KONICA C35

僕はむしろデジタルでもフィルムのように周辺減光させられないかな、と考えている。

周辺減光。いわゆる四隅の光量が落ちる今でいうヴィネット効果みたいなものなのかな、僕は好きなんだよね、その周辺減光。でも、写真を正確に撮るという概念からすると”周辺光量落ち=周辺減光してしまう”という”劣る現象”のように語られることが多い。

この写真はフィルムコンパクトKonica C35で撮ったものだけど、とても自然に周辺減光していて、僕なんかはそれがフィルム写真の好きな大きな要因のひとつ。コンデジのRICOH GRで撮る時もエフェクト機能に周辺減光が調整できる機能があるから、好んで”周辺減光あり”をセットしている。

近ごろまたデジイチで撮るようになって、この周辺減光を意識するようになった。フィルム写真で撮るようになったから、なおさらデジタルでも自然と周辺減光させたいという思いがあるんだよね。でも先に書いたように、最新のカメラたちは”いかに周辺減光させないか”ということで技術進歩させてるから、普通に撮るとカメラが良かれと思って周辺減光しないように補正をかけてくれる。いやいや、僕は補正はいらないんだよ、むしろ周辺減光させたいんだよ、ということで今、Nikon DfとD300の機能メニューの中の「ヴィネットコントロール」を見ようとしている。選べるなら積極的に「補正しない」を選びたいと思っている。なんか素人丸出しの機能の話で恐縮なんだけど、僕はいつもJPEG撮って出しなんで、周辺減光させるなら撮る前にセッティングする必要があるんだよね。でも、どうだろう、周辺減光したほうが肉眼で見た世界に近いと思うのは僕だけだろうか。

谷中レトロカメラ店の謎日和 フィルム、時を止める魔法 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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  • 著者柊 サナカ
  • 価格¥ 648(2017/06/08 03:25時点)
  • 出版日2016/10/06
  • 商品ランキング17,251位
  • 文庫318ページ
  • ISBN-104800261538
  • ISBN-139784800261533
  • 出版社宝島社

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