人に救助依頼を行う際の俺的心得です。(自律)
人のいわゆる「匂わせ」に振り回されないための心得でもあります。(警戒)
自律は自分の言葉の言い換えにより行います。
警戒は他人の言葉や態度に対する解釈を気を付けるようにします。
どちらも一例を以下に記します。
■自律
・「シンドイ」じゃなくて「助けてくれ」「意見をくれ」と言う
・「金欠」じゃなくて「今日はおごってくれ」「金をくれ」と言う
・「よくわからん」じゃなくて「手伝ってくれ」「代わりにやってくれ」と言う
・「できない」じゃなくて「教えてくれ」「他の人に仕事を回してくれ」と言う
・「時間がない」じゃなくて「今度にしてくれ」「断らせてくれ」と言う
・「興味がない」じゃなくて「ほかの人とやってくれ(行ってくれ)」と言う
・「経験がない」じゃなくて「練習しとくから待ってくれ」と言う
・「好き」だけじゃなくて「これください」も言う
・各種愛情表現を行う場合、毎回でなくていいので最後に何らかの命令文をつけ足すようにする
■警戒
上記の「シンドイ」「金欠」「よくわからん」などなど
人の単なる意見表明、感情表明、現状の発表、また発言時の態度を見ただけで
こちらの次の行動を決定しないように気を付けます。
(あえて空気を読んでしまわないように要注意!
と言えば伝わりやすいかと思います。)
相手から命令文あるいは依頼文あるいは明示的な要求の言質が取れるまで、
「それはどういうこと?」など質問を繰り返します。
質問攻めになるとよくないと判断される場合は適当な相槌や共感文字列を出力しておきます。
「何か手伝えることある?」といった質問は危険です。
Yes/No形式では回答できないような、オープンクエスチョンを使うことを勧めます。
■警戒を怠るとどうなるか
上記の警戒を怠り、相手の感情表明に脊髄反射的に反応して
こちらが手助けや意見出しなどの対応を行うと
以下①~④の流れでこちらのメンタルを持っていかれます。
①相手が感情表明を行う
②こちらが手助けしたり、意見出しを行う
③相手が上記②の内容について少しでも気に入らない場合
あるいは相手が自分自身に対して少しでも気に入ってない場合
上記の②は拒絶され、こちらが悪者になる
④相手は上記③の拒絶によりストレスを発散し、こちらはメンタルを消耗する
たとえ明らかにそうじゃないパターンであっても
こちらがいわゆる「教え魔」のような扱いを受ける、といった感じです。
警戒するにあたって特に強く認識すべきは
上記③の拒絶は②の手助けを行おうとした直後においてのみ発生するわけでないことであり
②手助け等発生の直後~未来永劫のタイミングのうち、
相手の任意のタイミングで複数回にわたり③の拒絶がいつでも発動し得るところにあります。
カンタンに言うと「後からいつでも何度でも対面あるいは陰口で文句言われる可能性がある」
という感じです。
■自律を怠るとどうなるか
人に救助依頼を行う際の成否について、再現性が乏しくなります。
救助依頼を感情的に表現するだけだと成果は相手の空気読み能力に依存するため
運試し要素が比較的強くなります。
言語化し明示的に命令文などで表現した方が伝わり方の上下振れ幅が安定します。
上下振れ幅が安定し再現性が増すと、体系的訓練による再現性向上(頼み事が上手になる)を期待しやすいですし、人にその能力を教えることもできやすくなります。
警戒と自律の両方について、両輪として身に着けておくことをお勧めします。
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