今月の建設市況と今後の見通し
スポーツの秋!!!
先月からの続きになりますが、今、まさにスポーツの秋ですね!
ラグビー日本代表の活躍に感動し、サッカー日本代表のW杯予選の結果に安堵し、プロ野球もクライマックスが近づいてきています。
夜のスポーツニュースが楽しみで仕方ない毎日です!
本題の建設市況ですが、2019年9月28日付日経新聞によると生コンが来年度から7%値上げされるようです。骨材や輸送費の上昇、セメントの値上がりが原因との事。建設する上で必ず使用する資材なので今後の動向を注視していく必要がありそうです。
一方、同日の同ページの日経新聞には、米中摩擦で需要減を理由に石油化学や鋼材、合成繊維などの資材が前年3月から1~3割下がった、との事。グローバルに取引される資機材については、今後も注視していきましょう。
さて、今月の建設資材の動向ですが、鉄鋼系資材は一部、横ばいのものもありますが、異形棒鋼、H形鋼、鉄スクラップが先月横ばいから下降傾向に変わりました。
RC系資材は先月に引き続き横ばいです。
建築費指数はS造が先月に引き続き下降傾向。
RC造は微増ですが、先月下降から上昇傾向に転じました。
資材、建築費指数の推移(鉄鋼系)
推移傾向
下降
●建築費指数 東京 事務所 S 建築
現状維持
- ●山形鋼6×50ミリ 東京
- ●熱延鋼板1.6ミリ 東京
下降
- ●異形棒鋼16ミリ 東京
- ●H形鋼5.5×8×200×100ミリ 東京
- ●鉄スクラップ H2 東京
資材、建築費指数の推移(RC系)
推移傾向
現状維持
●建築費指数 東京 事務所 S 建築
現状維持
- ●セメント バラ 東京
- ●人工軽量コンクリート 180キロ強度 東京
- ●普通合板Ⅱ類 4ミリ 東京
- ●生コンクリート 建築 180キロ強度 東京
次に、都市間における建築費の差を、東京を100とした都市間格差指数により示します。
今回はS造の工場、物流、倉庫をピックアップしています。
目立った傾向の変化はなく、
低い傾向(90以下)にあるのは変わらずどの用途も「金沢、新潟、高松」の3都市です。
鉄骨造 工場の建築費都市間格差指数の推移
- 東京
- 名古屋
- 大阪
- 広島
- 高松
- 福岡
- 金沢
- 新潟
- 仙台
- 札幌
指数比較(今月)
- 金沢、新潟、高松 < 札幌、仙台、大阪、広島、名古屋、福岡 < 東京
鉄骨造 倉庫の建築費都市間格差指数の推移
- 東京
- 名古屋
- 大阪
- 広島
- 高松
- 福岡
- 金沢
- 新潟
- 仙台
- 札幌
指数比較(今月)
- 金沢、新潟、高松 < 札幌、仙台、大阪、広島、名古屋、福岡 < 東京
鉄骨造 物流の建築費都市間格差指数の推移
- 東京
- 名古屋
- 大阪
- 広島
- 高松
- 福岡
- 金沢
- 新潟
- 仙台
- 札幌
指数比較(今月)
- 金沢、新潟、高松 < 札幌、仙台、大阪、広島、名古屋、福岡 < 東京