バルサ謝罪の日本人“侮辱動画” YouTubeで解説した在日フランス人「ジョークとして一線を越えている」
【映像】「ウイイレのためにこの酷い顔を呼ぶなんて」SNS上で公開された問題の動画(30秒ごろ~)
動画はチームが2019年に親善試合のために来日した際に撮影されたものとみられ、ホテルの一室で日本人スタッフがテレビの設定に対応する中、両選手がフランス語で会話している様子がわかる。撮影者はウスマン・デンベレ選手、画面に顔を向けているのはアントワーヌ・グリーズマン選手だ。
SNSで動画が拡散されると、フランス語のやり取りが日本人スタッフを馬鹿にしたものだとして、批判の声が殺到。同クラブでメインスポンサーを務めている楽天グループの三木谷浩史会長も「このような発言は、どのような環境下でも許されるものではなく、クラブに対して正式に抗議すると共に見解を求めていきます」と厳しく言及した。
「あぁ、酷い顔ってハッキリ言ってますね。意味もそのままです。『ウイイレをやるためにこの酷い顔を呼ぶなんて、恥ずかしく思わないのかよ』と言っていますね。この『恥ずかしく思わないのかよ』は、グリーズマンに対して言っていて、日本人に対してではないです。『ウイイレやるためだけに酷い顔の人たちをこんなに呼ぶなんて、お前、恥を知れよ』って感じです。まぁでも“酷い顔”という表現がかなり人種差別的なのは間違いありません。わざわざ顔にズームして笑っていますね。これは酷い」
「こんな感じで、訳によって多少の解釈の差はあれど、かなり人種差別的だと捉えて間違いないと思います」
(YouTubeチャンネル「べべチャンネルのオレちゃん」より)
オレちゃんが公開した解説動画は、約150万回再生され、多くの関心を集めている。ニュース番組『ABEMAヒルズ』の取材に応えてくれたオレちゃんは「フランス的なジョークとは一線を越えている」と語る。
「フランスのユーモアはダークで、ブラックジョークで笑っている。その文化は私も面白いと思うし、確かにそれは文化の一部でジョークの一部です。でも、今回の動画では2つ違うところがある。1つ目は彼らが言っているのはジョークとして面白くないし、特定の人を攻撃している。2つ目は、相手は彼らを助けようとしているのに、その人をバカにしているのはひどい。これが特にショックだった。しかも、動画を撮っている。これは私たちの文化であるフランス的なジョークとは一線を越えている」
この件に7日、バルセロナは「不快な思いをさせ、非常に遺憾」などの声明を出し、日本語でも謝罪文を掲載。デンベレ選手とグリーズマン選手は自身のSNSで謝罪し「人種差別的なニュアンスはなかった」と主張している。
オレちゃんは日本に住むフランス人として、こう語る。
「彼らは有名人ではありますが、一人の人間です。一人の過ちでフランスと日本の関係性が壊れてしまうのは、もったいない。(SNS上で動画が拡散されて)ネットでは多くの議論が生まれた。この議論が生まれたことをポジティブに考えて、世界中の人が差別を考えるようになったらいいと思います」(ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)