ストーリー
めぐる季節の中で残された日々を精一杯生きる
いつも一人で本を読んでいる高校生の「僕」(高杉真宙)は、ある日病院の待合室で一冊の文庫本を拾う。その本は、クラスの人気者の桜良(Lynn)が密かに綴っていた日記帳だった。桜良は余命わずかであることを「僕」に告げる。その日から桜良が僕に急接近したことで、病気の事を知らない桜良の親友・恭子(藤井ゆきよ)は、桜良と僕が仲良くするのを快く思っていなかった。
桜良の様々な要望に付き合う事になった「僕」は、博多へのお泊り旅行もお供する事に。市内を観光した2人は、ホテルの手違いで同じ部屋に2人で泊まることに。いつも明るく振る舞っていた桜良が、本当は死を怖がっていることに気付いた「僕」は、冬になったらまた旅行に行くことを約束する。しかしそんな中、桜良が突然入院してしまい…。