらず無料であることが一般的です。しかし、とくにこだわりのある車に乗っているなら、自分の指定する場所へ車を搬送してもらうケースもあるでしょう。


    自分の車が自走できなくなってしまったとき、どのような対応をする必要があるかをよく検討して、商品ごとにサービス内容の違いを確認することが重要です。

    ドラレコ特約があれば最新のドラレコが利用できる

    ドラレコ特約があれば最新のドラレコが利用できる

    まだ自分の車にドラレコを搭載していない人は「ドラレコ特約」がつけられるかどうかもチェックしておくとよいでしょう。


    ドラレコ特約とは、最新のドラレコを月800円程度でレンタルできる特約。交通事故の大きな衝撃を感知すると自動的に保険会社へ連絡が行くため、スムーズに事故対応を依頼することができます。さらに、事故映像も自動で保険会社に送信されるので、映像を提出する手間もかかりません。


    ただし、ドラレコを長期間使うなら、いっそ購入するのも手。ドラレコ特約でも車への取り付け工賃が自己負担で1万円ほどかかるうえに、一般的なドラレコの価格は2万円程度。そのため、ドラレコ特約を2年以上契約すると、買ったほうがお得になる計算なので、購入も検討したほうがよいですよ。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    「あおり運転」が大きな問題となっていることから、その対策としてドラレコの重要度はどんどん増しています。ドラレコ特約を取り扱っている保険会社は限定されますが、まだ搭載していない人は念のためチェックしておきたい補償です。

    ② ロードサービスで選ぶ。バッテリー上がり・パンク・脱輪などの対応を確認

    自動車保険を選ぶ際に、ぜひ注目したいのが「ロードサービス」です。交通事故だけでなく車の故障でも利用できるため、急なトラブルに対応できます。交通事故への備えはもちろん重要ですが、故障のトラブルに遭う確率のほうが高いのが現実。バッテリー上がりやパンクの対応をチェックしましょう。

    バッテリー上がり:「ジャンピングスタート」対応が補償されるかチェック

    バッテリー上がり:「ジャンピングスタート」対応が補償されるかチェック
    出典:zurich.co.jp

    バッテリーが上がった際に、別の車とケーブルをつないで電気を分けてもらう「ジャンピングスタート対応」が、ロードサービスに含まれているか確認しましょう。JAFのレポートによれば、バッテリー上がりは最も発生件数の多いトラブルなので、ぜひ備えておきたいところです。


    ジャンピングスタートの対応回数は年1回あればOK。バッテリー上がりの主な原因はライトの消し忘れですが、一晩中つけっぱなしにしない限り頻発はしません。また、現場でバッテリー充電までしてくれる商品もありますが、充電はガソリンスタンドでもできるので必須というほどではないといえます。


    なお、ジャンピングスタートはあくまで応急処置のため、バッテリー上がりを起こしてしまった場合は復旧後に必ず整備工場やガソリンスタンドで充電してもらいましょう。加えて、バッテリーは2年〜3年で寿命を迎えるので、定期的なメンテナンスを心がけることが大切です。

    パンク:「スペアタイヤ交換」に対応しているかしっかり確認を

    パンク:「スペアタイヤ交換」に対応しているかしっかり確認を

    車のタイヤがパンクしてしまったときに備えて「スペアタイヤ交換」に対応しているかチェックしましょう。スペアタイヤ交換をカバーしている商品なら、車に備え付けの修理キットでも応急処置をしてもらえることが一般的。そのため、普段タイヤを積んでいない車でも安心ですよ。


    さらに、ロードサービスのなかには、現場でプロが本格的な修理をしてくれるものもあるので要注目。現場で修理まで済むと、タイヤのダメージが深い場合でもレッカーで修理工場へ搬送する手間がかかりません。ただし、修理費用は自己負担であることがスタンダードなので注意が必要です。


    なお、よほど専門的な知識がある人以外は、自分の手でタイヤの修理・交換をしようとするのは避けたほうが無難です。かえってタイヤにダメージを与えかねないので、ロードサービスに依頼するようにしましょう。

    脱輪:「1m以内の引き上げ」に対応しているかチェック

    車の運転中に脱輪してしまった場合の対応は「1m以内の引き上げ無料」か、あらかじめチェックしましょう。脱輪しやすい路肩の側溝や縁石は、1mに満たないことがほとんどのため、1m以内の引き上げに対応していれば十分だといえます。


    また、商品ごとに1輪や2輪など脱輪時に無料対応してくれるタイヤの数に違いが見られますが、それほど気にする必要はありません。側溝や縁石での脱輪は1輪のケースが大半を占めるため、1輪以上の引き上げに対応していれば問題なくカバーすることができます。


    なお脱輪は、自力で復旧できるケースもあるといわれていますが、基本的にロードサービスへ依頼しましょう。自己流で誤った対応をし、被害を大きくしてしまっては取り返しがつかないことになりかねません。

