口論の相手にお茶をかけたとして、警視庁は30日、NHK放送技術局の職員広瀬有史容疑者(32)を暴行容疑で現行犯逮捕した。渋谷署への取材でわかった。

 署によると、広瀬容疑者は30日午前0時過ぎ、東急田園都市線と東京メトロ半蔵門線が乗り入れる渋谷駅(東京都渋谷区)のホームで、持っていたペットボトルのお茶を面識のない男性にかけた疑いがある。当時は酒に酔っており、電車に乗ろうとした際に降りてきた男性とトラブルになったという。署は、体が接触したかどうかをめぐって口論になったとみている。認否については明らかにしていない。

 NHK広報局によると、広瀬容疑者は労働組合に専従しており休職中だった。「職員が逮捕されたことは遺憾。事実関係を確認し、厳正に対処します」としている。