先般、何故、女性専用トイレがなくなるのか、こんなデマが流されているという記事を載せました。
「
女性用トイレが亡くなる?? 何故、こんなデマが流れているのか」
それと同時に同趣旨でもツイートをしました。
するとデマでも何でもない、樹木医氏に対する誹謗中傷だ、女性に対する差別だというツイートがわんさか来ました。
これだったのか!
経産省職員に対する女性トイレ使用を求める訴訟で東京高裁の判決が出た際、LGBT問題に取り組む弁護士からいろいろとご教授して頂きましたが、特に女性の権利を主張する層がトランスジェンダーの権利を認めたら、男性器を持ったまま女湯に入ってくるというように言われ、トランスジェンダーが攻撃の対象になっていた時期があった、ということでした。
なるほど、そうした傾向は今でもあるんだと実感した次第です。
女性専用トイレがなくなるというのは煽りでしかなく、根底には、このトランスジェンダー問題があったということは、それらツイートを見ていてもよくわかりました。
自分たちの領域に入ってくるなという論調であり、トランスジェンダーとの共存という発想はないわけです。共存したいとも思っていないと結構、露骨です。
トランスジェンダーが男性器のまま女湯に入りたいなんていうのは、もちろん過激主張でしかありませんし、それが社会で受け入れられるはずもありません。そして普通のトランスジェンダーはそうした過激主張とは無縁です。
それにも関わらず、女性専用トイレがトランスジェンダーのために共用トイレにとって変わるかのように主張するのはやはり対立を煽っているとしか言えないでしょう。
2021年7月19日撮影 驚いたのは、実際に女湯に入っている男がいるんだという主張です。トランスジェンダーの話をしているのですから、私としては当然のことながら強行突破しているトランスジェンダーがいるのかと思いました。
女性専用(優先)車両に無理やり乗り込んで行った男がいましたが、あの男のようにです。
「
女性専用車両が 差別だと騒ぐ前に何故、許容できないのか自身を振り返って考えてみよう 男社会の改革こそが求められている」
男性が女湯に入るのは許されませんし、違法(犯罪)行為です。当たり前のことです。
時折、そうした犯罪が報じられますが、しかし、これがトランスジェンダーによる犯行なのかという点がすっぽりと抜け落ちてしまっています。
この事案なんて普通にある痴漢レベルのものですよね。
弁護士なのに知らんのか、には唖然としました。こうした痴漢レベルの犯罪があるかどうかでいえば、「ある」というだけの話でしかないのに、ここで問題になっているトランスジェンダーという視点はまるでなくなってしまっているのです。
上記のツイートにあるように、女性専用の領域に踏み込むな、これが唯一絶対の基準になっています。だから、女湯に入ってきた男が痴漢目的であろうがトランスジェンダーであろうが全く関係がありません。もちろん違法(犯罪)行為というレベルでいえば無関係です。
しかし、これでは、どうみても、トランスジェンダーに対する差別意識が丸出しでしょう。痴漢もトランスジェンダーもまるで同じ扱いで論じられています。
トランスジェンダーを憎むあまり、その観点からの議論のはずが、全く抜け落ちてしまっていることは極めて残念です。
女性であるが故に差別を受けてきた、それがトランスジェンダーであるが故に差別を受けてきたということと同じように理解しない、ということはそれこそ自らに跳ね返ってくることになるのではないでしょうか。
ここでびっくりしたのは、野党はトランスジェンダーに肩入れしているから自民党を支持せざるを得ないというものです。
それこそ自民党政権はこれまで女性に負担ばかりを強いる政策を実行してきました。低賃金労働の固定化や家庭内での介護の押し付けなど、それは差別を固定化するような政策でした。それでも自民党を支持するという発想がよくわかりません。
これでは自分で自分の首を絞めるようなものではないでしょうか。
このツイートにもため息が出ます。
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