新型コロナウイルス感染症 クラスターの状況と県の対策について

掲載日:2021年7月28日

1.神奈川県の現況<7月19日更新>

(1)新規クラスター発生の動向

グラフ1【施設別】新規クラスター発生動向

グラフ:新規クラスター発生の動向

グラフ2【地域別】新規クラスター発生動向

グラフ:新規クラスター発生の動向

新規クラスター発生数は、7月6日の週は15件でしたが、直近の7月13日の週は24件と増加となりました。施設別では企業の割合が、地域別では横浜地域が高くなっています。

(2)未終結(注釈)クラスターの状況

グラフ3 未終結クラスターの内訳
グラフ:県内クラスター未終結施設

7月19日現在、県内の未終結クラスター施設は計59件です。
全体のうち、福祉・介護施設で約1割、学校・大学及び幼保・児童で約3割5分、企業で約2割5分を占めています。
(注釈)未終結:最後の患者が発生してから28日を経過していない場合
(終結:最後の患者が発生してから28日以内に新たな患者が発生していない場合)

(3)福祉・介護施設の未終結クラスターについて

グラフ4【福祉・介護施設カテゴリー別】未終結クラスター件数

グラフ:【福祉・介護施設カテゴリー別】未終結クラスター件数

グラフ5【福祉・介護施設カテゴリー別】累計陽性者数

グラフ:【福祉・介護施設カテゴリー別】累計陽性者数

福祉・介護施設のカテゴリー別での未終結クラスター件数は各カテゴリー1件となっています。

累計陽性者数は「障害者施設」、1施設あたりの平均陽性者数は「障害者施設」が最も高い値となっています。

2.クラスターとは?/なぜ医療機関、福祉・介護施設のクラスター対策が重要なのか

クラスターとは「同種のものや人の集まり。群れ。集団。」という意味です。新型コロナウイルス等の感染症に関して使われる場合は、小規模な集団感染やそれによってできた感染者の集団を意味します。県では、1施設で5人程度の陽性者が判明した場合にクラスターと認定しています。

現在、県内のクラスターは、福祉・介護施設、学校・大学、幼保・児童施設、企業等で多く発生しています。その要因は、限られた空間の中で人と人との距離が近いなど、感染が拡大しやすい環境であることと考えられます。

医療機関や福祉・介護施設でのクラスターは、感染者が基礎疾患を持っていたり、高齢者であったりすることが多いことから、感染後に症状が悪化し入院が必要となってしまうケースが多くあります。

県内の病床逼迫を防ぐためにも、医療機関や福祉・介護施設でのクラスターの発生を抑えることや、発生してしまった場合には速やかに終結させることが、新型コロナウイルス感染症対策において重要となります。

3.クラスター対策班の主な業務

クラスター対策班ではクラスター発生の予防や、既に発生してしまった施設における早期の終結に向けて、主に以下の業務を行っています。

ア.情報の収集、分析

クラスターが発生した、または発生の恐れがある施設について、必要な支援を行うため、施設概要や感染状況、検査実施状況などの情報を収集します。

また、収集し、蓄積した様々なクラスターに関するデータを基に、今後のクラスター対策に向けた情報の分析を行います。

イ.施設への支援

(1)C-CAT(注釈)(神奈川コロナクラスター対策チーム)の派遣

医療機関や福祉施設等でクラスターが疑われるケースが生じた際に、所管の保健所からの要請を受け、C-CATを現地に派遣します。C-CATは感染症に対する専門知識を有する医師や看護師等によって構成されており、施設に対し、感染拡大防止のため様々な指導を行います。
(注釈)Corona-Cluster Attack Teamの略称。

(2)検体採取チームの派遣

保健所から要請があった場合に、臨床検査技師等によって構成されている、検体採取チームを派遣します。

(3)介護士等の派遣の人的支援

職員が不足し困っている福祉・介護施設から要請があった場合に、高齢福祉課または障害サービス課に対し、介護士等の施設への派遣を依頼します。

(4)入院調整班や物資調整班等との調整

施設と医療機関の間の入院調整や、施設への必要物資の送付について、入院調整班や物資調整班等とそれぞれ役割を分担、協力しながら支援業務を行っています。

(5)その他の相談対応

クラスターが発生した施設では、感染症対策の強化、物資調達や入院調整の支援以外にも様々な支援が必要となります。施設職員のストレスケアや廃棄物の処理方法の指導、関係者対応など、各施設だけでは対応しきれない様々な問題について相談を受け、必要な支援を行います。

