米アドウェアメーカーのZangoは、不正な手段で消費者に広告をダウンロードさせたとして、米連邦取引委員会(FTC)に提訴されていた件で、300万ドルを支払うことで和解した。
ZangoはアドウェアメーカーHotbarと180solutionsが合併、今年6月に誕生した会社。
今回の和解により、Zangoは今後消費者の同意なしにはアドウェアをインストールすることができなくなった。またインストールした場合でも、後に簡単に削除できるようにする必要がある。
FTCによれば、Zangoは他社を利用し、スクリーンセーバーやファイル共有ソフトなど無料ソフトウェアを配布する際、消費者に断りなくアドウェアをインストールしていた。またWebブラウザの脆弱性をついて、勝手にインストールしたケースもある。これらアドウェアは、消費者のネット利用を監視し、ターゲット広告を表示する。同社のアドウェアは、これまで米消費者のPCに7000万回以上インストールされ、69億回以上ポップアップ広告を表示したとされる。
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