    旅行・出張先でのトラブル:「宿泊・帰宅費用補償」がついているかを確認

    旅行・出張先でのトラブル:「宿泊・帰宅費用補償」がついているかを確認
    出典:m.my-best.com

    「宿泊・帰宅費用補償」がついているかどうかも確認しましょう。宿泊・帰宅費用の補償がついていれば、もし旅行や出張などの遠出した先でトラブルに見舞われても、費用の補償をしてもらえるのでとても心強いですよ。


    補償の限度額は商品によって違いがありますが、1人あたり宿泊なら1泊1万円、帰宅費用なら2万円の補償があれば基本的にOK。急遽ビジネスホテルに泊まる場合、宿泊費は1万円程度です。また、移動で新幹線に乗る場合でも、2万円程度の補償があれば十分カバーできるでしょう。


    また、もしものときにレンタカーで帰宅したい人は、レンタカー費用補償もあわせてチェック。レンタカー費用補償は、24時間無料で乗り捨てできると便利ですよ。ただし、レンタカー費用のみで、宿泊・帰宅費用補償に対応していないものはやや使いにくいので、この点には注意しましょう。

    ガス欠・鍵の閉じ込み・オイル漏れに対応しているかを確認。30分以内の軽作業は基本無料

    ロードサービスに注目する際、30分以内の軽作業が無料であれば、ガス欠や鍵の閉じ込み・オイル漏れなど細かい対応範囲は気にし過ぎなくてOKです。パンフレットなどに記載されているトラブル対応は、ロードサービスの一部分であるケースが多く、実際には幅広く対応していることがスタンダード。


    なお、ロードサービスの料金には基本料と作業料があり、自動車保険はこれらを無料補償してくれますが、消耗品・部品代は自己負担になることが一般的です。また、30分を超える分の作業料も自己負担になる点にも注意しましょう

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    ロードサービスの対応内容は、基本的にどの商品でも、さまざまなトラブルをカバーすることができています。一方、商品によって軽作業の内容など細かな部分には違いがあるので、自動車保険を比較して検討するなら注目ポイントにもなり得るといえるでしょう

    ③ 事故を起こしてしまったときの相手への補償で選ぶ。「対人・対物補償」「対物超過費用補償」を確認

    自動車保険の補償で最も重要なのが、交通事故を起こしてしまった際、相手のケガとものに対する損害賠償をカバーするための補償です。「対人・対物補償」の限度額には、とくに注目しましょう。

    「対人・対物賠償」の限度額は無制限に設定できる商品がおすすめ

    自動車保険を選ぶ際には、「対人・対物賠償」を無制限に設定できるものを選びましょう。対人・対物賠償とは、自動車事故で相手にケガをさせたり、ものを傷つけたりした場合の損害賠償をカバーする補償のこと。


    自動車事故を起こした場合、事故の規模によっては1億円を超える高額な損害賠償の責任を負ってしまうことがあります。多くの人にとって、数億円に及ぶ賠償金を自己負担で賄うことは困難を極めるでしょう。そのため、対人・対物賠償を無制限に設定できることは、とても重要な条件だといえます。


    また実際のところ、限度額を低く設定しても、常に保険料が大幅に安くなるわけではありません。わずかな保険料の節約のために多額の賠償責任を負うことになってしまっては、保険に加入しても本末転倒です。対人・対物補償は、迷わず無制限にすることをおすすめします。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    対人・対物補償は、自動車保険の中心となる補償内容です。限度額は無制限に設定して、万全な備えをすることがとても重要になります。


    保険料の負担額は、たとえば限度額が無制限の場合と、1億円に設定した場合とで大きく変わることはありません。しかし、万が一事故を起こしてしまったときの補償の効果は、無制限と制限ありとで比較にならないほど大きな差となるでしょう。


    過去の賠償事例からみても損害賠償が数億円となるケースがあり、また今後、想定以上の事故を起こしてしまうケースも考えられます。ほとんどの商品で無制限に設定できることが一般的ですが、加入の際には必ず無制限であることを確認するようにしましょう。

    「対物超過費用補償」の付帯をチェック。事故相手の車が古いときにも安心

    「対物超過費用補償」の付帯をチェック。事故相手の車が古いときにも安心

    事故の相手が古い車だったときに備えて「対物超過費用補償」の付帯をチェックしましょう。対物超過費用補償とは相手のものへの補償で、対物賠償補償だけでは賄い切れない部分をカバーするもの。というのも、対物賠償は無制限の設定でも、ものの時価までしか保険金は支払われません。


    たとえば購入から5年たっている車の時価は、時間の経過とともに下がっていくので、新車より低くなります。しかし、車の修理では経過年数に関わらず、高価な部品が必要なケースも。すると、事故相手の車が古い場合、修理費が車の時価を上回り、対物賠償の保険金だけでは払いきれない恐れがあります。


    対物超過費用補償をつけていれば、時価を超えた部分も保険金でカバーできるため、修理費を自己負担する心配が少なくなりますよ。対物超過費用補償は、商品によって「差額修理費補償」と呼ばれることもあるので注意しましょう。なお限度額は、保険料とのバランスをみて決めるのがおすすめです。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    交通事故の相手が古い車に乗っていて、修理費が時価を超えてしまうケースも確かにあります。車を運転する以上は必要最低限の補償だけでなく、想定外の費用に対応してくれる補償も安心のためには、ぜひつけておきたいものです。


