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荘子が出典
小島さんへ
井の中の蛙は「荘子 外篇の秋水篇」が出典です。
【荘子・外篇・秋水第十七】
北海若曰、井蛙不可以語於海者、拘於虚也。夏蟲不可以語於氷者、篤於時也。
「空の青さを知る」は、後付けでしょう。適当な話です。「荘子」には、そんな事は、どこにも書いてありません。
井の中の蛙は「荘子 外篇の秋水篇」が出典です。
【荘子・外篇・秋水第十七】
北海若曰、井蛙不可以語於海者、拘於虚也。夏蟲不可以語於氷者、篤於時也。
「空の青さを知る」は、後付けでしょう。適当な話です。「荘子」には、そんな事は、どこにも書いてありません。
Re: 荘子が出典
火狐さん
謝謝 !!
《確か荘子・・・》とまでは思ったのですが、出典も原文も思い出せなかったので、本文には書きませんでした。それで正解でした。
>「空の青さを知る」は、後付けでしょう。適当な話です。「荘子」には、そんな事は、どこにも書いてありません。
そうなのですね。「後付け」つまり「捏造」ですよね。
《林修氏もちょっと機転を利かせて「『空の青さを知る』って一体どういう意味ですか」と逆襲すれば良かったのに》
と一瞬思ったのですが、件(くだん)の記事を読み返して、そうは問屋が卸さないことが分かりました。
氏は、
「されど海の深さを知る」
と言ってしまっていたのですね。
〈大海を知らない蛙が「海の深さ」を知るわけは無い〉
のですから、どうしようもありません。
その番組に出演していた人たちの誰一人、
「荘子の言葉にそんな無意味な『続き』が本当にあるんですか」
と言えなかったのが不思議です。
そのことを記事にした人も、出典をきちんと調べていないのですね。呆れた話です。
これも「post-truth真実軽視http://fjii.blog.fc2.com/blog-entry-1244.html」社会の危険な徴候ですね。
謝謝 !!
《確か荘子・・・》とまでは思ったのですが、出典も原文も思い出せなかったので、本文には書きませんでした。それで正解でした。
>「空の青さを知る」は、後付けでしょう。適当な話です。「荘子」には、そんな事は、どこにも書いてありません。
そうなのですね。「後付け」つまり「捏造」ですよね。
《林修氏もちょっと機転を利かせて「『空の青さを知る』って一体どういう意味ですか」と逆襲すれば良かったのに》
と一瞬思ったのですが、件(くだん)の記事を読み返して、そうは問屋が卸さないことが分かりました。
氏は、
「されど海の深さを知る」
と言ってしまっていたのですね。
〈大海を知らない蛙が「海の深さ」を知るわけは無い〉
のですから、どうしようもありません。
その番組に出演していた人たちの誰一人、
「荘子の言葉にそんな無意味な『続き』が本当にあるんですか」
と言えなかったのが不思議です。
そのことを記事にした人も、出典をきちんと調べていないのですね。呆れた話です。
これも「post-truth真実軽視http://fjii.blog.fc2.com/blog-entry-1244.html」社会の危険な徴候ですね。
荘子の出典について
荘子の出典についてですが、
「Chinese Text Project」というウェブ・サイトに行くと
「荘子」の全文が参照できます。
http://ctext.org/zhuangzi
秋水編は以下になります。
http://ctext.org/zhuangzi/floods-of-autumn
「Chinese Text Project」は中国の古典文献を電子化したウェブ・サイトで、
米国ハーバード大学の博士研究員(Postdoctoral fellow)の
Donald Sturgeon氏が管理しています。
(英訳は著作権の切れたもの(もしくは著作権者の了承を得たもの)を
掲載しているようです。)
Sturgeon氏の経歴
http://dsturgeon.net/about/
(数字の横の青色のアイコン(「>>」という記号があります)を押すと
原文と英訳が対になって表示できるので、原文と比較する際に便利です。)
火狐さんの出典の番号を参照して
「井蛙不可以語於海者」の周辺を見てみたのですが、やはり
「空の深さ(青さ)を知る」などとはどこにも書いてありませんでした。
(続けるとすれば「井の中の蛙 大海を知らず、夏の虫 氷を知らず。」
くらいが妥当なところかと思います。)
「Chinese Text Project」というウェブ・サイトに行くと
「荘子」の全文が参照できます。
http://ctext.org/zhuangzi
秋水編は以下になります。
http://ctext.org/zhuangzi/floods-of-autumn
「Chinese Text Project」は中国の古典文献を電子化したウェブ・サイトで、
