2021年07月26日 11時00分 公開
「梅沢富美男の弟子になるべき」夏井先生の提案に、キスマイ二階堂「東さんの方が良い」
7月15日放送の「プレバト!!」俳句査定は、句集出版を目指す永世名人の梅沢富美男、東国原英夫が激突。東国原は「玉葱やこの人結局死んじゃうの」、梅沢も「玉葱を刻む光の微塵まで」で見事に“掲載決定”を勝ち取り、夏井いつき先生は「同じ玉葱の句でも2人のアプローチの仕方、特徴がありありと見えた。とても満足のいく勝負でした!」と大絶賛。さらに、ランキング戦で“才能ナシ”を連発しているKis-My-Ft2・二階堂高嗣に「おっちゃん(梅沢)の弟子になるべきですよ。基礎をちゃんとやるべき」と提案したが、二階堂は「東さんの(俳句の)方がカッコいい」と即座に拒否。ハッキリと言われてしまった梅沢は、苦し紛れに「俺はドラマは二枚目(俳優)としてデビューしてんだぞ!」と怒りを爆発。夏井先生も思わず大笑いだった。
「プレバトって意味分かります?」東国原英夫に詰め寄った梅沢富美男が赤っ恥&奇行
今回は「夏野菜カレー」をお題に、永世名人の梅沢富美男と東国原英夫が句集出版を目指す「永世名人のお手本」で激突。名人10段になって苦節3年、永世名人に昇格したばかりの東国原英夫は「御大(梅沢)を見ていて分かりますよ。あの実力でなかなか次に進めない」と過酷な道のりへの覚悟をにじませ、挑戦的な一句で勝負をかけた。
<掲載決定 残り22句>
玉葱やこの人結局死んじゃうの
東国原英夫
「妻が玉葱でカレーを作ろうとしていたんです。僕が見ていたサスペンスドラマで犯人役の役者さんが映っていて、さりげなく『この人結局死んじゃうの?』って聞かれたんです。それでハッとして。普通の会話の中にさりげなく"死"という言葉が出てきて、いつか自分たちも死んじゃうんだって。その瞬間に玉葱が魂のようにも見えて、俳句にできないかなって」
意表を突く句に、梅沢は「(自分には)無理です」と良し悪しの判断がつかない様子。しかし、夏井先生の査定は「掲載決定」。先生は「カレーの写真から玉葱だけに焦点を絞る発想はさすがです! 季語の"玉葱"に誰かのセリフをガチンコで取り合わせる勇気はなかなか持てない」と大絶賛。
さらに、「問いかけられた側の人間が日常の中に不安や不穏があることにドキッとする。その後の詰めが面白いんです。妻の手には凶器ともなりえる包丁が握られているはず。玉葱を切っているはずなので、悲しくもない涙を流し始めるはず。そこまで季語が主張している」と解説し、「これが読み取れると、俳句はますます面白くなる!」。
梅沢は句の深い内容が分かると納得したが、東国原が50句の句集完成まで残り22句であることに「おかしいじゃん!」と猛反発。「私が始めた時は(残り)30句くらいあったのに!」。MCの浜田雅功が「始まった時に本に載せられる句の数が東さんより少なかったからでしょ」と説明したが、梅沢は「この番組が立ち上げられたのは、誰のおかげだと思っているんだ!」とお門違いの怒りを爆発。「(番組タイトルの)『プレバト』って意味分かりますか?」と詰め寄ったが、東国原は「プレッシャーバトル(の略称)でしょ」と即答。赤っ恥をかいた梅沢は仕切り板に頭を打ちつける奇行を繰り返し、スタジオは大爆笑に包まれた。
「同じ玉葱でも全然違いますよ!」梅沢の名句に夏井先生が大絶賛
対する梅沢も「私も玉葱をテーマに詠みました」と告白。「同じ玉葱でも全然違いますよ!」「東さんと俺は違うんだ! 子どもたちにも分かりやすい俳句を詠みますよ」と自信たっぷりに句を披露。
<掲載決定 残り14句>
玉葱を刻む光の微塵まで
梅沢富美男
「この句は平場(ランキング戦)の人間だって分かりますよ。玉葱を細かく刻んでいるんです。白い玉葱の粒がきれいに光っているんです。こんな白くきれいなんだ。宝石みたいだなと感じた句です」
夏井先生が「掲載決定」を告げると、梅沢はドヤ顔で満面の笑み。先生は「面白いことになってましたね。同じ玉葱ですよ。ただアプローチは本当に違います」と東国原とは異なる名句を大絶賛。「これは季語のことだけで17音全部を構成する"一物仕立て"という作り方なんです。とにかく観察して、何かを発見して、それをちゃんと描写する。実力がないとできない」と解説し、「"光の微塵まで"という表現が詩になっていますね。みじん切りでどんどん小さくなると、透明感が増してくる。そこに光が照り込んできて、まるで光をみじん切りしているかのよう。オリジナリティーとリアリティーをちゃんと持っている。これは褒めないといけない!」。
梅沢と東国原のアプローチの異なる名句に、先生は「とても満足のいく勝負でした!」と感心しきり。さらに、ランキング戦29回目挑戦で"才能ナシ最下位"に沈んだKis-My-Ft2・二階堂高嗣に対し、「おっちゃん(梅沢)の弟子になるべきですよ。基礎をちゃんとやるべき」と提案したが、二階堂は「どちらかと言うと、東さんの(俳句の)方がカッコいい」と即座に拒否。梅沢は「俺はドラマは二枚目(俳優)としてデビューしてんだぞ!」と苦し紛れに反論しブチギレまくり。「だからなんなんだ」とスタジオでツッコミが入ると夏井先生も思わず大笑いしていた。
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