国土交通省長野国道事務所(長野市)は、地滑りのため片側交互通行となっている長野市篠ノ井小松原の国道19号の渋滞について議論する検討会を設け、20日、同市内で初会合を開いた。県や関係市村、県警などの担当者が出席。22日からの4連休や夏休みに向けて、正確な情報を迅速に提供することを確認した。
検討会は冒頭以外は非公開。同事務所は終了後の取材に、14日に始めた片側交互通行によって平日は最大3・5キロ、休日は同5キロほどの渋滞が一時発生した―と説明。渋滞は徐々に短縮されており「利用者が早めに家を出るといった工夫をしている」とした。
出席者からは「県外からの観光客に丁寧な情報発信を」「大雨で全面通行止めになった時は素早く情報提供してほしい」などの意見があった。同事務所は国道19号上のカメラを増やし、ホームページでより詳細な渋滞状況を映像で配信するとした。
地滑りは今月6日に同国道近くで発生。現在、片側交互通行は午前6時~午後9時で、それ以外の時間帯は路線バスや緊急車両を除いて通れない。
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