提訴:セクハラで「うつ」 元大学院生、鹿大教授らを訴え /鹿児島

 鹿児島大(吉田浩己学長)の大学院在学中に教授からセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を受け、うつ状態になったとして、元大学院生の30代の女性が20日までに、理学部の男性教授と大学を相手に約1000万円の損害賠償を求める訴訟を鹿児島地裁に起こした。

 訴状によると、女性は03年以降、指導担当だった男性教授に、研究室でマッサージと称して体を触られたり、「愛してる」などと大量のメールを送られた、などとしている。女性は07年、東京都内の大学で研究員となったが、過去のことを再体験するように想起するフラッシュバックの症状が出るなど、精神的苦痛からうつ状態になり心身に不調をきたし、退職した。

 同大広報室は「訴状の内容が事実かどうか、調査している」とコメントした。


毎日新聞 2010年8月21日 地方版


http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100821ddlk46040553000c.html

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