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結婚式場「ル・クラブ・ド・マリアージュ」解体へ、跡地利用未定

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6月1日、広島地裁より破産手続開始決定を受けた㈱ドリームワークス(広島市安佐南区 ※登記上本店 大阪市北区)が西風新都大塚業務地区において運営していた結婚式場「ル・クラブ・ド・マリアージュ」(広島市安佐南区大塚西6丁目)の建物が解体されることが判明した。

「ル・クラブ・ド・マリアージュ」平成16年8月末にオープン。施設所有者は㈱広島マツダ(広島市中区)で同社から賃貸を受け、同結婚式場を運営していた。チャペルの他、イングランドスタイル、イタリアスタイル、フランススタイルの3種類の式場からなっており、ヨーロッパの郊外をイメージした結婚式場のオープンに話題を呼び、最盛期とみられる平成18年12月期では9億円を上回る売上を計上していた。

しかし、少子化による婚姻数の減少に加え、結婚式を挙げないカップルの増加という状況が発生し、環境の悪化が深刻化し、業績悪化を余儀なくされていたところに、今般の新型コロナウイルスの影響で予定されていた挙式のキャンセルも相次ぎ、資金繰りの悪化と先行きの見通しも立たないことから破産による会社清算に踏み切っていた。

建物は、鉄骨造3階建ての会館部分(平成16年8月新築)と2つの倉庫、事務所、店舗部分の5つの建物から成り、合わせて3,547㎡が9月30日までに解体される予定だ。所有者の㈱広島マツダは、「解体後の跡地利用は今のところ決まっていない。」とコメントしている。

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