    限度額は大きく設定するに越したことはないですが、保険料負担のバランスも自分で一度確認し、適切に設定しましょう。また、自分の貯金で臨時の費用を十分に賄える見とおしがあるなら、この補償の優先度は低くて問題ありません。

    ④ 自分がケガをしたときの補償もチェック。補償の重複に注意して

    交通事故を起こしてしまった際の、自分や同乗者がケガの補償もチェックしましょう。自分や同乗者のケガを補償するときには、すでに別で加入している生命保険や医療保険の保障内容と重複していないか、しっかり確認することが重要です。

    自分のケガに備える「人身傷害補償」をチェック。生命保険などとの重複に注意して

    自分のケガに備える「人身傷害補償」をチェック。生命保険などとの重複に注意して
    出典:zurich.co.jp

    すでに生命保険や医療保険に加入していて、万が一の場合の備えが十分にできている人なら、人身傷害補償は5,000万円程度に設定できればOK。「人身傷害補償」とは、交通事故で自分や同乗者がケガをしてしまったときに、治療にかかった費用を設定した限度額の範囲内で、すべて受け取れる補償です。


    保険会社が発表している損害額を目安に、生命保険に加入していることも考えると、たとえ自分の過失割合が大きかったとしても、5,000万円あれば多くのケースをカバーできます。生命保険や医療保険と補償内容が重複する部分もあるため、事前に確認して保険料が無駄にならないように気をつけましょう。


    さらに、人身傷害補償は示談前でも治療費が確定すれば、限度額の範囲内で実費分の保険金を受け取れることも特徴。通常、相手から損害賠償を受け取れるのは、お互いの治療が終わって示談で金額が決まったあとです。人身傷害補償があれば、長期の治療費の立て替えも避けることができますよ。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    とくに自分に過失のある事故を起こしてしまった場合に備えて、付帯しておきたい補償です。補償の限度額を、大きく設定するに越したことはないですが、ほかに加入している保険との補償の重複は避けましょう。


    なお人身傷害補償は、車に乗っている間だけを補償対象とするか、日常生活で乗車中以外の事故も補償対象に含む設定にするかを選べることが一般的です。


    補償対象とする範囲を広げれば、より安心ですが、その分保険料は高くなります。自身で保険料とのバランスを検討しながら、適切な設定にしましょう。

    治療費の立て替えを避けたいなら「搭乗者傷害補償」もチェック。ただし、補償の重複に注意

    治療費の立て替えを避けたいなら「搭乗者傷害補償」もチェック。ただし、補償の重複に注意

    自分のケガの治療費にあてる保険金をすぐに受け取りたいなら「搭乗者傷害補償」をチェックしましょう。人身傷害補償が治療費を限度額の範囲内で実費分受け取れるのに対して、搭乗者傷害補償はケガの部位や症状に応じて、あらかじめ決められた給付金を定額で受け取れる補償です。


    搭乗者傷害補償は、医師から診断がおりた時点で保険金を受け取れるので、治療費が確定してからの給付となる人身傷害補償と比べて、立て替えをしないで済むのがメリット。ただし、ケガの部位・症状ごとに数万円程度なので、治療費すべてを賄えるとは限らない点に注意しましょう。


    なお、人身傷害補償や医療保険で治療費をしっかりカバーできるなら、補償内容が重複してしまう搭乗者傷害補償は付帯しなくても問題ありません。一時的にでも治療費の立て替えを避けたい人は、保険料と相談しながら付帯を検討するとよいでしょう。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    とくに搭乗者傷害補償を付帯する際は、ほかに加入している保険と補償の重複がないか確認しましょう。


    また人身傷害補償なら、治療にかかった費用を設定した限度額の範囲内で実費を受け取れるので、大きなケガを負ってしまった場合にも対応しやすいといえます。搭乗者傷害補償は、これらを踏まえたうえで検討することが大切です。

    「無保険車傷害補償」の付帯をチェック。相手から損害賠償を受け取れないときに備えよう

    「無保険車傷害補償」の付帯をチェック。相手から損害賠償を受け取れないときに備えよう

    自動車保険を選ぶうえでは、「無保険車傷害補償」をつけられるかも確認しておきましょう。無保険車傷害補償とは、事故の相手が任意保険に加入していないために損害賠償を十分に支払えないとき、不足する部分を限度額の範囲内で自分の保険から受け取ることができる補償です。


    無保険車傷害補償がなく、さらに損害賠償も受け取れないケースでは、自分のケガの治療費をすべて自己負担しなければいけません任意保険に加入しないまま車を運転している人は約3割ほどいるので、事故を起こしてしまった場合、決して低くない確率で無保険の人が相手となってしまいます。