米国ハーバード大学の博士研究員(Postdoctoral fellow)の
Donald Sturgeon氏が管理しています。
(英訳は著作権の切れたもの(もしくは著作権者の了承を得たもの)を
掲載しているようです。)
Sturgeon氏の経歴
http://dsturgeon.net/about/
(数字の横の青色のアイコン(「>>」という記号があります)を押すと
原文と英訳が対になって表示できるので、原文と比較する際に便利です。)
火狐さんの出典の番号を参照して
「井蛙不可以語於海者」の周辺を見てみたのですが、やはり
「空の深さ(青さ)を知る」などとはどこにも書いてありませんでした。
(続けるとすれば「井の中の蛙 大海を知らず、夏の虫 氷を知らず。」
くらいが妥当なところかと思います。)
Re: 荘子の出典について
HKsさん
お久しぶりです。貴重なお知らせ、ありがとうございます。早速サイトを訪問してみました。
林修氏を嗤(わら)った人たちは、典拠の無い噂を信じ込むという特殊能力の持ち主ばかりだったようですね。「○○と言われている」だの「○○と考えられている」などという妄言が「通用」する社会は異常です。
お久しぶりです。貴重なお知らせ、ありがとうございます。早速サイトを訪問してみました。
林修氏を嗤(わら)った人たちは、典拠の無い噂を信じ込むという特殊能力の持ち主ばかりだったようですね。「○○と言われている」だの「○○と考えられている」などという妄言が「通用」する社会は異常です。
No title
小島剛一様
>「○○と言われている」だの「○○と考えられている」などという妄言が「通用」する社会は異常です。
私も、小島様の考えに賛成します。S.Sokaは、「ある主張又は情報が本当にあるのならば、わざわざ『○○と言われている』や『○○と考えられている』といった書き方又は言い方をする必要はない。にも拘らず、そのような書き方(言い方)をするということは、何か裏があるのだろう」と考えています。
私の父親も、「○○と言われている」や「○○と考えられている」という書き方(言い方)が気に入らないようで、「そういうのは、未証明の仮説や自分の意見を、さも当然であるかのように主張する書き方(言い方)だ。大抵の場合、初めて聞く主張・考え方ばかりで、酷い時はそのような考えに至った根拠すら見当たらない。」と言っていました。
科学精神に基づいて行動するのは「言うは易く行うは難し」ですが、S.Solaは、「○○と言われている」や「○○と考えられている」といった言い方をせず、典拠を示す話し方をするように心掛けています。
>「○○と言われている」だの「○○と考えられている」などという妄言が「通用」する社会は異常です。
私も、小島様の考えに賛成します。S.Sokaは、「ある主張又は情報が本当にあるのならば、わざわざ『○○と言われている』や『○○と考えられている』といった書き方又は言い方をする必要はない。にも拘らず、そのような書き方(言い方)をするということは、何か裏があるのだろう」と考えています。
私の父親も、「○○と言われている」や「○○と考えられている」という書き方(言い方)が気に入らないようで、「そういうのは、未証明の仮説や自分の意見を、さも当然であるかのように主張する書き方(言い方)だ。大抵の場合、初めて聞く主張・考え方ばかりで、酷い時はそのような考えに至った根拠すら見当たらない。」と言っていました。
科学精神に基づいて行動するのは「言うは易く行うは難し」ですが、S.Solaは、「○○と言われている」や「○○と考えられている」といった言い方をせず、典拠を示す話し方をするように心掛けています。
Re: No title
S.Solaさん
S.Solaさんのお父さんも、論理を貴(たっと)ぶまともな思考様式の方のようですね。ただ、F爺なら「自分の意見を」ではなく「自分の無根拠の思い付きに過ぎないものを」と、また「大抵の場合」ではなく「常に」と言い換えます。
>科学精神に基づいて行動するのは「言うは易く行うは難し」ですが
このご意見は、理解できません。科学精神に基づいて行動することほど簡単なことはありませんよ。「行動しようとしない人」が多数いることは認識していますが。
S.Solaさんのお父さんも、論理を貴(たっと)ぶまともな思考様式の方のようですね。ただ、F爺なら「自分の意見を」ではなく「自分の無根拠の思い付きに過ぎないものを」と、また「大抵の場合」ではなく「常に」と言い換えます。
>科学精神に基づいて行動するのは「言うは易く行うは難し」ですが
このご意見は、理解できません。科学精神に基づいて行動することほど簡単なことはありませんよ。「行動しようとしない人」が多数いることは認識していますが。
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