2度の暴行事件の駐韓ベルギー大使夫人…夫婦で韓国を出国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.10 11:26
韓国国内で2度の暴行事件を起こして物議をかもした駐韓ベルギー大使夫人が大使と共に本国に向かった。韓国外交部によると、ピーター・レスクイエ駐韓ベルギー大使と大使夫人Aは9日午後、ベルギーに向けて出国した。外交部関係者は「航空便などは直接確認できなかったが出国したのは事実」と伝えた。
大使夫人は7日、ソウル龍山(ヨンサン)の公園で区庁所属の環境美化員の顔を殴って物議をかもした。これを受け、ベルギーのウィルメス外相は最近、韓国で夫人が暴行事件を起こした駐韓ベルギー大使について「遅滞なく本国に戻るべき」という考えを明らかにした。
ベルギー外務省は最近の事件に関連し「状況はまだ不明」としながらも、2件目の事件を受け「ウィルメス外相はレスクイエ駐韓大使が遅滞なくベルギーに帰還すべきだと述べた」と明らかにした。ウィルメス外相は「駐在国に対する大使の責任、韓国との良い関係を維持したいというのが私たちの希望」とし、このように述べた。
レスクイエ大使の夫人Aは4月に衣料品店の職員を殴ったのに続き、今月5日には環境美化員と言い争いになって暴力を加えた。ただ、お互い処罰を望まず今回は立件されず終結した。
駐韓ベルギー大使館は5月の声明で「外相は夏にレスクイエ大使の任期を終了するのが両国関係に最も有益だと判断した」と明らかにしていた。
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