    また「当て逃げ」の被害に遭ってしまい、相手がわからないまま自分のケガの治療費だけがかかってしまうときでも、保険金を受け取ることが可能です。無保険車傷害補償は多くの商品で自動的に付帯していますが、なかには特約で追加しなければならないものもあるので、加入前によく確認しましょう。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    当て逃げなど相手のわからない事故にも対応できるので、ぜひチェックしておきたい補償です。近年、これまでの常識では考えられないような交通事故が増えてきています。無保険車傷害補償の重要度は、今後どんどん増していくことでしょう。

    ⑤ 一般型?限定型?乗っている車にあわせて車両保険で選ぶ

    自分の車の修理費負担をカバーできる「車両保険」。補償範囲が広い「一般型」と、保険料が安い代わりに補償範囲がせまい「限定型」があります。車両保険は、保険料の負担が大きい補償です。また、時価までしか補償されないことから、車の経過年数を踏まえた検討が必要になります。

    修理費用の高い新車や高級車なら、車両保険は「一般型」がおすすめ

    新車や高級車に乗っている人なら、車両保険は「一般型」で付帯するのがおすすめ。購入してから3年以内の車なら、買ったときの金額とほとんど変わらない保険金を受け取れます。保険金を修理費用に充てることで、車を直すときの自己負担が軽くなりますよ。


    また一般型の大きな特徴は、交通事故や盗難被害など相手のいる場合はもちろん、自損事故・当て逃げ・転覆など相手のいない事故による損害までカバーできること。保険料が安いぶん補償範囲を絞った限定型では、この点が対象になりません。


    一般型の車両保険をつけると保険料が高くなるので、ためらってしまいがちです。しかし、とくに新車や高級車は修理費が高額になり、自己負担で賄いきれないケースも少なくありません。そのため、新車・高級車に乗っているのであれば、一般型の車両保険は十分に検討の余地がありますよ。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    新車や高額な車に乗っているなら、とくにつけておきたい補償です。保険料の負担は大きいですが、万が一の際には経済的に自分を守ってくれますよ。

    中古車や購入から年数がたっている車なら「限定型」を検討。目安は5年経過しているか

    中古車や購入から年数がたっている車なら「限定型」を検討。目安は5年経過しているか

    中古車や購入から年数がたっている車に乗っている人は「限定型」を検討してみましょう。基本的に限定型でも「火災・他車接触・飛来物・いたずら被害・盗難・水没」等、自損事故以外は補償対象に。接触事故や自然災害をカバーできるので、メリットは大きいといえますよ。


    車両保険の付帯を検討する目安は、車の購入から5年以上経過しているかどうか。車両保険で設定できる限度額は車の時価までなので、古い車ほど保険料との費用対効果が悪くなっていきます。常用車は買ってから1年ごとに価値が15%ずつ下がるため、ほとんどの場合5年後に時価は100万円もありません。


    もちろん、多くの人にとって100万円は大きな金額ですよね。しかし、新車のときと比べて自己負担で賄える部分は大きく、5年以上たつ車の場合、車両保険のメリットはかなり薄くなります。自己負担できる金額とのバランスを考え、付帯しつつも限度額を低く設定する方法を選ぶのもよいでしょう。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    中古車や年数がたった車に乗っていて、車の修理費を心配しているなら「限定型」の車両保険に注目してみましょう。一般型より補償の範囲が狭い分、割安な保険料で修理費に備えることができますよ。


    ただし、ある程度年数がたっている車で、自分が望む限度額を設定できないのなら、無理して付帯する必要はありません。自分の貯金でどこまで賄えるかをしっかりバランスを考えたうえで、付帯するかどうかを決めましょう。

    事故のとき廃車にするつもりの人や古い車に乗っている人なら「車両保険なし」も手

    事故のとき廃車にするつもりの人や古い車に乗っている人なら「車両保険なし」も手

    大きな事故起こしてしまったときに、そのまま廃車にするつもりなら、車両保険をつけないのもひとつの手です。とくにローンを完済していたり、買い替えを考えていたりする人は、修理費用が必要ないので付帯しなくてもよいでしょう。


    また乗っている車が、買ってから5年以上たっていて古くなってきている場合、車両保険を付帯しないほうがよいケースも少なくありません。車両保険は保険料が高い一方、補償の限度額は車両の時価まで。そのため、時価が安くなっている古い車ほど、メリットは薄くなるのが実情です。


    なお貯蓄が十分にある人も、車両保険は基本的に無用。いざというときに、修理費用を自己負担でカバーできるゆとりがあるなら、わざわざ高い保険料を支払う必要はありませんよ。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    車両保険を付帯するかどうか判断に迷うときは、車が壊れた場合にいくらまでなら修理するか、いくら以上なら廃車にするかを考えることがポイントです。


    車が古くて車両保険の限度額が低く、壊れたら廃車にする考えであれば、車両保険は不要になります。一方で、修理も考えているなら、免責金額を設定して保険料負担を調整しながら付帯するようにしましょう。

    保険料で車両保険の付帯を悩んでいるなら免責金額を確認。「1回目5万円・2回目10万円」が目安

    保険料で車両保険の付帯を迷うようなら、免責金額を設定できるかチェックしましょう。免責金額とは、事故による車の修理費のうち、自費で支払う金額のこと。


    たとえば免責金額を5万円に設定したら、修理費が5万円以下の場合はすべて自己負担となります。ですが、そのぶん免責金額を設定しないプランより車両保険の保険料を抑えられるため、割安な保険料で修理費用が高額になったときに備えることができますよ。


