「ブルー・シャトウ」のヒットで知られるグループサウンズ、ブルー・コメッツのベーシストとして活躍した高橋健二(たかはし・けんじ)さん(本名隆=たかし)が13日午後3時46分、病気のため東京都内の病院で死去した。83歳だった。東京都出身。葬儀は近親者のみで行う。

所属事務所によると、高橋さんには持病があり、3、4年前から自宅療養をしながら通院していたという。13日に体調が急変し救急搬送されたが、そのまま息を引き取った。今年4月にブルー・コメッツとして生配信ライブを行ったのが最後の活動となった。

62年に「ブルー・コメッツ」にベーシストとして参加。その後に「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」に改名し、66年に「青い瞳」でレコードデビュー。67年に「ブルー・シャトウ」で日本レコード大賞を受賞するなど、主要メンバーとして活躍した。

ベーシストとしては、ダウンストローク・ピッキングでしか弾かないことで有名で、独特な演奏法がブルコメサウンドに不可欠な存在だった。