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32歳男が「オンラインゲーム仲間を早朝に殺害」の深すぎる闇

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オンラインで知り合ったゲーム仲間を殺害した坂井容疑者。交友は2年半ほど前から始まった。

被害者が寝ているスキを狙った早朝の凶行。オンラインゲームを通じて知り合った2人の30代男性に、何があったのだろうかーー。

知人の男性を殺害したとして警視庁葛飾署は、東京・葛飾区の職業不詳・坂井佑輔容疑者(32)を逮捕した。坂井容疑者は7月23日昼ごろ、警視庁本部に「人を刺した」と出頭。警察官が葛飾区新小岩の駅からほど近いマンションへ駆けつけたところ、6階の一室で30代ぐらいの男性が首から血を流して死んでいたという。

「死んでいた男性は部屋の住人と見て、警察が身元の確認を急いでいます。坂井容疑者と被害者男性は友人で、犯行は23日の午前5時ごろに行われたようです。2年半ほど前にオンラインゲームを通じて知り合ったと、坂井容疑者は供述しています」(全国紙社会部記者)

坂井容疑者を容疑を認めたうえで、「男性から小間使いのように使われていた。暴力や脅しを受けて我慢できなくなった」などと供述しているという。また、被害者男性との間に金銭トラブルがあったこともほのめかしており、警察では調べをすすめている。

「ガンオン殺人」との類似点

今回の件が報じられると、SNSのゲームファンの間では「ガンオン殺人」と呼ばれるある事件が話題になった。13年に埼玉県で起きたトラブル──30代の無職男性Aが同じく、30代の知人男性Bの腹を包丁で刺して殺害した事件だ。

「2人はゲームセンターで知り合い、アニメ『機動戦士ガンダム』を題材にしたオンラインゲームで対戦する間柄でした。当初は、トラブルもなくゲームに興じていた。

事件当日もそれぞれの家でインターネット電話で会話をしながら対戦していたところ、Bは容疑者Aから『弱い』『下手クソ』などと馬鹿にされたそうです。頭にきたBは容疑者の自宅に車で乗り付けてクラクションを鳴らしたところ、家から出て来たAに刺されました。犯行当時、Aは泥酔していました」(同前)

オンラインゲームを通じた交友関係は、SNSを通じたそれと同様に近年ではごくありふれたものとなっている。だが「オンラインで知り合った人間関係はお互いの距離を錯覚しやすい」と、ゲーム事情に詳しいユーチューバーは指摘する。

「顔が見えなくても毎日のように近い距離で会話やゲームをしていると、相手の素性もよくわからないのに価値観まで共有できていると勘違いしやすい。だからちょっとした行き違いから、ひどく裏切られたように感じたり、不信感が募ったりしやすいのです。罵声を浴びせられれば、カッとなり殺意を抱いてしまうんですよ」

坂井容疑者も、被害者男性に出会った頃に親近感を抱いていたのだろうか。どのような経緯で殺害に至ったのか、警察は動機やいきさつを調べている。

  • 撮影:蓮尾真司

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