ここでは、カードテキスト上のカードの呼ばれ方やアイコン、基本ルールについてを紹介します。
カードの呼ばれ方について
各カードは、カードの種類や、どの領域にあるかによって、カードテキスト上での呼ばれ方が変わります。
カードテキスト上で単に‘キャラ’と書いてある場合にはアリーナに登場しているキャラを、‘キャラカード’と書かれている場合にはすべての領域のキャラカードを指す……など、書き方によって、それぞれ違うカードを示していますので注意しましょう。
※ただし例外として、能力によりカードの種類が変更される場合があります。
カードテキスト上での呼ばれ方 | |||
キャラカード | イベントカード | セットカード | |
エクストラカード | |||
キャラカードやエクストラカードがアリーナに置かれた場合、そのカードは‘キャラ’としてアリーナに登場します。
アリーナに登場したカードは、‘キャラカード’や‘エクストラカード’だけでなく、カードテキスト内で‘キャラ’や‘エクストラキャラ’と表記される場合があります。
カードテキスト上での呼ばれ方 | ||
キャラ キャラカード |
セットカード | |
エクストラキャラ エクストラカード |
||
例1: ‘[自動]【EX発動】【裏でも発動】自分のフレンドが相手のキャラの能力によって【表】から【裏】になった場合、このカードを【裏】から【表】にしてもよい。そうした場合、そのキャラを【表】にする。’この能力の場合、‘キャラの能力によって’の条件がありますので、アリーナに登場している‘Charaカード’と‘Extraカード’の能力で裏にされたフレンドのみ【表】にすることができます。
例2: ‘[永続]すべての領域のカード名に<<<サキュバス>>>を含む自分のキャラカードすべては【登場】を失う。’この能力の場合、‘すべての領域’の‘キャラカードすべては【登場】を失う’能力なので、エクストラデッキにある状態でも、アリーナに登場している場合でも、エクストラカードの《サキュバスの見せる夢「カズマ」》は‘キャラカード’でもあるので【登場】は失われます。
カードテキスト上のアイコンについて
ChaosTCGのキャラカードは、以下の7つの属性のうちいづれかを持っており、カードの効果で参照される場合があります。
また、無属性は、属性を持っていない扱いではなく、‘無属性’というひとつの属性を持っている扱いとなります。
カードテキストにおいて、カードの視認性を高め、カードの表記を簡略化する目的で、アイコンが用いられることがあります。
セットカードの能力について
セットカードの能力は基本的にそのセットカードがセットされているキャラに与えられます。しかし、例外としてセットされているキャラではなく、セットカード自身が持つ場合もあります。
◆セットカードがセットされているキャラに能力を与えるセット
セットカードの能力はセットカードがセットされているキャラに能力が与えられているため、以下のようなセットカードを自分のキャラにセットして【Main】能力を発動させた後、そのキャラに重ねてエクストラキャラを登場させることで、既に発動した【Main】能力とは別の、‘新しく登場したキャラが持つ能力’として扱われるようになり、【Main】能力をもう一度発動させることができます。
◆セットカード自身が能力を持つセット
セットカード自身が持つ能力は、セットされているキャラが裏向きでも能力を発動することができますが、セットされているキャラに重ねてエクストラキャラを登場させたとしても、もう一度能力を使うことはできません。
※最新のカードではセットされているキャラが裏向きでも発動することがわかりやすいように【裏でも発動】アイコンが付与されている場合があります。
同じ能力でも過去のカードでは、セットカード自身が持つ能力なのに【裏でも発動】と記載されていないカードがありますが、セットされているキャラが裏向きの場合でも能力を発動することができます。
①【セット】コスト