    なお免責金額の設定は、「1回目5万円・2回目10万円」にするのがスタンダード。そのほかにも、1回目・2回目ともに5万円・10万円のどちらかに設定できることが一般的です。商品によってカスタムできるパターンは異なるので、保険料と相談しながら事前に確認するようにしましょう。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    免責金額を決めるときのポイントは、いろいろなパターンを試算して、最も納得できるものを選ぶことです。免責金額を設定するときは、とくに保険料とのバランスをとることが重要になります。

    ⑥ 保険料で選ぶ。限定条件・割引制度・払込方法に注目

    最後に、保険料を安くする条件を確認しましょう。割引制度には、さまざまな条件があるので内容をしっかりチェック。また、保険料の払込方法によって保険料が異なる点にも注目するとよいですよ。

    自分だけ?家族全員?運転する人の範囲にあわせて運転者限定を設定

    自分だけ?家族全員?運転する人の範囲にあわせて運転者限定を設定

    保険料を抑えたいなら、「運転者限定」を適切に設定しましょう。運転者限定とは、補償の対象となる運転者の範囲のこと。範囲を限定するほど保険料が安くなるので、節約につながりますよ。


    運転者限定のタイプは「本人のみ」「夫婦限定」「家族限定」の3つから選べるのが一般的。たとえば自分しか車に乗らないのなら、本人限定でとくに問題ありません。一方、配偶者やお子さんが運転する場合は、補償の範囲を夫婦限定・家族限定などに設定しましょう。


    ただし、いくら保険料が安くなるからといって、補償範囲をせばめすぎないように注意が必要。少しでも運転する可能性のある家族は、運転者限定に含めるのが無難です。また、加入中に運転する人が増えたり減ったりした際には、保険会社に変更の連絡を忘れないようにしましょう。

    運転者の年齢条件を設定。一番若い人の年齢を基準にして

    運転者の年齢条件を設定。一番若い人の年齢を基準にして

    保険料を安くしたいなら「運転者年齢条件」を設けるようにしましょう。運転者年齢条件は、補償対象になる運転者の年齢の範囲を決めること。年齢を限定することで割引を受けられるので、保険料の負担を軽くすることができますよ。


    一般的に年齢条件の設定は、「21歳以上補償」「26歳以上補償」「30歳以上補償」「35歳以上補償」などから選択できます。仮に21歳の子どもが運転するなら、21歳以上補償に設定しましょう。35歳以上の人しか車に乗らないのであれば、35歳以上補償を選ぶのがベターです。


    なお保険料の安さを重視するあまり、年齢の範囲を絞りすぎないように注意しましょう。年齢条件は「21歳以上」よりも「35歳以上」のほうが安く、範囲が限られているほど割引率は大きくなります。ですが、タイトな設定をしたばかりに家族が車を運転できず、不便な思いをしては元も子もありません。

    保険料割引の条件をチェック。インターネット割やゴールド免許割などを利用してお得に加入しよう

    自動車保険に加入するときは、割引を利用してお得な保険料で加入しましょう。代表的なものに、インターネット割引・ゴールド免許割引・無事故割引・新車割引・2台目割引・ASV(自動ブレーキ)割引などがあります。さらに、早期申し込みで早割を受けられる商品もあるので要チェックです。


    また、証券を紙で発行せずに電子証券にすることで、割引を受けられることが一般的です。保険料割引の種類や割引を受けられる条件は、保険会社や商品によって差があるので、加入前にしっかり確認するようにしましょう。


    保険料の割引は、自動車保険に安く加入できるためとても魅力的ですよね。しかし、自動車保険で重要な視点は、保険料を安くすることではなく、交通事故のリスクに備えるための補償を揃えることなのは忘れずに。補償あっての保険なので、保険料ばかりに目が行くことのないように注意してください。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    保険会社によっては、紹介キャンペーンなどを行っているところもあります。保険料の割引やキャンペーンなどは、ぜひ利用したいところです。


    しかし、ただ保険料が安い商品が、自動車保険としてよい商品であるとはいえません。補償内容やサービス内容をよく確認したうえ、お得な保険料で加入しましょう。

    払込方法を一括払いにすれば月払いよりも割安になることも

    払込方法を一括払いにすれば月払いよりも割安になることも

    保険料の払込方法は、まとまった資金があるなら一括払い(年払い)を選択しましょう。保険料の払込方法は、主に保険期間中の保険料を一回で払う一括払いと、毎月支払う月払いの2種類。一般的に一括払いの保険料は、月払いを合計した金額よりも5%ほど安くなるので、一括払いをおすすめします。


    また一括払いなら、毎月の保険料の払い忘れを防げることもメリットです。加えて、月払いと比べて払込経路が豊富なことも特徴。クレジットカードや口座振り替え、コンビニ払いなど選択肢が多く、自身の生活スタイルにあわせた方法を選ぶことができます。


    しかし、もしもまとまった資金を用意するのが難しければ、無理に一括払いを選ぶ必要はありません。自動車保険で大切なのは、交通事故のリスクに備えるために、必要な補償を受けられる保険に加入すること。保険料の安さは魅力に感じますが、自分にとって負担感の少ない方法を選ぶことが重要です。

    人気自動車保険全16サービスを徹底比較!

