耐震補強リフォーム[ リ・クエスト X ]
積和建設の耐震補強リフォーム[リ・クエスト X ]は、木造一戸建て住宅をはじめ鉄骨造の賃貸住宅やRC造のビルなど、専門家による耐震診断を実施し、建物の構造にあわせた耐震補強を行います。
1981年〜2000年に建てられた
木造住宅、現行の基準に
満たしていない可能性があります。
建築物の敷地、構造、設備、用途に関する最低限の基準を定めた法律、建築基準法は1950年に制定され、その後1981年に大きく改正されました。1981年より前を旧耐震、以降を新耐震として分類するのが一般的ですが、阪神・淡路大震災の教訓を受け木造住宅は2000年に耐震基準の改正がされました。
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合の調査により、1981年~2000年に建てられた木造住宅には接合部などの規定が明確にされていなかったことで、耐震性が不十分なままの住宅が多くあることがわかりました。該当期間に建てられた木造住宅は約2,700万世帯、同時にリフォームの適齢期である築20年以上を迎えています。
■1981年-2000年に建てられた新耐震基準住宅の耐震診断結果
(1981年〜2000年5月以前築、診断期間:2006年4月1日〜2018年12月31日(12年9ヶ月))
【参考】建築基準法では、耐震計算する際に想定する地震を大地震と中地震の2段階に分けています。大地震とは建物が建っている間に遭遇するかどうかという極めてまれな地震(数百年に一度起こる震度6強クラスの地震)のこと、中地震とは建物が建っている間に何度か遭遇する可能性のある地震(震度5強程度)のことです。「大地震時には人命を守ること」「中地震の場合には建物という財産を守ること」を目標とするのが、建築基準法の考え方です。これに対し、耐震診断では人命を守ることに重点を置き、「大地震時に倒壊しない」ための耐震性確保を目標に据えることを明示しました。大地震・中地震という2段階を設定する建築基準法と異なり、耐震診断では大地震への対応という1段階で考えることになります。
出典:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)
遠くない将来に、再び震災の可能性。
30年以内に地震が起こる確率
(算定基準日2016年1月1日)
- 南海トラフ巨大地震 M8〜M9クラス 70%程度
- 首都直下地震 M7程度(M6.7〜M7.3) 70%程度
(プレートの沈み込みに伴うM7程度の地震) - 茨城県沖 M6.9〜M7.6 70%程度
- 宮城県沖 M7.0〜M7.3 60%程度
- 根室沖 M7.9程度 50%程度(十勝沖と同時発生の場合M8.3程度)
- 三陸沖北部から房総沖の海溝寄り Mt※8.6〜Mt9.6前後 30%程度
※Mtは津波の高さから求める地震の規模
出典:地震調査研究推進本部「主な海溝型地震の評価結果」をもとに作成2016年1月13日発表
備えられる間に、できることを。積和建設がお手伝いします。
耐震工事の流れ
耐震性をチェックする
既存建物が震度6以上の大地震に対して、倒壊しないかどうかを一定の基準で診断することを耐震診断といいます。
簡易診断
まずはお住まいの住宅がいつ建てられたか、現在までに災害に見舞われた経験がないか、増改築をしたかなど、住宅の経歴をお伺いし、図面があれば、それを基に構造上の問題点はないかをチェック。場合によっては、現地で実際の建物を確認し、さらに詳しい診断が必要かどうかを検討します。
ご自宅の建物詳細が分かる書類(図面等)をお持ちいただければ、ソフトを使って現状と補強計画を実施した場合のシミュレーションをお出しいたします。
※住宅性能診断士ホームズ君「耐震診断Pro」にて作成したプレゼン画像です。
■簡易診断の結果により専門家による有償の診断を行います。
一般診断
建築士・建築関係者による診断です。現地調査が必要で、目視を中心に非破壊調査を前提とした診断法です。在来工法の場合は、壁を主にチェックします。その際の評価を点数で表示するのが「評点」です。倒壊しない目安は、評点が「1.0」以上あることで、1.0未満という結果が出たら、1.0以上になるよう補強すればよいということになります。
精密診断
より詳細な診断が必要な場合や耐震補強をする上で行われる診断方法で、構造専門の建築士が診断します。壁をはがして内部を確認するなどの破壊調査が必要となる場合があります。
※補助金申請する場合の多くは、この精密診断を必要とします。
(行政庁により異なります)
耐震改修の計画と設計
耐震診断の結果に基づき、耐震改修後に求める耐震性能のレベルなど、お客さまの目的やご要望に応じた改修を検討、さらに、計画に基づいて実施設計を行います。
耐震改修工事費の見積り
設計図を基に工事にかかる費用を算出。見積りの内容をわかりやすくご説明し、お客さまにご納得いただいたうえでご契約。
耐震改修工事
設計図面に従って地震に強い家に改修します。ただ単に強くするのではなく、家全体のバランスがとれるよう、適切な位置に必要な補強や補修を行っていきます。