 

1.神奈川県の現況<7月19日更新>

(1)新規クラスター発生の動向

グラフ1【施設別】新規クラスター発生動向

グラフ:新規クラスター発生の動向

グラフ2【地域別】新規クラスター発生動向

グラフ:新規クラスター発生の動向

新規クラスター発生数は、7月6日の週は15件でしたが、直近の7月13日の週は24件と増加となりました。施設別では企業の割合が、地域別では横浜地域が高くなっています。

(2)未終結(注釈)クラスターの状況

グラフ3 未終結クラスターの内訳
グラフ:県内クラスター未終結施設

7月19日現在、県内の未終結クラスター施設は計59件です。
全体のうち、福祉・介護施設で約1割、学校・大学及び幼保・児童で約3割5分、企業で約2割5分を占めています。
(注釈)未終結:最後の患者が発生してから28日を経過していない場合
(終結:最後の患者が発生してから28日以内に新たな患者が発生していない場合)

(3)福祉・介護施設の未終結クラスターについて

グラフ4【福祉・介護施設カテゴリー別】未終結クラスター件数

グラフ:【福祉・介護施設カテゴリー別】未終結クラスター件数

グラフ5【福祉・介護施設カテゴリー別】累計陽性者数

グラフ:【福祉・介護施設カテゴリー別】累計陽性者数

福祉・介護施設のカテゴリー別での未終結クラスター件数は各カテゴリー1件となっています。

累計陽性者数は「障害者施設」、1施設あたりの平均陽性者数は「障害者施設」が最も高い値となっています。

2.クラスターとは?/なぜ医療機関、福祉・介護施設のクラスター対策が重要なのか

クラスターとは「同種のものや人の集まり。群れ。集団。」という意味です。新型コロナウイルス等の感染症に関して使われる場合は、小規模な集団感染やそれによってできた感染者の集団を意味します。県では、1施設で5人程度の陽性者が判明した場合にクラスターと認定しています。

現在、県内のクラスターは、福祉・介護施設、学校・大学、幼保・児童施設、企業等で多く発生しています。その要因は、限られた空間の中で人と人との距離が近いなど、感染が拡大しやすい環境であることと考えられます。

医療機関や福祉・介護施設でのクラスターは、感染者が基礎疾患を持っていたり、高齢者であったりすることが多いことから、感染後に症状が悪化し入院が必要となってしまうケースが多くあります。

県内の病床逼迫を防ぐためにも、医療機関や福祉・介護施設でのクラスターの発生を抑えることや、発生してしまった場合には速やかに終結させることが、新型コロナウイルス感染症対策において重要となります。

3.クラスター対策班の主な業務

クラスター対策班ではクラスター発生の予防や、既に発生してしまった施設における早期の終結に向けて、主に以下の業務を行っています。

ア.情報の収集、分析

クラスターが発生した、または発生の恐れがある施設について、必要な支援を行うため、施設概要や感染状況、検査実施状況などの情報を収集します。

また、収集し、蓄積した様々なクラスターに関するデータを基に、今後のクラスター対策に向けた情報の分析を行います。

イ.施設への支援

(1)C-CAT(注釈)(神奈川コロナクラスター対策チーム)の派遣

医療機関や福祉施設等でクラスターが疑われるケースが生じた際に、所管の保健所からの要請を受け、C-CATを現地に派遣します。C-CATは感染症に対する専門知識を有する医師や看護師等によって構成されており、施設に対し、感染拡大防止のため様々な指導を行います。
(注釈)Corona-Cluster Attack Teamの略称。

(2)検体採取チームの派遣

保健所から要請があった場合に、臨床検査技師等によって構成されている、検体採取チームを派遣します。

(3)介護士等の派遣の人的支援

職員が不足し困っている福祉・介護施設から要請があった場合に、高齢福祉課または障害サービス課に対し、介護士等の施設への派遣を依頼します。

(4)入院調整班や物資調整班等との調整

施設と医療機関の間の入院調整や、施設への必要物資の送付について、入院調整班や物資調整班等とそれぞれ役割を分担、協力しながら支援業務を行っています。

(5)その他の相談対応

クラスターが発生した施設では、感染症対策の強化、物資調達や入院調整の支援以外にも様々な支援が必要となります。施設職員のストレスケアや廃棄物の処理方法の指導、関係者対応など、各施設だけでは対応しきれない様々な問題について相談を受け、必要な支援を行います。

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