    自動車保険の検証

    ここからは、mybest編集部がインターネットで人気の自動車保険16商品を徹底的に調査し、比較検証していきます。


    比較検証項目は下記4項目とし、各項目を5点満点で評価しました。

    検証①:事故対応力

    検証②:保険料

    検証③:ロードサービス

    検証④:補償内容


    ※ランキング作成日:2021年2月12日

    今回検証した商品

    1. AIG損保|AAP(家庭用総合自動車保険)
    2. SBI損保|SBI損保の自動車保険
    3. あいおいニッセイ同和損保|タフ・クルマの保険
    4. アクサダイレクト|アクサダイレクト総合自動車保険
    5. イーデザイン損保|自動車保険
    6. セコム損保|セコム安心マイカー保険
    7. セゾン自動車火災保険|おとなの自動車保険
    8. ソニー損保|ソニー損保の自動車保険
    9. チューリッヒ保険会社|スーパー自動車保険
    10. 三井ダイレクト損保|総合自動車保険
    11. 三井住友海上火災|GK クルマの保険
    12. 共栄火災海上保険|KAPくるまる(総合自動車保険)
    13. 損保ジャパン|THE クルマの保険
    14. 日新火災海上保険|ユーサイド(新総合自動車保険)
    15. 東京海上日動火災|トータルアシスト自動車保険
    16. 楽天損保|ドライブアシスト

    検証① 事故対応力

    事故対応力

    まずは、万が一事故を起こしてしまったときのことを考えて注目しておきたい、保険会社の事故対応力を調査しました。調査では「コールセンターの応対力」「事故現場でのスタッフの対応力」「示談交渉サービス」の3つについて、それぞれ質問を設定して満足度を回答してもらっています。


    質問は以下の3項目とし、それぞれについて5段階評価で回答を集めたのち、3項目の評価を平均して評価しました。なお、総合評価における本検証軸での評価は25%を占めています。


    【質問文】

    Q1.事故受付コールセンターの応対について、どれくらい満足していますか?

    Q2.あなたが自動車事故に遭った際、事故現場でのスタッフの対応について、どれくらい満足していますか?

    Q3.保険会社の示談交渉について、どれくらい満足していますか?


    【回答選択肢】

    5点:とても満足

    4点:まあまあ満足

    3点:普通

    2点:やや不満

    1点:とても不満


    【調査概要】

    調査日:2020年12月

    調査対象:事故対応16サービスの利用者

    有効回答数:835人

    調査会社:大手アンケート調査会社

    【検証結果ハイライト】示談交渉サービスは代理店型がやや優秀。総合的には大きな傾向がないので保険会社ごとに注目

    【検証結果ハイライト】示談交渉サービスは代理店型がやや優秀。総合的には大きな傾向がないので保険会社ごとに注目

    今回のアンケート調査の結果、全体の平均点は3.33点に。全体をとおして明確な傾向は見られず、保険会社それぞれの対応力が現れる調査結果となりました。


    質問項目ごとに注目すると、示談交渉サービスの満足度が平均点3.14点を基準として、ダイレクト型の商品と比べて代理店型の商品のほうがやや高い傾向にあることがわかりました。代理店型の場合、つねに担当者が決まっており、連絡を取りやすいことが高評価につながったと考えられます。


    コールセンターの応対満足度は平均3.73点と、全体の平均点を大きく上回りました。この結果から、どの保険会社でも事故の際には、適切な応対をしてもらえるといえます。さらに、現場対応の満足度は平均3.12点を記録。現場かけつけサービスの付帯する商品が、必ずしも上位とはなりませんでした。


    なお、今回の事故対応力の評価は、平均3.33点・最高3.71点・最低3.05点でした。ここでは平均点以上を高評価、平均点以下を低評価としています。

    検証② 保険料

    保険料
    出典:zurich.co.jp

    次に、保険料を検証しました。保険料は、自動車保険16商品それぞれについて以下の条件で試算を行い、総合的に安いものを高評価として評価づけを行いました。総合評価における本検証軸での評価は、25%を占めています。


    • 車両・初年度登録:①トヨタ プリウスS・2017年2月 ②ホンダ NboxカスタムGL・2017年9月
    • 保険期間:1年間
    • 契約開始日:2021年3月
    • 使用目的:日常・レジャー
    • 年間走行距離:10,000km
    • 年齢・免許証の色・等級:①25歳・ブルー・6等級 ②45歳・ゴールド・15等級 ③60歳・ゴールド・20等級
    • 運転者範囲:本人と配偶者限定(同年齢)
    • 年齢条件:年齢3パターンそれぞれについて最小限で設定
    • 対人・対物補償:無制限
    • 対物超過費用補償:無制限
    • 人身傷害補償:5,000万円(搭乗中のみ)
    • 搭乗者傷害補償:なし
    • 無保険車傷害補償:あり
    • 車両保険:あり(限定型)
    • 車両保険の免責金額:1回目5万円・2回目10万円
    • 付加する特約:弁護士費用特約
    • ロードサービス:あり

