磁気治療器のオーナー商法を展開して破綻した「ジャパンライフ」の巨額詐欺事件をめぐり、元社長の女が初公判で、「ビジネスモデルの作成には一切関わっていない」と述べ、無罪を主張した。
ジャパンライフの元社長・山口ひろみ被告(49)は2017年、父親で元会長の山口隆祥被告らと共謀し、顧客23人から、あわせておよそ1億1,400万円を違法に集めた出資法違反の罪に問われている。
ひろみ被告は28日の初公判で、「ビジネスモデルの作成には一切関わっておらず、知識もない。どうしてこんな事件になったのか半信半疑だ」などと述べ、無罪を主張した。
一方、検察側は「ひろみ被告は、全国各地で講演するなどして顧客を勧誘し、月に330万円の役員報酬を得ていた」などと指摘した。