自炊男子が開発して大ヒット…「立つ」フライパンの誕生秘話
コンロまわりにも省スペースで収納できるsutto(左から16cm、18cm、20cmサイズ)
調理では活躍するものの、キッチンで意外と置き場所に困るフライパン。「丸型」が当たり前だと思っていたそんなフライパンに、常識を覆す「四角型」のものが登場。立てて収納でき、スッと出してしまえるその便利さが話題となり、注目を集めている。
キッチン用品や家電などを手掛けているメーカー「ドウシシャ」(本社:大阪市中央区)による、収納に特化した「スマートフライパン sutto」。2月1日に発売開始したところ、初回生産分は即完売。現在2カ月待ちになるほどのヒット商品となっている。
そんな同商品を企画したのは、20代の若手男性社員。2019年に大阪から東京に転勤となったが、1人暮らし用のマンションのキッチンが狭く、料理がしづらい上にフライパンの置き場所に困ったことがきっかけで、「立てられるフライパン」を提案したという。
2020年はじめに商品開発がスタートし、立てられる形を考えた末行き着いたのが四角い形。「四角」といっても卵焼き器のような浅さと取手の位置では安定しないため、少し深めにして安定性を確保。サイドには小数点以下のミリ単位で調整したというサポートを付け、フライパンそのものだけを立てて収納できるようにしたという。
大きさは16cm・18cm・20cmの3種類がスタンバイ。特に16cmは深さが8cmあるので片手鍋のような使い方もでき、麺類を茹でたり、レトルト食品を温めたりするのにぴったりの大きさだ。
自身も同製品のユーザーの1人であるという広報・大竹さんは、「私も家で使っていますが、16cmのものを使い始めると片手鍋の出番がなくなってしまいました(笑)。煽ることはできませんが、フライパンとしては十分機能を果たします。小さめサイズなので、これから新生活で1人暮らしを始める方や、料理を始めたいという方にぜひ入門用として使ってもらえたら」と話す。
「スマートフライパン sutto」の次回入荷は4月を予定。同社のオンラインストア「ドウシシャマルシェ」のほか、大手ホームセンターなど量販店にて購入可能。価格は2178円〜3278円(ガラス蓋付)。
取材・文/野村真帆
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