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更新日:2010年11月30日
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コイ科の魚で体長は40mm前後とタナゴ類の中では小型です。他のタナゴ類同様、淡水性の二枚貝(マツカサガイ、ヨコハマシジラガイ、ドブガイ等)に卵を産み付ける特徴があります。
東京大学附属植物園内の池で採集された個体に基づき、1909年に新種として発表された日本固有種です。
「東京のタナゴ」という意味で、ミヤコタナゴと名付けられました。
かつては関東地方に広く分布する「ごく普通の魚」でしたが、河川改修工事や圃場整備事業、休耕田化、都市化にともなう生息環境の荒廃などによってその生息域が激減し、現在では、栃木県と千葉県の数ヶ所でしか自然状態での生息が確認されていません。
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(種の保存法)(外部サイトへリンク)による「国内希少野生動植物種」(外部サイトへリンク)及び「文化財保護法」による「天然記念物」に指定されており、2つの法律によって守られている数少ない種です。
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自然環境課 自然保護担当(生物多様性チーム)
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