韓国警察、ベルギー大使夫人の衣料品店スタッフ暴行事件「公訴権なし」で終結
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.24 10:03
ソウル・竜山(ヨンサン)警察署は、ピーター・レスクイエ駐韓ベルギー大使夫人の衣料品店スタッフ暴行事件を「公訴権なし」で終結した。
竜山警察署は23日、「終結理由はベルギー大使側の免責特権行使と被害者の処罰不願書提出」と説明した。
外交関係に関するウィーン条約によると、外交官とその家族は駐在国の刑事処罰手続きが免除され、反意思不罰罪である一般暴行は被害者が望まなければ処罰できない。
被害者は先月14日に大使側の「免責特権を放棄しない」という意思が警察に伝えられた後、「(大使夫人の)直接的な謝罪を受けた」として処罰不願書を提出したという。
これに先立ち4月9日、大使夫人はソウル・竜山区のある衣料品店でスタッフの後頭部を叩き、これを止めに入った別のスタッフのほおを殴った容疑で立件され警察の調査を受けた。
大使夫人は警察の調査に限って部分的に免責特権を放棄して調査を受けた。この事件の余波でレスクイエ大使はこの夏に離任する。
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