澄み渡るブルーの底をのぞけばドラえもんがズラリと大集合。精緻な加工により、「50周年」にちなんだ50体のドラえもんを底に刻んだ江戸切子のグラスだ。
　本品は江戸切子でも珍しい「平切子」というガラスを平らに削る技法で、上からのぞけばカットが際立ち、花が開いたように見える。そして、底には50の表情のドラえもんが賑やかにひしめき合う。グラス底のドラえもんは、高度なサンドブラスト加工で忠実に象った。
　製造は、東京都江東区に工房を構える「椎名切子（GLASS-LAB）」に依頼。「弊社では0.09mmの細い線まで表現ができます。これは同業他社から世界レベルの加工技術と驚嘆されています」と、代表の椎名隆行さん。伝統の技と精密加工を駆使して仕上げた唯一無二の切子グラスに酒などを注げば、時空の広がりさえ感得。次の100年にもつなごうという思いが込められた一生の宝物だ。

初回限定 30

口径8.5×高さ7.8cm、約240g。セミクリスタルガラス。巾着と木箱が付属。日本製。