日本電業工作株式会社

■事業内容　通信インフラを支えるメーカー当社は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク社などの通信キャリアが持つ、国内各地の基地局アンテナ、街なかに設置されている屋内アンテナの製品開発から販売までを手掛けています。テレビ放送の電波塔である東京タワーやスカイツリーに設置している放送用フィルタ、各放送事業社で利用されている直径4メートルにもなる放送用パラボラアンテナも当社の製品です。警察、消防などの官公庁の通信設備の設計製作から設置までの通信工事や防災対策に役立つ長距離無線システムなどのソリューション事業へも注力しています。

当社は、電気通信機器の製造販売、電気通信工事・電気工事の設計および請負などの事業を行っています。通信・放送に向けたインフラ製品、工事事業では、安定した移動体通信のための技術を提供。放送・映像の分野では、アナログ・デジタルのテレビ放送、ラジオ放送をトータルサポート。衛星通信や放送用のSTL・TTLなど、安定した無線通信を提供するほか、中継車やヘリコプターなどの移動中継局から送信するアンテナを提供、多くのテレビ局や官公庁でご利用いただいています。通信工事事業では、鉄塔や電気通信工事など通信に関連する工事を実施。重要な社会インフラ構築のために、実績と信頼の製品を提供しています。

当社は、日本の「世界最先端のワイヤレス立国」実現に向け、無線技術のさらなる向上とさまざまな分野への応用範囲拡大を目指し、さらなる技術開発を進めています。近年は、防災、セキュリティ、インフラの3分野へのワイヤレス技術を活かした製品を展開。2015年には長野県の栂池自然園に、太陽光発電のみで完全自立運用ができる「観光・防災Wi-Fiステーション」を設置、国内外の観光客へのサービス向上と同時に、災害時の通信インフラとしての活用を目指しています。また、自然災害や犯罪を予知し、安心安全な暮らしを維持するためのシステム構築にも取り組んでいます。