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二大破綻のうちひとつ、肘破綻をご案内させていただいたので
今度は(個人的に)一番見かける破綻の代表格
憎くて憎くて仕方ないアイツ
肩破綻
を倒していきましょう。
あんまりに痛々しいので画像を小さめにし、すばやく説明に移りたいと思います!
《目次》
①破綻の理由はやっぱり
②お手上げのコツ
③それでもダメなら
④まとめ
①破綻の理由はやっぱり
理由はやっぱりあれです、ハイ、お察しのとおり、「人体構造」のお時間です。
上記の破綻は、「肩を動かさず」「手のひらを内向きにするために腕のX軸をゴリッと回す」となります。
腕の回転については、前回の記事(参照:さよなら肘平ら事件、ようこそ腕手捩ボーン)でご案内したとおりなので割愛させていただきますね。
なので、あとは、「肩を動かさず」の部分だけ!
人間、肩を固定したまま手をあげてみると…
水平が限界です。むしろちょっと痛い。
楽にあげようと思うと水平でも肩は動くくらい、肩と腕はお仲間なのです。
水平までは肩ボーンを使わない勢もいるようですが、私はすぐ肩ボーン動かす派です。ぐりんぐりん。
②お手上げのコツ
肩も動くと解ればあとは簡単!
肩ボーンを限界直前までZ軸に動かし、その後限界直前まで腕ボーンをZ軸に動かす。
その後、腕ボーンのX軸回転ではなく腕捩、手捩を組み合わせて使えば…
(参照:さよなら肘平ら事件、ようこそ腕手捩ボーン)
※片方だけだと捩れ力が足りないので腕捩、手捩、両方使ってあげてください
ハイ!アッという間に美しい脇を見せ付けるDIO様の出来上がり!
残念ながら今回は捩りボーンのように勝手に調整してくれるボーンは準標準にはいないのですが、モデルさんと相談しながら上げればチョチョイノチョイですぜ!
(色々モーション作成支援で自動分配がどうとかいうのもあるらしいんですけどまぁほらクソスペックなんで使えないんですよチクショウッ)
③それでもダメなら
肩や腋はモデルさんの中でも中々デリケートで個性が大きく出る部分です。
着ているお洋服的に無理が出来ないということも多いですよね。
と言うことで、
ここからは、なんかこう、ええ感じの誤魔化し方を考えていきましょう。
案その1
肘ボーンをY軸に曲げてしまう。
肘をちょちょいとまげて、いつもの腕捩でX軸もちょちょいと調整して…
おお、上がってる上がってる!
特に肘が曲がる、真っ直ぐを問わない時にはサックリこんな誤魔化し方もアリですね。
案その2
上半身ボーンを曲げる
根元の位置が高ければそれだけ位置が高くなるのでは…?ということで
上半身ボーンと上半身2ボーンをZ軸に曲げてみましょう。
上半身のZ軸は骨折しやすいのでちょっと控えめに!
上記のモデルさんはどちらも肩と腕の数値は全く同じです。
でも基準線をつけるまでもなく、右のほうが手の最終位置は高くなりますね!
別に編集ソフトで真っ直ぐな線の引き方が解らなかったわけじゃないんですよ、ええ、ええ
自分で思ってたよりも腕上がってる感が出て嬉しいです…
④まとめ
お手上げピッ!のポーズは
必ず肩も忘れずにZ軸に回す
腕捩はやっぱり強い。最強。
それも厳しいときのイチオシは、上半身も曲げてしまう。
モーションは怖くない
★追記
Zのことばかりですっかり忘れていましたが、
前ならえのポーズや、バトンの受け渡しのように大きく腕を前後に伸ばすモーションの時には、肩をY軸に回して腕のお手伝いをさせてあげるとより綺麗になりますよ!
Xは、やはり基本的に捩ボーン先輩にお任せするのを推します。
※XYZ軸は、よくあるボーン構造を想定して表記しています
モデルさんによっては軸の方向が違い、挙動が異なるときが有りますが、
軸の名前が入れ替わってるだけです。どこが入れ替わっているのか頑張って探してください。
《本日お付き合い頂いたモデルさん》
oO式ジョナサン・ジョースター
oO式DIO
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