世界遺産の集落内で撮影に臨むカメラマン=南砺市の相倉合掌造り集落

  世界遺産・相倉など撮影

 南砺市は、大手フリー写真素材サイト「PAKUTASO(パクタソ)」と連携し、市内の観光資源を自由に使える写真にすることで全国にアピールする取り組みを始めた。29日は、同サイトのカメラマンが世界遺産の相倉合掌造り集落などを訪れ、提供用の写真を撮影した。

 市によると、パクタソは月500万回以上、閲覧されている。サイト「ペンタファン」の編集長も務める埼玉県川越市のタケルさん(43)らカメラマン2人が28日に南砺市入りして観光資源を下見し、29日は相倉や庄川峡で撮影に臨んだ。

 2人によると、世界遺産がフリー写真素材になるのは珍しい。30日は井波別院瑞泉寺や髙瀬神社、城端別院善徳寺などを回る。

 一眼レフカメラ「ペンタックス」のカタログ用写真などを手掛けたカメラマン瀬尾拓慶さん(31)=川崎市=も、2人と同じ日程で南砺市を訪れ、サイトやギャラリー用の作品を撮影した。「相倉ほど、特有の魅力を継承している場所は少なく、すばらしい。家族で来てみたい」と話した。

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