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ダンスモーショントレースにおけるトレース順について
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ダンスモーショントレースにおけるトレース順について

2013-08-31 01:24

    MMD勉強会で少し話題になっていたので、主のトレースの流れについて、晒して見ようと思います。

    トレースを行う上で、自分なりのルール「流派」があると思います。

    主は以下の前提でトレースを行っています。

    ・配布前提なので使用は準標準ボーンまで
    ・センターはX軸とZ軸のみ(座標軸に平行な動き)
    ・グルーブで上下運動のみ(センターのY軸の動き)
    ・センター、グルーブでの回転は一切使わず、上半身・下半身ボーンで
    ・首、頭ボーンは半々の割合で
    ・ひじはローカルY軸のみ
    ・手首はローカルZ軸をメインにX軸とY軸は微調整
    ・ひざボーン、つま先IKのキーは打たない
    等々


    トレースを行う順番について


    主の考え方としては、モーショントレースの全工程を大まかに4分割して考えています。

    1.体幹系(センター、グルーブ、頭、首、上半身2、上半身、下半身)

    2.足周り(足IK、足ボーン)

    3.腕周り(肩、腕、ひじ、手首)

    4.その他(指、両目、表情、リップ)


    作業量を大まかに 3(体幹):3(足回り):3(腕周り):1(その他) に振り分ける感じでやってます。

    主は「体幹」「足」「腕」の順でつけますが、体幹の次に、腕をつけても良いと思います。


    作業手順詳細

    実際の主が行っている作業手順は以下の順です。
    いろいろ細かいので参考程度に見てくださいw

    1.上半身、上半身2
    2.頭、首
    3.下半身
    4.センターのX軸(補間無しあたりのみ)
    5.グルーブ(補間無しあたりのみ)
    6.左右の足IK(補間無し)
    7.左右の足IK(補間修正)
    8.センターのZ軸(補間無しあたりのみ)
    9.センター(補間修正)
    10.グルーブ(補間修正)
    11.下半身(調整)
    12.足
    13.足首
    14.右腕(肩、腕、ひじ、手首)
    15.左腕(肩、腕、ひじ、手首)
    16.左右指
    17.両目
    18.表情、リップ

    こんな感じですw
    これを各工程ごとに楽曲の開始から最後まで一気につけます。
    各工程が終了したら流し見をして全体的な修正をします。


    簡単な解説

    人体の大半を占める上半身をつけます。腕、肩の位置で向きや角度を把握しやすい為です。

    次に頭と首。特に振り向きなど頭、首が先行して動く動作などがあり、上半身とはまた違った動きをしますので、上半身とは別でつけます。

    次に下半身。上半身を目安に下半身がねじれ過ぎない様につけます。足IKをつけてから微調整をするのである程度大まかに、補間はしっかり。

    足IKをつける準備の為に、センターX軸とグルーブY軸を先にトレースします。体の左右上下の動きはトレース元から把握しやすいので、調整を前提として大まかにつけます。
    センターX軸決めることにより、足が伸びて足IKが付け難いのを回避します。

    足IKは左右同時につけますが、これは気分で。
    Z軸の動きが大きい時はセンターのZ軸を大まかに修正します。

    足IKは補間曲線の自動設定をオンにして打ち直し、その後オフにして手動で補間調整。

    足IKが決まればセンターのZ軸の位置が決まりますので、Z軸の修正とセンターの全体の補間曲線の修正。

    センターが決まったらグルーブの修正。センターZ軸が変化するとトレース元との上下幅も差異がでますのでこれを修正します。

    ひざの向きを調整する前に下半身の調整をしてから、足ボーンでひざの向きを調整します。ひざボーンは鬼門ですので一切触れません。

    最後に接地感を追及するのに足首を打ちます。

    腕を付けていきます。
    動き出しから動き終わりまでを基準に肩を先につけ、次にひじをローカルY軸でつけます。
    ひじが決まれば腕の向きが分かるのでトレース元合わせて腕を調整します。
    腕のみでは厳しいときは腕捩で動作を分散させます。

    ここまでの動きをトレース元と比較して腕捩で調整します。
    腕捩はこまめに初期化を行い、次の動作へ初期化の状態で引き継げる用に心がけます。
    手首と手捩を最後につけます。

    腕周りは左右対称な動作なら反転コピーを使い効率化を図る。

    指はポーズを活用して細かくつける。
    補間は基本つけなくてもそれなりに見える。

    目線は、頭より一瞬先に向く方向を見て、頭の向きに終わりで目線が頭の向きに対して正面にくるような感覚で。
    目線が大きく動く時は、まばたきを噛ませて一瞬で大きく動かす。

    表情、リップは「FaceAndLips」で。

    Tips?
    ・うっとりループは動作確認の為に必要な行為だと思います。
     ただボーっと見るのではなく部位などに注目して、無駄な時間にならないように。

    ・トレース元の動画表示を消すと、また違った感覚で動きを確認できるかも。

    ・矢印キー「→」で早送り、「←」撒き戻しで流し見をすると、結構違和感が出るところがあったりするかも。


    gdgdと長文を書きましたが、参考になれば取り入れて自分流を作り上げてみてください。
    トレースには気合と根性と愛情が必要ですねw

    それでは良いMMDライフを ノシ


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