場所や状況によって最適な計画をご提案し工事いたします。
屋根
重い屋根であるほど、家への地震の力が大きく作用します。軽い屋根材とすることで、家にかかる負担を小さくできます。
柱/はり など
金物によって、柱や梁をしっかりとつなげ、地震の力で外れてしまわないようにします。
壁
柱と柱の間に斜めに筋かいを入れたり、構造用合板を使って地震に強い壁を増やします。これによって、地震時に起きる家をゆがませるような力を抑えることができます。
基礎
家全体の基礎も大切です。ひび割れなどの不具合をチェック。適切な方法で工事し美しく仕上げます。
既存の基礎が弱い場合は、鉄筋コンクリートを増し打ちして、基礎を強くし、上に載る壁や筋かいの力を支えます。
完成
工事の仕上がりを確認いただいた上で、お引き渡しいたします。安心して暮らしていただける住まいをお客様へお届けします。
耐震補強工事の[リ・クエストX ]
実例のご紹介
事例 1古民家 耐震補強
明治時代の面影と環境を残しながら耐震補強。
ジャッキで建物を上げ下ろしする工法を採用。
明治期に養蚕場として使われていた伝統建築のリフォーム。現在の構造指針がないため限界耐力の計算を行い、設計事務所と連携し工事を進行しました。可能な限り昔の姿を残したいというご要望より、構造材の交換を最小限に抑えるため既存建物の位置で上げ家の方法を選択。束や柱の足元を固定しジャッキを使い、窓や建具をつけたまま持ち上げ、鉄筋コンクリート造の布基礎を築いた後、建物を下ろし固定しました。
DATA
| 築年数 | 約150年(明治5年竣工) |
|---|---|
| 延床面積 | 217.60㎡ |
| 構造規模 | 伝統工法 |
| 工期 | 約1年 |
|---|---|
| 設計・施工 | 積和建設神奈川株式会社 |
Before
After
事例 2古民家 構造補強
代々受け継がれた家を安心安全で住みやすく。
構造補強と快適生活の両立をリフォームで。
寒さと間取りの住みづらさ、湿気がもたらす腐朽、白蟻などによる柱や土台の痛み、家のゆがみ…多くの問題点を解決するため、床・壁・天井へ断熱材を設置、構造体は材の交換と補強を加え、内外装をリフォーム。古い建具や材料を最大限に再利用・補修、新しい価値と安心を受け継ぐ家へ生まれ変わりました。
DATA
| 築年数 | 約150年 |
|---|---|
| 延床面積 | 161.78㎡ |
| 構造規模 | 伝統工法 |
| 工期 | 約5ヶ月 |
|---|---|
| 設計・施工 | 積和建設東関東株式会社 |
Before
After
事例 3一般住宅
耐震補助金の活用で耐震性能が飛躍的に向上。
天井と床を残す耐力壁と基礎工事で補強。
行政の耐震補助金を活用し、耐震性能を1.0レベルへ補強したいというご要望でした。併せてキッチン・洗面室・2階トイレとLDKの改装、広縁のサッシの入替え、それ以外は耐震補強に必要な最小限の範囲で内装をリフォーム。床と天井を触らないために、耐力壁には床上から天井下までの施工認定タイプを利用、和室の天井は天井裏から施工。一部の床は解体時、布基礎がないことがわかり急遽追加し、補強後の評点は1.11へ向上しました。
DATA
| 築年数 | 45年 |
|---|---|
| 延床面積 | 137.11㎡ |
| 構造規模 | 木造2階建専用住宅 |
| 工期 | 約3ヶ月 |
|---|---|
| 設計・施工 | 積和建設関西株式会社 |
Before
After
事例 4店舗併用住宅
木造住宅を古民家カフェへ改装。
住宅と店舗の構造体を分け店舗併用住宅が完成。
住居の構造体は活かし、店舗は開口部を広く取るため構造体を変更した店舗併用住宅へリノベーション。間取りは、襖の仕切りで必要に応じ部屋の大きさを変えられる「田の字型」を反映。木の状態が良いので意匠に利用し、客席スペースは既存天井を撤去、吹上天井は小屋組をデザイン的に見せ解放感を出しました。店舗全体に視線を配れるよう既存壁を可能な限り撤去、適切な位置に新たな耐力壁を配置しています。
DATA
| 築年数 | 34年 |
|---|---|
| 延床面積 | 149.02㎡ |
| 構造規模 | 木造2階建 |
| 工期 | 約1.5ヶ月 |
|---|---|
| 設計・施工 | 積和建設四国株式会社 |
Before
After
事例 5
戦前に建築された伝統的な和風邸宅を、耐震補強をきっかけにトータルリフォーム
2階は、構造躯体を含めて、全く新たに新設。以前より天井高が高くなることで、たっぷりと光を注ぐ窓を設けることもできました。重厚な佇まいを活かしながら、現在の暮らしにふさわしい邸宅となっています。
DATA
| 用途 | 専用住宅 |
|---|---|
| 面積 | 204.84㎡(約61.96坪) |
| 構造規模 | 木造2階建て |
| 設計・施工 | 積和建設関西株式会社 |
| 工事概要 | 耐震補強、設備更新、間取り変更、内装工事等 |
|---|---|
| 築年数 | 80年 |
| 家族構成 | 5人 |