トップページ > 相談したい > ご注意ください(消費者被害情報ほか) > 1都3県の大学生の間で「マルチ商法」が拡大!!
更新日:2003年11月6日
未成年者や大学生からのマルチ商法に関する相談が増加しています。平成15年4月~9月、1都3県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)の各地の消費生活センターに寄せられた相談件数は、前年同期に比べ1.5倍の増加となりました。
高校時代の友人に「簡単で楽しい広告宣伝ビジネスがある」と誘われて説明会に行った。会場では、「2割の勝利者になろう。友人に紹介するだけでボーナスが入る。年収1,000万円も夢ではない。」と言われ気分が高揚した。その後、喫茶店で深夜12時まで説得されて、10万円相当の化粧品を契約し組織に入会した。翌日、学生ローンに連れて行かれ、10万円を借り入れ支払った。しかし、友人を誘っても誰も相手にしてくれないし、自分には不要な商品の支払いのみが残った。(20歳、大学生)
友人に「いいアルバイトがある」と誘われ出向いた説明会で、特別な成分が入っているのでガンに効くという健康食品の効能効果を強調され、利益追求の話があった。その後、喫茶店に移動して深夜まで勧誘され契約をした。友人を誘う気にならず上位ランクの人に止めたいといったが説得された。しかし、やはり友人を誘う気にはならず、自分には不要な商品代金の支払いのみが残った。(20歳、大学生)
部活の友人に誘われ出向いた説明会で、「簡単に稼げる、ボーナスもでる。商品代金は28万円でもすぐに元がとれる。」と説明され健康食品の契約をした。未成年者であることは伏せるように言われ、契約書には20歳と書かされた。そして、商品代金は、学生ローンを紹介され借金して支払った。しかし、友人を騙すようなことはしたくないので解約したい。(19歳、大学生)