    なお、この条件と同様に設定できない商品の場合、これに最も近い条件で試算を行いました。

    【検証結果ハイライト】ダイレクト型はすべての商品で平均点以上を記録。保険料重視なら要チェック

    【検証結果ハイライト】ダイレクト型はすべての商品で平均点以上を記録。保険料重視なら要チェック

    検証の結果、保険料の安さは平均点3.13点を基準として、すべての商品で平均点以上を記録したダイレクト型が総じて高評価となりました。保険料重視なら、ダイレクト型のものから検討するのがよいといえます。

    一方、全体的に保険料が高い結果となったのが代理店型の商品。非対面でコストがかからないダイレクト型に比べて、代理店型は担当者など人が仲介する過程がある分、割高になっていることが考えられます。

    ただし、今回試算した年齢条件①(25歳・免許証ブルー・6等級)においては、東京海上日動・三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保の商品が、代理店型でも平均点以上の評価となりました。とくに、はじめて自動車保険に加入する若い人は、今回の結果を検討の際の参考にしてくださいね。


    なお今回の保険料の評価は、平均3.13点・最高4.95点・最低1.36点でした。ここでは平均点以上を高評価、平均点以下を低評価としています。

    検証③ ロードサービス

    ロードサービス

    さらに、事故を起こしてしまったときや、車が故障したときに備えるために注目したい、ロードサービスの充実度を検証しました。


    今回は、16商品のロードサービスの充実度を確認し、加点評価をしています。評価づけは、下記25項目について行いました。なお、総合評価における本検証軸での評価は、25%を占めています。


    • 24時間365日対応+0.5点
    • スマホ連携+0.2点
    • 自動付帯+0.3点
    • レッカー無料搬送距離50km以上+0.3点
    • 提携工場あり+0.25点
    • 引取費用補償+0.1点
    • 納車費用補償+0.1点
    • 宿泊費用補償+0.25点
    • 帰宅費用補償+0.25点
    • ペット宿泊費用補償+0.1点
    • 代車・レンタカー費用補償+0.25点
    • 情報提供サービス+0.2点
    • 家族への伝言サービス+0.1点
    • パンク対応+0.3点
    • バッテリー上がり対応+0.3点
    • 脱輪対応+0.3点
    • ガス欠対応+0.2点
    • キー閉じ込み対応+0.1点
    • オイル漏れ対応+0.1点
    • 冷却水補充+0.1点
    • バルブ交換対応+0.1点
    • ボルト締め増し対応+0.1点
    • スタック+0.2点
    • チェーン着脱+0.2点
    • サイドブレーキ固着解除+0.1点

    【検証結果ハイライト】総合的に大きな傾向は見られなかったが全商品で高水準。細かい対応範囲に違いあり

    【検証結果ハイライト】総合的に大きな傾向は見られなかったが全商品で高水準。細かい対応範囲に違いあり

    ロードサービスの充実度を検証した結果、すべての商品の平均点は4.15点となりました。代理店型の商品が上位を占めたものの、ダイレクト型も平均点以上を記録した商品が多く、全体的に特徴的な傾向は見られませんでした。

    詳細な内容については、レッカー無料搬送距離やチェーンの着脱・スタック(雪道やぬかるみで動けなくなったときの脱出補助)対応の範囲に差が出ることがわかりました。遠出や雪道を運転する機会が多い人はチェックするとよいでしょう。

    また、レッカーなどで修理工場に出したあとの納車費用や、引き取りの交通費を補償してくれるかどうかも、商品によって違いが出ました。大まかな内容は、どの商品でもカバーしているといえるため、細かな対応範囲が気になる人は、加入前にコールセンターなどで内容を確認することをおすすめします。


    なお、今回のロードサービスの評価は、平均4.15点・最高4.60点・最低3.45点でした。ここでは平均点以上を高評価、平均点以下を低評価としています。

    検証④ 補償内容

    補償内容

    最後に、自動車保険へ加入する際に必ず確認しておきたい、補償内容の充実度を検証しました。


    今回は、16商品の補償内容の充実度を確認し、加点評価をしています。評価づけは、下記30項目について行いました。なお、総合評価における本検証軸での評価は、25%を占めています。


