「dAppsは、詐欺合うぐらいが、ちょうどよい」どうも@nobu_meiです。
Next Axie詐欺に引っかからないために気をつけたい失敗事例 〜こうして私は騙された〜
界隈の良心、信玄さんがこんなことをおっしゃってました。ネクストアクシー詐欺ですね。DeFiでもラグプルや詐欺が横行したようにAxieの成功を受け、その次を狙うネクストアクシー詐欺が続々と生まれていく気配がします。多分、今悪い奴らが「これで騙そう!」とか裏で喋ってるタイミングで今年の夏はだいscamゲーム戦国時代が幕開けそうです
個人的には2018-19年の再来か?!というテンションなので、大戦国scamゲーム時代は楽しみではあるのですが、Axieが盛り上がってから参入して初めてそれらを目にするユーザーからすると見分けることが難しいので、過去のscamゲーム特集を紹介していきたいと思います
書いていて長くなってしまったので、まとめを先に置いておきます
この記事の学びポイント
ゲームローンチ前のグラフィック先出しNFT販売はギルティ
遊ぶにしても少額のなくなっても良いお金で遊び
メンタルに来るベレルのお金や時間を投資しない、もっと楽しいことあるよ
インフルエンサーが煽ってくるゲームはギルティ、その人普段からゲームやってる?
NFTは流動性がなければゴミ、そのゲームちゃんと人がいますか?
dAppsの透明性は新しいゲームの稼ぎ方を教えてくれる
NFT化さえちゃんとされていれば運営がとんでも生き残れる可能性がある
日本だと業界団体に入っているかが判断基準の一つになる
うんこを書いてくる運営はうんこ
グラフィック詐欺系
詐欺とまでは言えないかもしれませんが、超高クオリティなグラフィックを見せて「おれたちは凄いゲームを作るんだぜ」と言って先にゲームのアイテムを販売するパターンです
Parsec FRONTIERS
まずこれはこのグラフィックを見てくれ!この壮大な宇宙戦争ができそうなグラフィックを!このゲームは散々ゲームのクオリティを宣伝し煽りまくった挙げ句にゲームを完成させられなかったんだ
これが出てきた2018年の当時はAxieのようなdAppsゲームで遊ぶことで本当に生活できるような世界が来るかもしれないという市場の期待感がとても高いものがありました。その期待感に最高のグラフィックで壮大な宇宙生活をイメージさせるようなものが出てきてしまったがゆえにdApps民は惜しまずお金を入れました。
ゲームが始まる前に、プレセールで独自トークンの販売とトークンによる船の販売をしていましたが、仮想通貨バブル崩壊の市場の冷え込みと、他ブロックチェーンゲームでも詐欺が頻発しプレイヤーのダメージ蓄積により想定していた量の資金集めに失敗し、無事とん座となりました
Crypto Ninja
これもグラフィックは良かったけど、出来上がってきたゲームはパッケージ詐欺だったパターンです。あと何故か、こういったプロジェクトには「うんこ」が出てきます。なぜかはわかりませんが、うんこはギルティ率が高いです
No.2がなぜか意味もなくうんこを持っています。なぜ?
グラフィック系詐欺の避け方
グラフィックだけに釣られずに、ちゃんとゲームが存在しているか確認する。ゲーム完成前にアイテムだけを販売するゲームはギルティ!これをしっかし覚えておきましょう
あと、意味なくうんこを出してくる運営は舐めてる可能性高めです💩
インフルエンサー宣伝系
普段ゲームをやらないようなインフルエンサーがゲームの宣伝をし始めたらギルティです。Crypto Space Commander[CSC]は宇宙を駆ける宇宙船を購入し宇宙マイニングや宇宙レースで稼ぐゲームダッカ記憶がありますが、突然イケハヤ尊師が宣伝をし始めたゲームになります。
CSCも例外なく、ゲームを発表する前に宇宙船NFTを販売し始めるプレセールを行っていたのですが、セール開始から1日、なんとイケハヤ氏をモチーフにした「Hayato Cruiser」が登場してます。
宇宙船をよく見てください。コックピットにイケハヤ尊師が乗ってるんですね。まじかっけっす。
予想するに、日本人向けにゲームコンテンツを販売したいゲーム運営がアフィ報酬と引き替えに尊師に仕事を発注したのでしょう。CSCはその後、何の音沙汰もなくなってしまいました。Crypto怖いです
シンプルに人がいないゲーム
Crypto Saga(doublejumpのMyCyrptoSagaとは別物)
これはみんな大好きRPGゲームなので、キャラも可愛くて良さげなのですが、シンプルに人がいませんでした。プレイ人口が少ないと、交換してくれる人間も少なくせっかく集めたNFTを買い取ってくれる人がいないことになります。
そうなると、どれだけゲーム内NFTを集めたとしても「稼ぐ」ことは難しくなってしまうのでDappRadarなどでUUを確認してから始めるなどの一手間を掛けてからゲームを始めることを進めます
みんなのお金を集めるギャンブルゲーム
ETH TOWN
現在のMeebitに非常に近いものを感じるのですが、NFTアバターを購入して遊ぶゲームがETH TOWNです。このゲームはETH TOWN内のフロア内に様々なゲームが設置されており、それらにETHを投じて遊ぶゲームセンター的なゲームでした
このゲームは根本さんが30ETHで購入した「馬」が有名で界隈では「根本さん=馬主」として讃えられてました。懐かしいです笑
根本さんは30ETHという当時でも大金を投じて、しかもちゃんと回収しているので稀有な才能の持ち主でしたが、ETH TOWNに参入した殆どのプレイヤーは損をしていたことでしょう
ETH.TOWN(イーサタウン)の収支を全て公開!30ETHの馬は回収できたのか? | 冷静と情熱のアイダ
最終的には仮想通貨市場の冷え込みに応じるように人が少なくなりゲームを遊ぶ人も減り勢いは落ちていきました。
