本記事では主に広義の意味での勇者を解説する。
「各作品特有ならではの勇者」については特殊な勇者、または個別記事を参照。
「キャラクター名としての勇者」は勇者一覧の節を参照。
- 勇者であるシリーズに登場する戦士の総称→勇者(勇者であるシリーズ)
- サンライズ製作のロボットアニメに登場する主役側のロボット→勇者シリーズ
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概要
称号としての「勇者」
ファンタジーの登場人物としての「勇者」
特殊な勇者
俗語としての「勇者」
キャラクターのスキル振りやステータス振りの要素があるオンラインゲームで用いられる表現。
バランスよく各ステータスを伸ばしていき、全能力が高くなったキャラクターの事を
オールラウンダー=勇者と呼称する事がある。
ゲームによっては類語として「スーパーサマル」という言葉が使われる事もある。
語源はDQ2ので、元祖ファミコン版DQ2にて、彼の
成長曲線が極端に序盤の伸びが悪いことから器用貧乏なステータスが「サマル」と
呼ばれるようになり、苦しい時期を乗り切って高みに達したサマル=スーパーサマル、となったようである
(ちなみにSFC版では彼が呪いに倒れるイベントで特定の手順を踏むと復帰後能力がカンストしてしまうバグ技があり、死の淵から蘇って強化される様がのような事から「スーパーサマル人」と言われたので、語源はこちらかもしれない)。
なお、巷ではサマル=器用貧乏で弱いキャラクターであるとされてしまう事も多いが、
実際には成長ペースが遅いだけで最終的な到達点はDQ1のロトの勇者のステータスと大体同じなうえ、
リメイク版等ではHP以外のステータスは優秀になっていたりするので
わざわざ「スーパー」とつける必要は本当はなかったりする。
オンラインゲームにおける、傍若無人なプレイヤーや向こう見ずなプレイを「自分を勇者だと思いこんでいる」と揶揄する蔑称。
大抵の場合、勇敢なプレイをする人やとんでもない戦法を編み出したり無謀な挑戦をする人と区別する意味と、
皮肉を込めてわざと勇者と付けられる。
「勇者様」とされるプレイヤーの言動行動としては、
・自分が世界の主人公であり他のプレイヤーはNPC同然に扱う(上から目線で命令する、金品を要求・横取りする、思い通りにならないとキレるetc)。
・ロールの概念があるゲームでは職業・キャラの特性を理解せずに無茶苦茶な行為・要求をする。
・陣形を組んで戦わないといけない場合に1人突出して戦おうとして撃沈する(その上で、死んだのは味方が援護しない、ヒーラーが回復しないせいであると責任転嫁する)。
・花形(見た目に派手なアタッカー)職業しか使わず支援や回復などの役回りは他人に押し付けようとする
などが挙げられる事が多い。
また、初心者や低レベルのプレイヤーに対し、
頼まれたわけでもないのに低~中レベル帯のダンジョンやクエスト進行に参加し、弱い敵を瞬殺して
悦に入っていたり、初心者に自分を尊敬させようとするプレイヤーが勇者様と皮肉られる事もある。
度を越した暴言やチートツールの使用、利用規約違反などが無ければ運営側も
こうした勇者様プレイヤーに対処できる事はないため、迷惑をかけられる側のプレイヤー達の間では
私刑的に該当者の名前や情報を晒してパーティーに入れないようにするなど、自衛が講じられる場合が多い。
晒し行為自体にも賛否があるのに加え、そのようにして誰にも相手されなくなった勇者様がますます屈折した問題児プレイヤーとなって最終的に誰彼構わず暴言を吐く・荒らし行為を行うようになったり、
事情を知らない初心者に親切を装って接近し、自身の抱える対人トラブルに巻き込むという
ケースも少なからずあり、オンラインゲームにおける根の深い問題である。
近年の作品(いわゆる)に出てくる「悪党勇者」もこれがモチーフと思われる。