【ひとり情シスより深刻化?】1/3の会社でIT担当者が「一人未満」という結果に

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このブログでは、情報システム部門の方や社内 SE と呼ばれている方、会社の中の IT の担当者の方々に向け、「ITに関するニュース」などを通してお役立ちとなる情報を発信しております。

今回ピックアップさせていただくものは『ひとり情シス』に関するアンケートです。

早速、ご紹介していきます!

パソコンメーカーのデル株式会社による2017年のアンケート

会社の中に情報システム関連の人がどれだけいるのかという実態調査です。
※アンケート対象は従業員が100から1000名の会社を対象しています。

1/3の会社で情報システム部門が「一人未満

結果によると情報システム部門が一人だけの企業、いわゆる「ひとり情シス」は全体の14%を占めていました。専任担当者がいない、つまり兼任で情シスの業務をする企業は全体の13%、合わせてひとり情シスまたは0.5人情シスは全体の27%を占めています。

中小企業のうちの100名を超える会社は日本の中で上位1%に入る規模であり、決してその会社自体は小さい規模ではありません。

しかし、会社の中の情報システム部門は圧倒的に足りてないということがこのアンケート結果から現れています。

情報システム部門は多岐にわたる仕事をしています。ヘルプデスクの業務やシステムの導入、時にはホームページの修正などもするような役回りです。

彼らが普段どのようなことで悩んでいるのか、 SNSや掲示板の中での書き込みにはこのようなものがあります。

社員の方から

  • 「ネットワークが遅いんだけど今見ておいて」
  • 「エクセルが動かないのだけど、情シスなら直せるよね」
  • 「プリンターが詰まってるからここに来て直してくれないか」
  • 「休みの中申し訳ないけどもすぐにパソコンの設定をしてくれないか」

このようなご要望を多くもらう、といったものです。

情報システム部はやらないといけないことが多いのにも関わらず、そういった緊急の応対にかなり追われている、大変な苦悩がある立場です。

さらにその部門には自分一人しかいないため、本当の自分の辛さを分かってくれる人がいないということもあります。

情シス担当業務は技術的な難易度が高い

情報システム部門というのは他の物に比べて決定的に違う組織を持っています。

それはIT部門は会社全体のIT環境を健全に維持をすることに非常に神経を使い、かつ難易度がとても高いというものです。

そして、「24時間体制で守り続けなきゃいけない」というミッションもあります。

財務や人事、総務などの管理部門はおよそ定時で仕事が終わるにも関わらず、情報システム部門は他の人が稼働している限り連絡が来てしまう可能性もあるのはもちろん、メールやサーバーなどのシステムは常に稼働し続けています。

そのため、そのメールやシステムが止まってしまうと、アラートが飛び、直ちに対応をしなきゃいけないという責務も負っています。

また、他の管理部門では自分の業務というものを外部の知見から得ることが容易です。多くの書籍もありますし、一度覚えてしまえば長く活用することもできます。

一方、情報システム部門は状況が全く異なり、日々変化する技術を常に勉強しておく必要があります。

そして、その情報というのは誰でもわかりやすいマニュアル化や書籍になっていないことが多いので、調査するだけではなく検証をしなければいけないこともあります。そのため、多くの労力がそこには求められています。

継続的にIT環境を保つために重要な自動化にしていくということも、新しい技術調査や検証が必要になり、それには多くの時間を要します。

私たちティースリーではそういった「ひとり情シス」が持つ課題を組織として解決することを目指しています!

もちろん人は足りていないことも問題ですが、人を入れればすぐに解決できるということでもありません!なぜならそこには多くのナレッジが必要となるからです。

こちらの記事を読んで「情シス業務の引き継ぎ」を検討してみては?
IT・情シス担当者の業務引継ぎノウハウ vol.1


最後までお読みいただきましてありがとうございました。
改めまして、今回ピックアップさせていただいたものは、『ひとり情シス』に関するアンケートでした。

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