先日いただいた質問が難易度高そうで「これ文章だけで説明するのは無理っぽくない??」と感じる内容だったので、ブログなら画像を添付できるから少しは伝わりやすくなるかも?と思い立ったので記事にしてみました。
というわけで今回は「黒子のバスケ」でおなじみの火神くんにつなぎ衣装を着てもらったときの作業メモを記事にします。
使用ツールはPmxEditor ver.0.2.2.2。
火神くんモデルはブチコぶ様制作の「火神大我(ユニフォーム) ver.1.0.1」
つなぎ衣装はAZ様制作の「つなぎver1.3」をお借りしました。
それと、前提条件として ガチ初心者MMDerのための着せかえ講座 をひと通り視聴済みであることを想定して話を進めます。
それでは作業をはじめます。
◆使用規約の確認◆
- ブチコぶ様、AZ様ともに「再配布しなければ」お着替えOKのようです。
◆PMXEに火神くんを読み込んでデータ検証◆
- PmxEditorを起動して、「火神大我_ユニフォーム.pmx」を読み込む。
- Pmx編集の「ファイル」から「PMXデータの状態検証」をしてみる。
- この状態からガチ初心者の方に作業してもらうのは大変そうだなー、という印象。
◆不正法線の修正◆
- 個人的に「不正法線」はとっても気になるから先に修正しちゃいます。
- Pmx編集の「編集」から「頂点」にすすみ「不正法線の修正」をクリックします。
- 確認ウィンドウが出るので「はい」を押しまくります。
- 再び「PMXデータの状態検証」をしてみて不正法線数が0になったことを確認します。
◆不要な材質を削除◆
- 「体」「バッシュ」「ユニフォーム上」「ユニフォーム下」の4点を削除します。
- 火神くんの見た目が顔だけになったことを確認します(首もない状態)。
◆不要なボーンを削除◆
- 画像を参考に不要なボーンを削除します。
(↓画像差し替えました)
◆ボーンの表示設定を変える◆
- 「22:頭先」と「25:両目先」は画像を参考に「表示」のチェックをはずします。
◆表示枠を整理する◆
- 「腕」「指」「体(下)」「その他」「骨」を削除します。
- 「髪」の枠内に髪のボーンを5点追加します。
◆不要な剛体を削除◆
- 画像を参考に不要な剛体を削除します。
◆不要なジョイントを削除◆
- 画像を参考に不要なジョイントを削除します。
◆状態検証してみる◆
- 単独頂点は△でもだいたい無害なので放置します。
- 新たにボーン関係のXが2つ出現したので修正します。
- 「全ての親」ボーンの親が「26(上半身2先)」になっているので「-1」に修正します。
- ふたたび状態検証すると単独頂点以外はすべて解決しているはずです。
◆保存したら休憩する◆
- 慣れない作業はけっこう疲れるもので、疲れていると凡ミスが発生しがちなので、ここで一度休憩を入れます。
ここから先の工程は「ガチ初心者~」の手順どおりなので、解説はダイジェストにし
ます。
◆つなぎモデルの準備◆
- 不要な剛体を削除 → 「14:頭」を削除
- 大きさの調整 → サイズ変更「1.07」
◆かがみん顔だけモデルの準備◆
- 位置オフセット → Z : -0.2
(この工程をPmxEditorで行う場合は事前に【PMXEで作業する場合の注意点】の 01:00 ~ 02:45 に目を通しておいてください。)
◆合体と調整◆
- 火神くんが読み込まれてる状態から、つなぎモデルを「追加」で読み込み。
- PMXデータ検証 → OK
◆肌色の調整◆
- 「tex」フォルダの中にある「hada.png」をコピペして「hada - 火神くん.png」を作成する。
- GIMPにて色相 : -8 、明るさ : +25 にする。
- Pmx編集の「材質」タブにて、「12:肌」のテクスチャを「hada - 火神くん.png」に指定して「現在のテクスチャへ変更」する。
◆モデルの保存とMMDでの動作確認◆
- 「頭部_大」のモーフを操作したうえで表情モーションを流し込んでも破綻しないことを確認したら作業完了。
……作業は以上ですが、この説明で伝わりますでしょうか?
「このへんがよくわかんない」みたいなのがありましたら、またお気軽にコメントいただければ(わたしに無理なくできる範囲で)対応させていただきます。
コメント
今から上の記事の
◆不要なボーンを削除◆
・画像を参考に不要なボーンを削除します。
っていう部分を修正しますので、大変申し訳ないのですが、修正した記事の手順でもう一度お着替えの作業をしていただけますでしょうか……。
もうほんと、すいませんでした!!!!
ご指導頂いたとおり作業し直し、動作確認も致しましたところスムーズに動いてくれる様になりました!本当にありがとうございました。
まだまだ勉強不足な事も踏まえ、MMDerの端くれとして今後も精進してまいります。本当にお世話になりました。ありがとうございました!
そしてそんなアクシデントにも屈することなく、無事に完成までたどり着いていただけたようで私もひと安心というか、とってもうれしく思っています。どうもありがとうございました^^