今回は、ビームサントリーが手がけるクラフトウイスキーの一つ、ノブクリーク ライを飲みます。

パワフルなライウイスキー

_DSC3888ノブクリークは、ビームサントリーが手がけるクラフトウイスキーのブランドで、19世紀末のアメリカで連邦の管理下でバーボンの品質保証を行った時代の力強い香り、味わいを求めたブランドになります。

ノブクリークの名前の由来は、アメリカの第16代大統領リンカーンの故郷に流れる小川の名前です。

力強いウイスキーの名前として、南北戦争を経て黒人奴隷解放のために闘ったリンカーンの強さに肖りたい思いがあったと言われています。

その中でノブクリーク ライは、その名の通りライ麦を主原料としたウイスキーで、アルコール度数も50度と高いのも特徴です。

スモーキーで突き抜ける香りのあるウイスキー

グラスからの香り、液色

グラスからは接着剤を思わせる香りから始まり、メープルシロップの甘い香りが続きます。
液色は少々濃いめのアンバーです。

ストレート

ゴム、メロンを思わせる香りの後に正露丸やヨード、バナナの香りが続きます。時折ミントのような突き抜ける香りも感じられます。

味わいは、アルコールからの辛みは少なめで、渋みが全体的に広がります。甘さは後味として残ります。

ロック

メロンの香りの後にヨードを伴うスモーキーさが現れ、その後にシナモン、バニラの香りが続きます。残り香としてバナナも感じられます。

味わいは、軽い苦みの後に酸味が広がり、奥から甘さも得られます。

ハイボール

ヨード、海藻を思わせる香りが広がり、接着剤の香りがそれに続きます。

味わいは、苦みが前に出てきて、酸味もほんのり感じます。

まとめ

グラスからの香りとは裏腹に、正露丸やヨードのような香り、ミントを思わせるようなスモーキーさがあり、バーボンとは異なる香りを楽しめます。
味わいにしても、苦みが少々気になるものの、後から甘みもあってそれほど悪くは感じません。

750mL、アルコール度数50度、価格は4500円ほど。
クラフトウイスキーとしてみても高いとは言い切れないでしょう。

<個人的評価>

  • 香り B: メロン、ヨード、ミントのようなスモーキーさ、後からシナモン、バナナ、バニラ。
  • 味わい C: 苦みが先行するがその後酸味、甘みが続く。
  • 総評 C: バーボンとは違う香りを楽しめる。