セットカードが持つ【セット】コストは、そのセットカードがセットされているキャラには与えられず、セットカードが持ちます。
②そのセットカードを‘このカード’で参照する能力
例1:[自動]このカードが<OS:ニトロプラス>のキャラにセットされた場合、カード1枚を引いてもよい。
例2:[永続]このカードが「桃香」にセットされている場合、自分のこのキャラ以外の“蜀”のキャラは攻撃力と耐久力が1上昇する。
③そのセットカードを‘このセットカード’で参照する能力
例1:[自動]【裏でも発動】このセットカードが【同OS】のパートナーにセットされた場合、自分の控え室の【同OS】のイベントカード1枚を手札に加えてもよい。
例2:[永続]【裏でも発動】このセットカードがセットされている【同OS】のキャラは《ストライカーユニット》以外のセットカード1枚を追加でセットできる。
例3:【Main】【Battle】【パートナー】【ターン1】【裏でも発動】〔このセットカード以外の自分のアリーナのセットカード1枚を手札に戻す〕カード1枚を引く。
レベルアップについて
‘レベルアップ’は1ターンに1回、自分のアリーナのキャラに同じカード名のカードを重ねることで、キャラを強化することができるルールです。
詳しくは、ChaosTCGの遊び方のページをご確認ください。
〇レベルアップに関してのよくある質問
Q.レベルアップを行ったターンに何らかの効果によって自分がダメージを受け、デッキからパートナーと同じカードが控え室に置かれました。この時、控え室に置くかわりにオートレベルアップを行うことはできますか?
A.はい、できます。レベルアップとオートレベルアップは別の行動ですので、レベルアップを行ったターンにもオートレベルアップを行うことができます。
Q.‘キャラカード1枚を自分のパートナーにレベルカードとして重ねる’という能力を発動した時、自分のパートナーはレベルアップが行われて表向きスタンド状態になりますか?
A.いいえ、‘レベルアップ’は行われず、表向きスタンド状態にはなりません。能力によってレベルカードが重ねられることによりパートナーのレベルの値が上昇していますが、‘レベルアップ’とは別の行動となります。
自動能力の発動と解決について
自動能力は、その能力の誘発条件を満たすことで待機状態になり、次のチェックタイミングで解決されます。
能力の条件を満たし待機状態になった自動能力は、その自動能力そのものが無効されない限り、待機になったあとにその能力を持つキャラが別の領域に移動した場合や裏向きになった場合でも解決することができます。
チェックタイミングの詳細はChaosTCGの遊び方のページをご確認ください
〇自動能力の発動と解決についてのよくある質問
Q.‘自分のキャラが登場した場合’を誘発条件とする自動能力を持つキャラが裏向きでアリーナに登場しています。このキャラを‘【登場】〔自分のキャラ1体を【裏】から【表】にする〕’という【登場】を持つキャラのコストにし、裏向きから表向きにすることで登場させました。この場合、‘自分のキャラが登場した場合’を誘発条件とする自動能力は発動しますか?
A.はい、発動します。
【登場】のコストを支払ったあとアリーナにキャラが登場するため、‘自分のキャラが登場した場合’を誘発条件とする自動能力を持つキャラが表向きになったあとにキャラが登場します。そのため、自動能力の発動の条件を満たし、その自動能力が待機状態になります。
その逆に、その自動能力を持つキャラを【登場】のコストで表向きから裏向きにすることで、キャラを登場させた場合には、その自動能力を持つキャラが裏向きになったあとにキャラが登場するため、(裏向きでは能力が失われてしまうので)自動能力は待機状態になりません。
Q.‘このキャラがバトルによって相手のキャラにダメージを与えた場合’を誘発条件とする自動能力を持つキャラが、バトルによるダメージをバトル相手に与えましたが、バトルの結果このキャラが裏向きになってしまいました。この場合、‘このキャラがバトルによって相手のキャラにダメージを与えた場合’は発動しますか?
