石川県「イオンモール白山」が本格オープン 新たな仕組みや感染対策の装置などを導入

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石川 2021.07.19 17:44

北陸エリア最大級となる商業施設「イオンモール白山」が19日、本格的にオープンした。石川県内では3か所目となるイオンモール。コロナ禍でのオープンということもあり、さまざまな対策も講じられている。

19日に本格オープンした「イオンモール白山」開店前から約1800人が並んだ。

北陸エリア最大級となるモールは地上3階建て敷地面積は約17万5000平方メートル。北陸道の白山インターに近い海側環状道路沿いにあり、5月末で閉店したイオン御経塚店のあった場所から1キロあまりという立地環境だ。

そして、モール内は約200の専門店が入っていて、そのうち78店、4割ほどが北陸または県内初出店だ。

県内のイオンモールは、かほく、新小松に続きこれで3か所目となる。また、富山県西部にも高岡、砺波の2か所があり、モールの過密状態ともとれるが…。

イオンモール岩村康次社長は、「イオン御経塚という専門店が地域に愛され、23年間営業してきた。イオンモール白山は、新しい店ができたというよりは、地域の中で移転して増床してオープンしたということだ」とし、「地域のマーケットに合わせて、それぞれの役目を果たして共存していきたい」と話していた。

また、今回、コロナ禍でのオープンとなったが、モール内の空気循環換気を通常以上に強化。

核テナントとなる「イオンスタイル」では、買い物カゴを除菌する装置を北陸のイオンで初めて導入するなどの対策がとられている。

そのほか、スマートフォンで商品の読み取りや会計ができる新たな仕組みも県内で初めて導入。また、AIカメラを活用し、客の動線や立ち寄り時間の長さなどを可視化し、売り場のレイアウトや地域のニーズにあった商品の充実につなげたいとしている。

18日までの4日間、近隣住民を対象にした先行開業(=ソフトオープン)では約14万5000人が来店するなどさっそく注目されているイオンモール白山。年間800万人の集客を見込んでいるという。

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