ディズニーランド・パリ版の再開は2017年7月24日、そしてディズニーランド/ウォルト・ディズニー・ワールド版カリブの海賊も、あのシーンが変更されます。
D23 Expo 2017に向け、新情報が公開され始めました。リニューアルのため長らく休止していたディズニーランド・パリ版の「カリブの海賊」のオープン日が、2017年7月24日であることが発表されました。今回のリニューアルでは映画版の「パイレーツ・オブ・カリビアン」の要素がやっと追加されるだけでなく、いくつかのシーンに大きな変更が行われることが発表されています。
もともとディズニーランド・パリ版カリブの海賊は、既存のディズニーランド、マジック・キングダム、そして東京ディズニーランド版とは異なっており、剣で戦うシーンなどが追加されるなど、オリジナル要素が多いものでした。今回は新たにキャプテン・バルボッサ、デイヴィ・ジョーンズ、そして黒髭が追加されることが発表されています。
そして問題は、オークションシーン。東京ディズニーランド版でも象徴的な、女性をオークションにかけるというあのシーンに大幅な手が加えられます。
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この記事と公式アートによると、赤い帽子、赤いドレスに身を包んだ女性、通称「レッドヘッド」がオークションにかけられていたシーンが一新。レッドヘッドに相当するオーディオアニマトロニクスが銃を持ち、「盗品をオークションする」というものに変更されています。この変更はディズニーランド・パリだけでなく、2018年には本家ディズニーランド版、そしてマジック・キングダム版にも反映されると発表されました。
で、この変更には多くのファンが反対の意志を示しています。そらそうだ。
このオークションシーンは「We Wants the Redhead!」というかけ声が象徴的なもので、オリジナルのカリブの海賊の代表的なシーンなだけに、ここに変更が加わるのは許しがたい!という印象です。
おそらくですが、この背景にはポリティカル・コレクトネスのお話が関係します。もともとのシーンは、海賊が女性そのものを「オークションする」という、現代においてはある意味不謹慎な表現を取り入れています(しかもレッドヘッドはまんざらでもない印象を表現している)。実は似たような変更は既にUSパークでは実施済みで、東京ディズニーランドでは「海賊が女性を追いかけ、最後の1組だけは女性が海賊を追いかけている」というシーンも、ポリティカル・コレクトネスの波からすべての海賊が女性に追いかけられているシーンに変更されています(オリジナルなのは東京ディズニーランド版だけ)。この変更が行われたときも話題になって、向こうのブロガーが東京ディズニーランドに来ると「オリジナルが残ってる!」と驚くほど。
あと余談ですが、D23 Expo 2017に向け、大きな発表は先行して行われるという、前回と同様の施策が行われることも分かりました。前回も新発表自体はほとんどなく、事前に発表→D23 Expoで詳細アート発表という感じでして、これから2週間は目が離せません。しかし今回のリニューアル、東京ディズニーランドはそのまま残してほしいなあ……。
この件に関する雑感はこちらの最後で書きました。
追記:2019年1月8日
Walt Disney Archiveの投稿によると、これまで稼働していた通称「レッドヘッド」のオーディオアニマトロニクスがアーカイブ入りしたとのこと。なるほど、ある程度歴史があるものは確かに博物館入りするのが正しいかもな……
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