A.はい、発動します。
相手のキャラにダメージを与えたときに‘このキャラがバトルによって相手のキャラにダメージを与えた場合’が誘発条件を満たし待機状態になります、その後のチェックタイミングの最初にその自動能力を持つキャラが耐久力が0になっていることにより裏向きになってしまいますが、能力を解決する際にその自動能力を持つキャラが裏向きになっている場合でも、既に待機状態になっている自動能力は解決されます。
Q.‘バトルによるダメージでバトル相手を【裏】にした場合’を誘発条件とする自動能力を持つキャラが、バトルによるダメージをバトル相手に与えましたが、バトルの結果、このキャラとバトル相手が同時に裏向きになってしまいました。この場合、‘このキャラがバトルによって相手のキャラにダメージを与えた場合’は発動しますか?
A.はい、発動します。
あるカードが表から裏になることを誘発条件とする自動能力は、その能力を持つカード自身やそれと同時に裏向きになったキャラがその条件を満たす場合でも、誘発条件を満たしたことになります。
Q.‘自分のキャラが【表】から【裏】になった場合’を誘発条件とする自動能力は、そのカード自身が裏向きになった場合でも、‘自分のキャラが【表】から【裏】になった場合’は発動しますか?
A.はい、発動します。
あるカードが表から裏になることを誘発条件とする自動能力は、その能力を持つカード自身が裏向きになったことで条件を満たす場合でも、誘発条件を満たしたことになります。
Q.【ターン1】がない‘自分がカードを引いた場合’を誘発条件とする自動能力は、‘カード2枚を引く’という起動能力を発動した場合、何回発動しますか?
A.2回発動します。
カードが領域Aから領域Bに移動することを誘発条件とする自動能力は、移動した枚数に等しい数だけ待機状態になります。今回の場合は、デッキの上のカード2枚が自分の手札に移動しているため、‘自分がカードを引いた場合’は2回誘発条件を満たします。
Q.‘自分のキャラが登場した場合’を誘発条件とする自動能力を持つキャラがアリーナに登場しています。そのキャラが登場している同じエリアにキャラを登場させた場合、‘自分のキャラが登場した場合’は発動しますか?
A.はい、発動します。
アリーナにキャラが登場したことで‘自分のキャラが登場した場合’を誘発条件とするキャラの能力が誘発します。キャラ重複処理により、元々登場していた‘自分のキャラが登場した場合’を持つキャラは控え室に置かれてしまいますが、自動能力は既に待機状態になっているため解決されます。
永続能力ついて
永続能力とは、その能力が有効な期間、常になんらかの効果を発生している能力を指します。
‘[永続]自分のキャラすべての攻撃力と耐久力が2上昇する’などの、キャラが持つ永続能力は、基本的にその能力を持つカードがアリーナで表向きの場合のみ発動しますが、【裏でも発動】や【EX発動】などのアイコンを同時に持つ場合は、そのカードが裏向きのときや、エクストラデッキにある場合でも発動することがあります。
情報を変更する継続効果について
永続能力以外(起動能力やイベントカードなど)の効果で発生している‘キャラの情報を変更する継続効果’は、その能力がプレイされた時点よりも後にアリーナに登場したキャラには適用されません。
キャラの情報を変更する継続効果とは、‘ターン終了時まで、自分のキャラすべては攻撃力が2上昇する。’‘ターン終了時まで、自分のキャラすべては『先制攻撃』を得る。’などの、カードが持つ元々の情報を変更する効果を指します。
これらの効果は、その効果が解決された際にアリーナに登場しているキャラにのみ適用され、後からアリーナに登場したキャラには適用されません。
その逆として、キャラの情報を変更しない継続効果はその効果が解決された後に登場したキャラにも適用されます。
キャラの情報を変更しない継続効果は‘ターン終了時まで、お互いのキャラすべての『貫通』を無効にする’‘ターン終了時まで、相手のキャラすべての攻撃力や耐久力が上昇する効果を含む[永続]すべてを無効にする。’などの効果が該当します。
キャラが持つスキルや能力などを無効にする効果は、その能力そのものを失わせるわけでなく、その部分は能力としては存在させたまま、効果を発生しない状態にさせるものなので、キャラの情報を変更していない継続効果という扱いになります。