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令和3年度福岡県循環型社会形成推進功労者知事表彰について
更新日:2021年7月14日更新
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令和3年度福岡県循環型社会形成推進功労者知事表彰について
福岡県では、平成19年度から毎年、「福岡県循環型社会形成推進功労者知事表彰」を実施し、循環型社会形成に向けて功績のあった個人、団体及び企業を表彰しています。
このたび、下記のとおり令和3年度の表彰受賞者を決定しました。
1 表彰の目的
先駆的又は独創的な取組により、循環型社会の形成について顕著な成果を上げている個人、団体又は企業を表彰するもの。
2 令和3年度福岡県循環型社会形成推進功労者知事表彰受賞者
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区分 | 被表彰者 | 功績 | 推薦者 |
個人 |
川島 伸治 | 多くの幼児・児童を対象に、資源ごみの分別や回収について楽しく学べる、クイズ形式や体験学習形式を取り入れた啓発・教育活動を行っている。 また、外国の飲料容器にも日本のリサイクルマークに似た表示があることを示すなど、子供たちが環境問題を世界的な規模で捉えられる教育プログラムを作成している。 |
特定非営利活動法人 ふくおか環境カウンセラー協会 |
団体 | 企救丘校区環境衛生協会 | 地域のイベントで容器のデポジット制に取り組み、プラスチック容器の廃棄を大幅に削減したほか、「マイ椀・マイ箸・マイバッグ」持参を呼びかけ、校区住民の環境意識を高めている。 また、デポジットの仕組みに関する絵本を作成し校区内の小学校等に配布するほか、YouTubeで視聴できる絵本の朗読動画を作成するなど、紙媒体とSNSをあわせて活用することで、イベントに参加していない人や地域外の人々にも、幅広く啓発・周知を行っている。 |
北九州市 |
団体 |
鞘ヶ谷・福柳木地区 環境衛生協会 |
地域の家庭から排出される廃油と米のとぎ汁にEM菌等を混ぜて「環境にやさしいEMエコ石けん」を作成し、地域のイベント時や市民センター窓口で販売し、売上げ金をユニセフなどに寄付している。 また、家庭から廃油を集める際に、作成した石けんと交換することで、地域住民の環境保全への意識を高めている。 |
北九州市 |
団体 | チーム広徳 | 小学校と連携し、小学校の畑で給食の残菜から土中コンポスト化容器を利用して堆肥を作り、無農薬の野菜・花栽培に活用している。 栽培した花や野菜は、学校や地域に配り、地域内リサイクルや食物の循環を実現するほか、小学生が自ら堆肥を用いて栽培体験し、リサイクルについて学ぶなど、環境学習に役立てている。 |
北九州市 |
企業 |
株式会社カステラ本家福砂屋 福岡支店 |
まだ食べられるにも関わらず、捨てられていたカステラの切れ端部分や規格外になったものを使った新商品「ビスコチョ」を商品化し、食品ロスの削減を実現した。 また、「ビスコチョ」の販売収益の一部を一般社団法人福岡県フードバンク協議会へ継続的に寄付することで、生活困窮者等の支援を通して、社会課題の解決に取り組んでいる。 |
公益財団法人 福岡県リサイクル総合研究事業化センター |
企業 | 株式会社JR博多シティ | 開業当初の2011年から、テナントに対し、ごみの排出指導を行うとともに、独自に定めた19種類のごみ分別方法により細分化することで、資源としての再利用を促進しているほか、地下に大型生ごみ処理機を導入することで、生ごみの100%飼料化を達成している。 | 福岡市 |
企業 | 株式会社丸和技研 | これまで全て廃棄物として処理されていた使用済みのサーメットチップ※1を短時間・低コストで破砕する独自技術や、分級したサーメット破砕粒を鋼板等の母材に溶接して「耐摩耗鋼板」を製造する技術を開発し、事業化・製品化を達成した。 開発した「耐摩耗鋼板」は、従来品より耐久性が高く、製錬所の鉱石粉砕機内の保護プレート等として採用されている。 ※1 サーメットチップ:金属加工用の切削工具 |
公益財団法人 福岡県リサイクル総合研究事業化センター |
企業 | リックス株式会社 | 「廃棄人工大理石」を活用し、従来品よりも高性能なフォーミング抑制材※2を製造する技術を開発した。 開発したフォーミング抑制材は、発電燃料への使用により入手困難となっている製紙スラッジ(フォーミング抑制材の従来の原料)の使用量を2割削減することができる製品として高い評価を受けている。 ※2 フォーミング抑制材: 製鋼工程におけるスラグの吹きこぼれ防止材 |
公益財団法人 福岡県リサイクル総合研究事業化センター |