ETHER ONLINE
個人的に懐かしく、一生懸命遊んだのがこのゲーム。イーサオンライン。これはアメリカ的クソゲーです。
イーサオンライン自体は壮大な計画をロードマップにおいていたりしたのですが、実質はギャンブルゲームでしかありませんでした。このゲームも例にもれず、先にゲームないアイテムの鎧や剣などを販売し、装備すすることで戦闘力を上げPvPなどで戦っていくというゲーム性です
そして、このゲームはラッキードローという、ゲームのアイテムを持っていれば毎日12時と24時にランダムに選出されたユーザーに報酬を与える仕組みが実装されていました。ルールは以下です
配当は1日に2回(日本時間0時と12時)
1回当たりの配当額はジャックポットの5%
バトルパワー650以上のプレイヤーが対象
ランダムで選ばれた10名が配当を山分け
ガチャを1回まわして運が良ければ即ラッキドローの可能性があるとして、かなり少額で始められワンチャンスあるとして、当時としては爆発的にユーザー数が増えていったゲームです
このラッキドローの仕組みがやばく、dAppsはユーザー数が可視化されており自分がラッキードローに当たる確率が計算できてしまうため1人でアカウントをいくつも作って参戦する猛者たちで溢れました。かくいう私のその1人で、1人で30アカウントほど作ってガチャとラッキードローを回しまくりました
当時は12時と24時が本当に待ち遠しく、確率を高めているのに当たらなかったりするとメンタルにも来る状態だったので本当に良くなかったです。ゲームやギャンブルがメンタルに来るレベルで侵食してくるようなお金と時間の掛け方は良くなかったとこの経験を元に学んでいます。でも楽しかったんですよねぇ笑
Scamゲームじゃないゲームもあった
Bitpet
数あるdAppsの中でもbitpetにはめちゃくちゃハマりました。
bitpetはうさぎのようなキャラクターを右図のようなレースに参加費を支払って出場させ、入賞したpet所有者に賞金として分配する単純なゲームです。(日本では賭博に該当しますよ)
これの何がそんなに良かったかというと、ペットのステータスとレース結果がブロックチェーン上に記録されており、改ざん不可能な状態でオープンになっていたことです。
これによって、ゲーム運営者がチートキャラを生産して勝つことが技術的不可能になっています。ちょうどその頃、ソーシャルゲームなどでは、運営の理不尽なステータス変更やガチャの排出率の虚偽が判明して度々炎上する事例が多くあったため、自分にはよりそのフェアな特徴が非常に魅力的に見えました。
この公平さと透明性により、努力すれば勝てることが証明されているゲームと言えるでしょう。
そこからやったことは単純で、全レースデータとペットデータをスクレイピングで書き出し、レースで勝つための要因を機械学習で回して分析を行いました。分析結果によると、だいたい、3ETH突っ込めば理想のペットを手に入れることができ損益分岐点を超えることができたので、そのとおりに実行するbotを組みひたすら勝つためのpetを生み続けたわけです。この時は脳汁が出すぎて最高にハイって感覚だったのを覚えています。
結果、bitpetでは毎日数千円を自動的に稼いでくれるbot運用をすることができ、その時はブロックチェーンで約束された不労所得だとマジで思っていました。最終的にbitpetを遊ぶユーザー数自体が少なくなっていしまいレースの開催が難しくなり、数ヶ月でゲーム自体は無くなってしまったのですが、データで答えを導いて勝つことができた経験によって、ブロックチェーンはPlay to Assetな技術だとコトバでなく、ココロで完全に理解することができました。
ゲームは潰れても大丈夫かもしれない、イーサエモンは大復活を遂げている
過去、イーサエモンというゲームがありました。Ethereum上のポケモンです。見た目がかなり似通っていますが、モンスターは全てオリジナルでなぜかこの段階で3Dモデルが実装されていました。今考えると完全にオーバースペックです笑
ポケモン同様、モンスターのレベルを上げPvPするゲームだったのですが、上位プレイヤーはGas代を惜しまず一生懸命プレイしdAppsゲームの中でもかなりユーザー数も多く人気のゲームでした。
日本のMyCyrptoHerosもこのゲームを参考にして作られたほどです
ですが、開発チームが突然の資金ショートによりゲーム運営が撤退してしまいます。プレイヤー的には絶望でしか無いのでモンスターNFTの投げ売りが始まります。
ですが、NFTであることのメリットがここで生きました。ゲーム運営は弾けとんでもNFT自体は残ります。イーサエモンユーザーの中でも熱心なユーザーが運営を引き継ぎ現在はイーサエモン改め、イーサモンとして復活を遂げています
現在はDecentralandの上で、イーサモンをペットとしてゲーム間を超えて飼うことができるなどNFTとしての特性をフルに生かした形で最先端を走り続けています。
この辺は私よりも全然詳しいガチ勢がいるのでイーサモンを調べてみてください。とってもおもしろいですし、この復活劇は将来映画化されるでしょう
この記事の学びポイント
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NFTは流動性がなければゴミ、そのゲームちゃんと人がいますか?
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NFT化さえちゃんとされていれば運営がとんでも生き残れる可能性がある
うんこを書いてくる運営はうんこ
本日は以上です
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