    • 対人対物賠償・無制限設定可能+0.5点
    • 対物超過費用補償・限度額無制限設定可能+0.25点
    • 対物超過費用補償・自動付帯+0.15点
    • 人身傷害補償・補償範囲車内外選択可能+0.2点
    • 搭乗者傷害補償・交通事故2倍特約+0.1点
    • 無保険車傷害補償・自動付帯+0.2点
    • 車両保険・一般型/限定型選択可能+0.3点
    • 車両保険(限定型)各+0.1点:自損事故/自転車接触/当て逃げ/転覆落下/火災/他車接触/飛来物/ 自然災害/落書き・いたずら・騒擾/盗難
    • 車両保険・車対車免責ゼロ特約あり+0.1点
    • 示談交渉サービスあり+0.5点
    • 弁護士費用特約・交通事故+日常生活補償+0.2点
    • 弁護士費用補償・限度額300万円+0.25点
    • 現場かけつけサービス+0.1点
    • ドラレコ特約あり+0.1点
    • 個人賠償責任補償・自転車事故補償+0.2点
    • ファミリーバイク特約・人身傷害補償付き+0.2点
    • 他車運転特約・自動付帯+0.2点
    • 身の回り品補償特約あり+0.1点
    • 全損時諸費用補償特約あり+0.1点
    • 被害者救済費用特約・自動付帯+0.15点
    • 地震等被害に関わる費用補償特約+0.1点

    【検証結果ハイライト】代理店型の商品がとくに高い評価を獲得。しかしダイレクト型も負けていない

    【検証結果ハイライト】代理店型の商品がとくに高い評価を獲得。しかしダイレクト型も負けていない

    補償内容の検証をした結果、平均点4.04点を基準として代理店型の商品の評価が高い傾向にあることがわかりました。代理店型の商品の多くは、今回検証した項目を自動付帯しており、高評価を得ています。

    また、すべての商品に共通して示談交渉サービスが付帯しており、対人対物賠償の限度額を無制限に設定できることも明らかになりました。加えて、ドラレコ特約を付帯できるのは、代理店型の一部の商品に限られる結果に。ドラレコ特約を検討している人は、代理店型の商品から選ぶ必要があります。


    なおダイレクト型の商品では、自分がほしい補償内容を特約で追加しなければならないものが多い特徴も。この結果から、自分に必要な補償が自動付帯か、特約追加なのかは、加入する前に確認するのがよいといえます。


    なお、今回の補償内容の評価は、平均4.04点・最高4.35点・最低3.75点でした。ここでは平均点以上を高評価、平均点以下を低評価としています。

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    本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の保険商品についての勧誘や契約の推奨を目的としたものではありません。弊社が内容について正確性を含め一切を保証するものではないため、個別商品については各保険会社にお問い合わせください。

    他社へ乗り換え契約するには?等級の引継ぎを確認しよう

    自動車保険の更新が近く、他社への乗り換えを考えている人は等級の引き継ぎをしましょう。等級とは、事故の回数や内容に応じて決められる自動車保険のグレードのこと。等級が上がるほど、保険料が安くなります。等級は保険会社が変わっても共通なので、しっかり引き継ぐことが重要ですよ。


    等級は、無事故なら1年ごとに1等級ずつ上がります。一方、事故を起こしてしまい保険金を請求することになると、1回で3等級下がってしまいます。つまり、無事故の期間が続けば保険料はどんどん安くなり、反対に事故を起こしてしまうと、もとの等級に戻すためには数年かかってしまうことに。


    いまの等級がわからない人は証券に記載があるので確認を。また向こう数年間、車に乗る予定がなく、保険の解約を考えている人は中断申請をしましょう。中断申請をすれば、次に契約するときに中断時の等級からスタートできるので、これまで積み上げてきた等級を無駄にしなくて済みます。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    他社への乗り換えを考えているなら、申し込みの前に一度、自分の等級を確認しましょう。また保険金を請求する前に、その補償を使うと保険料が何年間、いくらくらい上がってしまうのかは事前に確認しておくとよいですよ。


    さらに、自動車保険を使って保険金を請求すると等級が下がり、保険料は上がってしまう仕組みをよく確認しておきましょう。

    保険金請求をしない方がお得なことも?軽い事故なら自己負担も検討

    せっかく加入している自動車保険ですが、軽い事故なら保険金請求をしないほうが、長期的にお得なケースもあります。自動車保険の保険料は等級によって決められており、等級が上がるほど保険料が安くなる仕組みです。等級は1年間無事故で過ごせれば、1つ上げることができます。


    一方、事故を起こしてしまい保険金を請求すると、事故の内容によっては1回で3等級下がることも。すると保険料が上がるだけでなく、もとの等級に戻すのにも時間がかかります。3等級ダウンの事故とは、主に相手のある事故なので保険を使う必要がありますが、1等級ダウンは主に車両保険での請求です。


    簡単な車の修理なら自己負担することも視野に入れて、保険を使うか検討を。また、保険金請求をしても等級が下がらない補償もあるので、必ず事前に確認しましょう。なお、保険金請求をすると一定期間、事故有係数という割高な保険料計算の方法が適用されてしまう点にも注意が必要です。

    松浦建二
    CFP ®認定者・1級FP技能士
    松浦建二さんのコメント

    自動車保険を使って保険金を請求すると一定期間、保険料が上がってしまいます。保険金を請求するかどうかの判断は、事故を起こしてしまってからでは判断に迷ってしまうことが考えられるため、事前に自分で判断基準を決めておくのがよいですよ。

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