人の話を鵜呑みしないための俺的心得です。

人の話には以下のような悪意(ウラの意図)が混じってます。
気を付けて聞かないと鵜呑みにして次の行動を決めてしまい危険です。

話者、主張者、発信者である人をAさんとして、以下説明の一部に用います。

■言いがかり
Aさんには本当の理由や隠れた「気に入らないこと」や
「思い通りになってほしいこと」がありますが
それを表立って言うとAさんの人格が疑われてしまう場合
Aさんはその本当の理由を隠し、
適当に文句が言えそうなところに文句を言います。

■すり替え
Aさんが自身の主張の組み立てではその場を収められないと判断した場合
別の問題や、本題とは関係のない話題で他人を責めたりします。

■極論
すり替えと同じく、負けそうになったAさんは
極論を振りかざすことも選択します。
「○○が○○になったらどうするのか!?」

■疑いの先制攻撃
自分が疑われてはまずい要素がある場合
その同じ要素について他人を先に責めることで、自分へ矛先が向くのを回避しようとします。
「Bさんは嘘つきだ。事実でないことを言っている。」

■隠匿
言うべきことを言わず、自分にとって都合のよい事実だけを並べ立て、他者に対する印象操作を行います。
市販品のキャッチコピーに用いられることもあります。
「この商品は厳選した素材を使用しています」
(競合品が素材の選定を適当にやっていると思わせるような言い回し)
「オレは努力してるし苦労してるし理解しようとしている」
(他の人はそうじゃないの?)

■偽善・正論・聖人君子の偽装
論理的、合理的、社会的には反論しにくい建前的正論的な主張を並べ立てて
自分自身をその論の正しさと同一であるように見せかけるテクニックです。
Aさん自身が多少頭オカシイ人間であっても、
それをあまりしらない赤の他人に対しては一定の効果が現れやすいテクニックです。

■無知の盾と、無知の矛(ほこ)
事実を誤認していたあるいは知らなかったというウソをつき、許しを請います。(無知の盾)
ひどい場合は善意の第三者、つまり被害者ヅラまで装います。(無知の矛)
主張は主に「○○とは○○なかった」という構文をとります。
・そのようには聞かされてはいなかった
・○○の約束であると勘違いしていた
・それが嫌いとは知らなかった
・そういう人だとは知らないかった
・どうしていいかわからなかった
・そのような内容とは知らなかった
これ大体ウソです。

■虎の威
○○が認めた、といった構文をとります。
主に商品やサービスの広告に使います。
○○には医者や弁護士など、センセイ方の肩書が入ることが多いです。
職場やプライベートの会話で使う場合は、○○に対する権威の共通認識を構築することが必須で効果的な利用までに時間がかかる場合がありますが、その苦労を意にせず使う人はいます。

■逆因果
・高い○○を買うと年収が上がる
・あの人は○○の要素があったから成功した
・あの人は○○の性格だからダメ
・○○の習慣がないとダメ
これ全部ウソです。関係ありません。
結果が出た人を好きなように調査し、自分の主張に組み込みやすそうな要素だけ抜き出し、
その結果が出た人の実績による箔付けで自分の主張の正しさを偽装するものです。
以下の「再現性の捏造」との組み合わせで用います。

■再現性の捏造
・○○になりたければ、○○をしなさい
・○○な子供の育て方は○○です
上記の○○に関心を引き付ける単語を代入して用い、他人に自身の意見を通しやすくするために使います。
ホンネは「オレ(発信者であるAさん)の言うこと何でも文句言わず聞けよ」なのですがそんな言い方するわけにもいかないので、上記構文のような言い回しになるのだと予想します。
この主張を鵜呑みにしてしまうと一時的に発信者の言いなりになりますが、効果の再現性はありません。

■時空捻じ曲げ
・①をしたあとに、②の目に遭った
・①と言ったら、②と言い返された
このようなエピソードの①と②の順番を逆にして他人に話すものです。
先述の「隠匿」と併せて用いられることもあります。(①か②かのいずれかを隠して言わない)
当事者でない人がこのウソに晒されてもその場でウソであると気づくのは難しいです。

■「逆もまた真なり」の偽装
・できないことはない、すなわち、できる
⇒「できないことはない」ということを、わざと「できる」という言葉だけで表現し、他人を誤解に陥れるテクニックです。
以下のような「逆真偽装」の例もあります。
・嫌いじゃない、すなわち、好きである
・買えないことはない、すなわち、買える
・したくないことはない、すなわち、したい

■そうやって言いたいだけ
覚えたての言葉や個人的に好きであるフレーズを言いたいがために
状況を言葉で説明するのでなく、言葉に合うように状況を解釈してその言葉を吐く
というやり口です。
主に、相手を「えっ?」を一瞬止まらせて自分の主張を口早にねじ込みたい場合に用いられます。
善意的なウソ(相手を慰めたりなだめたり、物事の仕組みを理解させたり)にも用いられるテクニックです。

──

以上が、「そんなわけないやんの法則」を構成している主な要素でした。
他にもまだありますがこれぐらいにしときます。
話している本人もこれらのウソ群に気づかづ用いていることがほとんどなので
こちらとしては適当に聞かず、「それそんなわけないやん」と、丁寧に確認して差し上げましょう。という提案でした。

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