5歳の男児が死亡 保育園の登園バスで発見、脱水症状か

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 29日午後5時20分ごろ、福岡県中間市中間2丁目の双葉保育園の職員から「送迎バス内で園児が倒れている」と警察に通報があった。園の駐車場にとめてあった登園用のバスから5歳の男児が発見され、その後死亡が確認された。

 県警折尾署によると死亡が確認されたのは、中間市土手ノ内3丁目、倉掛冬生(とうま)君。保育園から冬生君の帰りを待っていた母親がバスに乗っていないことに気づき、園に連絡。園が調べたところ、駐車場にとめてあった登園用バスの中に冬生君が倒れているのを発見したという。

 冬生君は北九州市内の病院に搬送されたが、午後7時ごろに死亡が確認された。脱水症状の疑いがあり、署は詳しい経緯を調べている。

 園の近所に住む女性は「夕方に救急車のサイレンを聞いたが、まさか保育園とは。このところの日中の暑さは尋常じゃなく、預けた親はいたたまれないだろう」と話した。