2021年7月27日
露木 肇子 弁護士、
現在、ヴィンセント・フィショ(以下、本人とする)は、引き離された子供との再会を求め、JR千駄ヶ谷駅にてハンガー・ストライキを行なっている旨は貴姉もご存知と思います。
本日で既に開始から18日が経過し、本人も最初に比べれば衰弱してきました。子供の権利のためのハンガー・ストライキ支援事務局は、本人にハンガー・ストライキの中止を要請しているものの、本人の子への愛情は強く、子に再会するまではハンガー・ストライキを続けるとのことです。このままゆきますと不測の事態も可能性としては考えられると思われます。
そこで貴姉におきましては、貴姉のクライアントである本人の配偶者を説得し、最悪の事態が起こる前に、二人の子供たちをJR千駄ヶ谷駅に連れて本人に再会させることをここに依頼します。(具体的な方法についての連絡窓口は本人代理人の上野晃弁護士)
医師などの助言から回答期限は、2021年7月30日(金曜日)午後4時といたします。
弁護人はクライアントのために最善を尽くすことが原則と解します。他方で子供からすれば父と母であることは不変で、片方の一方的な主張をもとに夫婦間の対立を理由に、代理人が子を親から引き離す幇助は許されません。子供には両親に接触する権利があります。そして、クライアントの意向には沿わなくとも、人道として子の最善の利益を考え、弁護人には時には彼・彼女を諭し説得する必要があると考えます。
貴姉が仮にメディアに圧力をかけたとしても、国内のみでなく米国や欧州の私たちのIT専門家のチームが、権力の及ばない民主的な空間であるインターネットで戦いを継続します。私たちのスキルや結束、意志は強力です。
また、本人に万が一のことがあれば、このまま貴姉のクライアントは親権や財産を本人から勝ち取り、貴姉も報酬を得ることが仮にあっても、本件は既に海外では大々的に報道されているため、貴姉の一連の行為は世界中から目を向けられることと予想します。
他方で、貴姉が一辺倒に男性を憎悪し批判を繰り返すのではなく、子の福祉の視点から建設的に議論に応じるのであれば、私たちは常に扉は閉めずに待っています。
貴姉の失われていないであろう良心のもと、子供たちにとって大切な父が失われてしまう前に、勇気を持って英断されることを切に願います。
子供の権利のためのハンガー・ストライキ支援事務局 代表
永里 耕一 MBA, CPA