権威ある医学誌The Lancet Planetary Healthに、気候変動による死亡率の調査結果が出た。大規模な国際研究チームが世界各地で2000~2019年の地球の平均気温と超過死亡の関連を調査した結果は、次の通りである。
- 「最適でない気温」によって、全世界で毎年508万人の超過死亡が出た。
- このうち寒さによる死者は459万人で、全死者の9.43%にあたる。
- 暑さによる死者は49万人で、0.91%である。
- 20年間に寒さによる超過死亡率は0.51%減り、暑さによる超過死亡率は0.21%増えた。
- 合計すると、気候変動で世界の超過死亡率は0.3%減った。