トランプ氏支持者の議会襲撃、対応の警官が自殺 3人目

ワシントン=大島隆
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 今年1月のトランプ米大統領(当時)支持者による議会襲撃事件に現場で対処した警察官の1人が、自殺したことがわかった。CNNなどの米メディアが2日に報じた。当日事件に対処した警察官が自殺をするのは3人目という。

 CNNによると、7月29日に亡くなったのは首都警察のガンサー・ハシダさん。事件が起きた当日に、緊急対処チームの一員として現場で対応にあたったという。自殺の原因については明らかにされていない。

 事件を調査する下院の調査委員会は7月27日に初の公聴会を開催。証言した警察官は、当日警備にあたった警察官のうち2人が後に自殺したと証言していた。この日の公聴会では、複数の警察官が、乱入者に暴力を振るわれたり、罵声や差別的な言葉を浴びせられたりしたと証言。身体だけでなく精神的にも傷つき、精神的な後遺症があると証言した警察官もいた。(ワシントン=大島隆