ひろゆきが断言!「アタマのいい人」「アタマの悪い人」の決定的な違い

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「2ちゃんねる」「ニコニコ動画」などで日本のインターネット界を牽引。最近ではユーチューブの動画がバズりまくるなど、改めて注目を集めているひろゆき氏。新刊『無敵の独学術』(宝島社)は、彼ならではの勉強法、教養術を語り尽くした一冊だ。「バカはオリジナル性にこだわる」と語るひろゆき氏。最短距離で「アタマのいい人」になるためのコツを教えてくれた。

アタマのいい人はどんどん「パクる」

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」といいます。

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この言葉はビスマルクというドイツの政治家が残したものなのですが、アタマのいい人は誰かがやったものを見て「こうやると失敗するんだな」とか「あ、こうするといいのか」というふうに知識として利用するのですが、アタマの悪い人ほど独自のやり方にこだわろうとします。そして失敗をして学ぶのですね。

独学というと、オリジナル性が大事だとか、自分なりの方法論が大切だとか、勝手なイメージをもっている人がとくに多いのですが、それははっきり言ってめちゃめちゃ効率が悪いです。

そもそも、オリジナルな方法論で独学できるほどアタマがいい人なんて、世の中には少ないと思います。

よしんば優秀だったとしても、アタマがいい人たちの先例を利用しないのはアタマの悪い行動だと思いますし、多くの人は先人が残した効率的なやり方を「パクる」ほうがよっぽど成功する確率は高くなります。効率も断然いいです。

ところがアタマの悪い人は、他人の知識だとか方法論だとかを理解できなかったり、理解しようとしなかったりして、「自分でやってみないとわからない」なんて言って、無駄なところで時間と労力を使います。

たとえば、僕が「2ちゃんねる」をつくったときは、エンジニアに仕事を頼むお金なんてなかったので、ネットに転がっている優秀な人のプログラムをパクることから始めました。そうやってパクっているうちに「Perl」というプログラミング言語を覚えたのですね。

プログラムは誰かが書いたものだから、そのやり方をパクってしまえば、誰でも書けるようになります。

エンジニア界隈には、「エンジニアとしては、自分でアルゴリズムを発明できなくちゃいけない」みたいなことを言ってマウンティングをしてくる人が少なからずいますが、賢い人が考えたものをコピペすれば、目的を達成するための技術としては十分なんです。

「切り抜き動画」を容認したワケ

僕は、自分が2時間くらい喋っている動画を自分のユーチューブのチャンネルに上げていますが、そういう長い動画を「切り抜き職人」さんたちが短く再編集して「切り抜き」としてアップしています。

この切り抜き動画がこのところあちこちでバズっているそうで、2021年5月には再生回数が3億回を超えたりしたらしいのですが、僕と切り抜き職人さんたちは完全に赤の他人で、もともと全然知らない人たちです。

なので、「これ、著作権的にどうなの?」とか、いろいろ言われたりもしますし、「他人に勝手に編集させるんじゃなくて、全部自分でコンパクトに編集して、自分のチャンネルに上げるべきだ」とアドバイスをしてくる知り合いもいたりします。

もちろん、著作権者の許可を取らずにその動画を切り抜いてまとめるのは違反行為です。しかも、ユーチューブは動画を上げた人の動画が再生されると広告費がもらえる仕組みになっているので、他人の権利を侵害していることにもなります。

でも、僕が2時間ある自分のユーチューブ動画を上げたままにしておいても、見られることは少ないかもしれない。

というのも、2時間はあまりに長すぎるからです。

そもそもユーチューブという場所には、基本、面白いコンテンツなんてほとんどありません。誰もそこに面白さなんてものは求めておらず、ちょっとした時間つぶしができればいいと思って眺めているわけです。

そんな場所で、視聴する前に「この動画は2時間あります」と言われたら二の足を踏む人も多いです。でも「この動画は2~3分です!」と言われたら、暇つぶしに見る人の数はぐっと増えます。

そういう意味では、切り抜いて短くした「ひろゆき動画」のほうが見られる可能性は高くなる。

でも、僕は編集作業を自分でやるつもりは毛頭ありません。面倒だし、それに費やす時間をほかのことに使ったほうが楽しく生きていけると思うからです。

そこで、僕は「切り抜き」を容認し、収益の半分をもらうという仕組みにしているのですね。すると、僕自身は何もしなくても、切り抜き職人さんたちの動画がどんどん世の中に出回る。その結果として再生数も伸びて、僕のところにもチャリンチャリンと収入が入ってくる。

実際に僕のところにお金が入ってくるのを見て、ようやくバカな人でも、「あ、なるほど! そういう仕組みだったのか」と気づきます。

アタマの悪い人は、うまくやっている人のやり方を理解するのに時間がかかります。だから、アタマのいい人からパクることも下手なのです。

バカはオリジナル性にこだわる

冒頭でも書いたのですが、アタマの悪い人というのは、独自のやり方にこだわる傾向があって、結果として質の悪いものをつくりがちです。

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たとえば、プレゼン資料をつくろうというとき。

自分のオリジナル性にこだわるあまり、相手に伝えるべき情報と自分の思いや感想みたいなものが、整理しきれずにごちゃ混ぜ状態になりやすかったりします。

自分の感情やプレゼン内容に込めた思いとかは、資料の場合、どうでもいいです。

伝えるべきことを箇条書きにしてまとめたほうが、相手にきちんと伝わりますし、相手からも賢いと思われます。

大事なのは要領のよさ。

プレゼンが上手な人、営業成績がすごくいい人の資料の構成を丸パクリしてしまえばいいのです。

でも、アタマの悪い人はどういうわけか、オリジナル性を入れたがるのですね。

すでにあるものを利用して、それを真似しながら自分の作品を価値があるものにつくり上げるという意味をもつ四文字熟語に「換骨奪胎」というものがあります。悪い意味で使われることも多い言葉ではあるのですが、真似をすることはけっして悪いことではないと僕は思うのですね。

うまくやっている人からいいものをパクることのできる、要領のいい人になりましょう。

すごくわかりやすいプレゼン資料があったとして、それがほかの人の資料をパクっているものなのかどうかなんて、誰も気づかないし気にも留めません。

賢い人の真似をするだけで、賢いと思われるのですから、おトクなことしかないのです(このように、「うまくパクる技術」のほか、「うっかりパクると残念なことになるケース」などについて、最新刊『無敵の独学術』(宝島社)の第3章でまとめています)。

社会に出てそこそこやっていけるという人は、やるべき道筋を真似するのがうまいというだけのこと。

うまくいっている人のやり方をひたすらパクり続けてください。