小山田圭吾のインタビューを掲載した「村上清のいじめ紀行」は、障害者の人権を侵害しています。
記事の中で沢田君のお母さんは「対談はお断りする」とはっきり拒絶しています。にもかかわらず彼らは、障害者たちへの虐待を当人が望まない形で記事にしました。
これは障害者を当人の同意なくポルノに出演させ、それを販売するようなものです。
こんな非道を許す、どのような理屈も、存在しません。
出版社を経営する北尾修一氏に、まさかこんな当たり前の理念が欠けているとは、思いもしませんでした。
そして、北尾修一氏ののブログ「いじめ紀行を再読して考えたこと」を、賛同の意味でツイートし、拡散したのが出版関係者だということを教えられて、私は暗澹たる気分になりました。
少し前まで、黒人の人権を守れ、と騒いでいたのは誰ですか?
この雑誌を、障害者への人権侵害だと報道したマスコミがありますか?
何かあれば、弱者の人権、子供の人権、女性の人権、労働者の人権、と言いたてるのは誰ですか?
この雑誌が発売されて26年がたつのに、なぜ今まで誰も「障害者への人権侵害だ」と声を上げなかったのですか?
彼らの人権意識とは、そんなものなのです。
きっとまた、同じことをやるでしょう。
When I read an interview with the musician Keigo Oyamada, also known as Cornelius, I felt sick.
He was happily talking about the abuse of the disabled.
There were a number of magazines in Japan that had published such terrible interviews with him.
This is like forcing disabled people to appear in pornography without their consent, and then selling it.
This outrage should never be allowed.
In Japan, however, such common sense does not prevail.
The publishing industry is taking the lead in defending Keigo Oyamada.
Keigo Oyamada was really a kind person.
There was a friendship between Keigo Oyamada and the victim.
They are spreading these opinions on Twitter.
The publishers who used the abuse of the handicapped for business are not to be blamed.
They do not know the concept of human rights violation.
The human rights consciousness of the Japanese is so low.
I am in despair.
I am sure they will do the same thing again.