キャリコネニュース『マツコ、いじめ探偵への依頼増加に「学校がどこまでやる気があるのか」「悪いことしてる人には何らかの罰則を」』
記事によると
・いじめの証拠集めを探偵に依頼する子供が増えている
・探偵はいじめの調査を無償で行ってくれるが、金銭を支払うことでいじめの証拠を得ることもある
・この問題について、マツコ・デラックスさんは「何らかの罰則を設けないと、いじめは無くならないと思う」とコメントした
・教育評論家の石川幸夫さんは「子どもたちの心理や環境を知らないと、余計に問題をこじらせる可能性がある」とコメントした
この記事への『ふつざわしゅん』の感想
いじめの被害を受けている子にとっては、無償でいじめ調査をおこなってくれる探偵さんは、救いになるかも知れません
しかしながら、被害を受けている本人の気持ちや、クラスメイトや教師との関係を無視して、法律だけで強引にいじめを止めれば、どうなるか?
その後の関係に遺恨を残し、嫌な雰囲気のまま、学校に通わなければならなくなります
私がいじめ解決で大切にしていることは、学校と教育委員会を味方に付け、円満な解決を図ることです
学校を味方に付け、いじめ撲滅のために積極的に取り組むよう促さなければ、本質的な解決には至りません
法律でねじ伏せ、学校のリスクマネジメントを更に偏らせることになっては、いじめ撲滅は果たせない、というのが私の考えです
事態が切迫していて、急を要する場合は、チクチクやりますけどね笑
そして、いじめ問題をどのように解決するべきか、という点については、マツコ・デラックスさんの見解に賛同します
具体的な罰則を設け、毅然とした態度で向き合わなければ、抑止力には成りえません
学校教育法35条の出席停止や、学校内謹慎処分など、取り得る選択肢は実際にあるのです
こうした処分を行う場合には、証拠とクラスメイトの証言が必要になってきますが、処分は、あくまでも教育委員会や学校が判断することですので、この部分についても、やはり学校を味方に付けておく必要があると思います
最後に、いじめ調査をビジネスとして捉えている探偵会社があるそうなので、私の見解を述べておきます
いじめを解決すると言っても、いじめが形を変えて継続する可能性がある以上、その成果は非常に曖昧なものです
したがって、このような取り組みはビジネスには成り得ず、社会貢献活動としての波及効果しか生じません
私は好きでやってるだけですが、単体のビジネスとして取り組もうとするのは非常に危険だと思います
あくまでも調査を行うだけであって解決する訳ではない、ということであれば、普通の探偵業務として引き受けるだけだと思いますが、お高いんでしょ?
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