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樋垣 諒 院長の独自取材記事

ひがき小児科医院

(亀岡市/馬堀駅)

最終更新日:2020/07/15

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亀岡市篠町の落ち着いた住宅街にたたずむ「ひがき小児科医院」。院長の樋垣諒先生は、京都大学医学部附属病院や天理よろづ相談所病院などで研鑽を積んできた小児科のスペシャリスト。父親で小児科医の樋垣泰伸先生のクリニック跡地を引き継ぎ、2020年6月17日に開業した。「地域のかかりつけ医として、地域に根差した小児医療の提供をめざしています。何でもお気軽にご相談ください」と話す樋垣院長。今回、開業までの経緯や診療方針、アレルギー治療のこと、今後の展望など、豊富な話題で取材した。一つ一つの質問に穏やかに答えてくれる樋垣院長からは、患者やスタッフを想う優しさがたっぷりと伝わってきた。
(取材日2020年6月22日)

敷居を低く、地域住民に親しまれるクリニックに

2020年6月に開業されたばかりですね。

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はい。開業からまだ1週間しかたっていません。2018年11月に前院長の父が他界した後、約1年半かけての急なバトンタッチとなりました。父はこの地で20年以上も小児科の診療を行ってきましたので、地域の方々には今回の開業も喜んでいただいているようです。実は父の働いている姿はほとんど見たことがありませんが、患者さんに優しく、子どもをあやすのが得意だったと聞いています。父が積み上げてきたものをしっかりと引き継ぎ、恥じないように日々の診療に努めていきたいと思っています。

開業前はどのような経歴をお持ちですか?

京都大学医学部を卒業した後、京都桂病院や京都大学医学部附属病院、天理よろづ相談所病院で研鑽を積んできました。例えば、京都大学医学部附属病院では先天性心疾患や血液腫瘍、てんかんなどの重篤な疾患を診ることが多く、天理よろづ相談所病院では風邪やインフルエンザ、肺炎やネフローゼ、アレルギーなど一般的な小児科の疾患を診てきました。それらの経験を生かして、当院では幅広い診療を行っていきたいと考えています。必要な場合は、専門の医療機関を速やかに紹介させていただきます。どんな些細なことであっても、お気軽に相談していただけるとうれしいですね。敷居はすごく低いと思いますよ(笑)。

クリニックの特徴を教えてください。

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まず、父の代から院内処方を採用しています。クリニックで薬を受け取って、そのまま帰宅していただけますので、患者さんの負担も少ないかなと。病気の子どもを連れてあちこち出かけるのは、親御さんも大変ですよね。慢性疾患や処方内容によっては、院外処方も行っていますよ。また、できるだけ不要な薬の処方は控えるようにしています。抗生物質が必要かどうかはしっかりと見極めた上で、十分な根拠のもと、必要と考えた場合のみ処方させていただきます。そのほか、アレルギー科では成人の診療も受けつけていますし、常に先端の治療を提供できるように努めています。ちなみに、お子さんだけでなく親御さんも熱がある場合など、一緒に診察することも可能です。

漢方薬の処方もされているとお聞きしました。

そうなんです。思春期になると「ずっと頭が痛い」、「朝早くに起きられなくて、学校に行けない」、「なんとなく体調が優れない」など、一時的な病気ではない悩みを抱えてしまうこともあります。そのような症状に細かく対応するために、漢方薬の処方を行っています。漢方薬と西洋薬を併用して処方することもありますよ。患者さんの今の状態だけでなく、基礎疾患や家族背景などを考慮して治療方針を決めていきたいですね。

一人ひとりに合わせたアレルギー治療を提案

アレルギー治療について、詳しく教えてください。

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気管支喘息やアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎など、アレルギーにはさまざまな種類があります。正しい吸入の方法をお伝えしたり、写真を見せながら軟膏の適切な塗り方を教えたりと、一人ひとりに合った治療を丁寧に進めていくように心がけています。また、当院では舌下免疫療法に取り組んでいるのも特徴です。これは1日1回、舌の下に少しの間薬をのせてから飲むことを3~4年と続けていく治療で、アレルギーに根本的にアプローチしていくのが特徴です。通常、アレルギーは症状を薬で抑えるか、原因を避けるかしかできませんが、舌下免疫療法は体質から変えていくことを目的としているんです。

患者にとって舌下免疫療法のメリットは何でしょう?

例えば、中学生になった頃に治療を始めると、高校受験や大学受験など受験のタイミングには症状が緩和されている可能性があります。2月や3月の受験の時期と花粉症のシーズンは重なりますので、本来の実力を発揮させるためにも良いかなと。また、食物アレルギーの場合はアレルギーとなる食物に慣らすような治療は行っていませんが、当院では食物アレルギーの相談も受けつけています。食べられるようになるのが一番ですが、同時に「食べられない」ということを知るのも一番だと思いますので。アレルギーかどうか曖昧なまま大人になるのではなく、血液検査などを行って「食べられない」かどうかをはっきりさせておくことが将来のためにも大切だと思います。

乳幼児健診や予防接種なども受けつけていますね。

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はい。予防接種は完全予約制ですが、診療時間内であればいつでも構いません。親御さんもお忙しいと思いますので、ご都合の良い時間に予約していただければと思います。とはいえ、今は新型コロナウイルス感染症の心配もありますので、予防接種だけの時間も設けるようにしています。なお、一般診療は予約していただくことも可能ですし、予約なしの急患も受けつけています。第2待合室として、感染症対策に隔離室も用意しています。

患者が安心できる診療をめざして

今回、開業するにあたってこだわったところはありますか?

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患者さんに落ち着いて過ごしていただけるように、院内は「ほっとできる空間」をコンセプトに改装しました。パステルカラーのソファーや優しい色合いの壁紙、親しみが持てるようなキャラクターなど、工夫を凝らしたつもりです。僕も患者さんに気負わず接していきたいと思っていますので、安心してお任せいただけるとありがたいですね。また、大学病院にいた頃、入院していた患者さんが元気に退院していく姿を見るのがうれしかったんです。これから地域に根差したかかりつけ医として、子どもたちが元気に育っていく姿を見守っていくことがとても楽しみです。

お忙しい毎日だと思いますが、休日はどのようにリフレッシュされていますか?

今年、この近くにスタジアムができましたが、残念ながらスポーツにはあまり興味がありません。ですが、以前よりサイクリングが好きで、遠い所まで走ることもあります。最近は開業の準備で忙しく、時間がなかったので、また落ち着いたら行きたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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子どもの病気のことはもちろん、成人の方でもアレルギーなどでお困りのことがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。子育て中の些細なお悩みなどでも構いません。子育てを楽しんでいただくためのサポートができたらと思っています。また、発熱や嘔吐などの急患も受けつけていますので、地域のかかりつけ医としてご活用いただけたらと。専門の医療機関などと連携し、必要な場合は迅速な紹介もさせていただきます。当院はまだ開業したばかりですが、父からのバトンを受け取ったからには、できる限り地域の小児医療に貢献していきたいと考えています。スタッフ一同、患者さんが安心できる診療に努めていきますので、お気軽にご来院ください。