福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)の特別展「海竜~恐竜時代の海の猛者たち~」(同博物館、福井新聞社主催)が7月16日、開幕する。15日に内覧会があり、絶滅した海生爬虫類(はちゅうるい)を中心とした標本約80点を関係者に一足早くお披露目した。
特別展では約2億5千万年前(三畳紀前期)から6600万年前(白亜紀末期)にかけての標本を五つのゾーンに分けて紹介する。全長約13メートルのモササウルス類「ティロサウルス・プロリゲル」の複製全身骨格化石や、魚竜類「ショニサウルス・シカニエンシス」の約4メートルある頭部の復元模型など、迫力の展示がずらり。カメに似た甲羅を持つ板歯(ばんし)類「グリフォデルマ・カンギ」の実物化石といった日本初公開の貴重な標本も並ぶ。
会期は10月末まで。観覧料は一般1300円、高校・大学生800円、小中学生600円、70歳以上500円で、常設展も入場できる。小学生未満は無料。問い合わせは同博物館=電話0779(88)0001。