5年前に、明治神宮外苑のイベントで展示物が焼け、5歳の男の子が死亡した火災で、東京地裁は、元大学生2人に禁錮10カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。

この裁判は、日本工業大学の元学生2人が、2016年、明治神宮外苑のイベント会場でジャングルジムの形をした木製の展示物内で、白熱電球をつけたまま放置して火災を発生させ、中で遊んでいた男の子(当時5歳)を死亡させた罪などに問われているもので、2人は無罪を主張している。

13日の判決で、東京地裁は「わずかな注意を払えば、火災の発生を十分に予見でき、回避できた」と指摘し、2人に禁錮10カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。